1989-12-12 第116回国会 参議院 運輸委員会 第5号
はしけの例を挙げられましたが、確かにはしけは指定港の間でははしけ輸送も港湾運送事業とはなりますけれども、これはむしろ例外的な輸送でございまして、基本的には港湾の中における作業ということで、他の相当距離を輸送する輸送機関とは性格が実態的に異なっております。
はしけの例を挙げられましたが、確かにはしけは指定港の間でははしけ輸送も港湾運送事業とはなりますけれども、これはむしろ例外的な輸送でございまして、基本的には港湾の中における作業ということで、他の相当距離を輸送する輸送機関とは性格が実態的に異なっております。
○武石政府委員 港湾運送事業における労働者の生活の安定とか雇用の確保、そのための事業者に対するいろいろな助成制度というものを私ども各種準備しておりまして、例えば特定不況業種・特定不況地域関係労働者の雇用の安定に関する特別措置法、それによるはしけ輸送業者の雇用安定対策の問題、あるいは雇用保険法に基づきまして行っておりますいかだ運送業の雇用の安定、あるいは事業転換対策というものを進めておるところでございます
第二に、今申し上げましたように、はしけ輸送の場面が昔に比べて圧倒的に少なくなってしまったということとあわせて、コンテナ荷役あるいは自動車の製品輸出などの場面が非常に大きくなってきておるわけでございまして、そういう場面では、コンピューターを駆使いたしまして、非常に生産性の高い港湾荷役を遂行することができるという実態が出てまいりました。
御承知のように昔の方式の荷役、特に輸出あるいは輸入にかかわる貨物輸送におきましては、はしけ輸送が間に挟まりまして、その両側に沿岸荷役と船内荷役が存在するという荷役形態がもう大部分であったわけでございます。そういう時代におきましては、明確に船内、はしけ、沿岸、こういうふうに分けませんと、うまく仕事が進まないということだったと思います。
だとするならば、コンテナ輸送をはしけ輸送に切りかえる、そういうことをするならば、排気ガスや公害問題、道路の遅滞等々も解消し得るのではないだろうか。 したがって、従来からある既存のものを、ただ単なる技術革新ということだけで一方的に廃棄処分にするということについてはやはり問題があるのではないか。
このことについての効果ということでございますが、最近におきましては、従来の意味での基盤といたしまして、はしけ運送を基盤といたしておる会社がかなりたくさんあるわけでございますが、現実には先ほど申し上げましたように、はしけ荷役、はしけ輸送、はしけ運送というものが非常に減ってきておる。
〔委員長退席、三塚委員長代理着席〕 次に、はしけ運送業でございますが、御案内のように、港湾整備の進捗やコンテナ輸送といった輸送革新の進展によりまして、はしけ輸送そのものが不要となりまして、いわゆる構造的な不況に陥っております。
緊急物資を満載した大型船が二、三メートルのうねりのため接岸できず、はしけ輸送により若干の食料品を荷揚げしたのみで引き返す事態に直面し、被災住民は断腸の思いに駆られたとのことであります。離島の災害復旧は、資材の陸揚げの成否がまさにかぎでありますが、今回も十日間にわたる接岸不能の状態が続き、復旧作業は大きく滞ったのであります。
おろしてそれをすぐトラックで運べばいいのですけれども、一ぺんはしけにおろして、岸壁まではしけ輸送して、また河岸に揚げて、それをまたトラックに積んで持っていくというようなことになりますと、たちまちその運賃に近いものがかかってしまう。このシステムは、システム自体が一度再検討を要するのではなかろうかと考えられるわけでございます。
それは、港が使えぬでも、沖にとまって、はしけ輸送というものができるわけです。はしけ輸送をしますと、百トンはしけを使いますと、汽車の一列車分あるわけです。十トン車の十両分、それを一隻のはしけが運ぶわけです。そういうことを考えますと、これは港が使えぬでも、沖がかりをしてはしけ輸送をすれば、緊急物資の輸送はできるわけであります。一隻のはしけで一車両分に相当する。
○前谷政府委員 現地の実態といたしましては、たとえばタイの場合におきましては、はしけ業者の監督、はしけ輸送その他具体的な実務が相当あるわけでございますが、食糧庁から一人行つて、それでもつてその業務をなし得るということは、これは不可能でございますので、根本的な点については、政府で価格その他をきめまして、そうして実務を代行せしめておるわけでございます。
なおはしけによる荷役につきましても、一般の港湾運送事業は、船内荷役とはしけ輸送と沿岸荷役、この三種類からなつておりまして、この三つを一貫してやつている事業者もあります。また船内荷役のみを事業としてやつているものもあります。はしけ輸送を単独でやつておるものもございますし、沿岸だけを単独でやつておる業者もおるのでございます。
○黒田政府委員 港湾運送事業法が成立いたしまして後に、木船運送法ができた関係等もございまして、港湾の中におきますいろいろな機帆船の運送が、木船運送法によつていろいろ制約なり監督を受けておつたのですが、その木船運送法との調整をとる必要がございまして、たとえば港湾運送事業法では従来ははしけ輸送だけを考えておつたのでございますが、港内におきまして陸から陸へ機帆船で運ぶような場合もございますし、それから本船