1984-06-22 第101回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
これは多くの方々が見ておられますように、一昔前あるいは二昔前の港湾の荷役の中では、本船を岸壁に直接着けて荷役するという場面が、特に外国貿易の面では余りございませんで、はしけ荷役が非常に大きな役割を果たしておった。すなわち、貨物を水深の浅い物揚げ場などではしけに積み込み、これを沖に停泊しておる本船のわきに着けて、そしてはしけから本船に貨物を積み込むという形態がとられました。
これは多くの方々が見ておられますように、一昔前あるいは二昔前の港湾の荷役の中では、本船を岸壁に直接着けて荷役するという場面が、特に外国貿易の面では余りございませんで、はしけ荷役が非常に大きな役割を果たしておった。すなわち、貨物を水深の浅い物揚げ場などではしけに積み込み、これを沖に停泊しておる本船のわきに着けて、そしてはしけから本船に貨物を積み込むという形態がとられました。
第三条の部分につきましては、船内荷役と沿岸荷役というものとの間に昔ははしけ荷役というものがさらに挟まって、そして全体的な港湾運送というものが行われておったわけでございますが、最近におきましては、船内荷役と沿岸荷役というものとが一貫して、あるいは順次相互に関連を持ちながら進められていくというふうなことになってきておりますので、その方向を将来に向かって一層進められるような体制をつくっておく必要があるのではないかという
○小野寺政府委員 十六条関係の改定の要旨でございますが、従来港湾運送事業法の中の第一種事業者につきましては、船内荷役、はしけ荷役あるいは沿岸荷役等のいずれか一つにつきまして、ある一定量以上を直営するということを前提として、それ以外の仕事につきましては、関連下請会社に下請させることができるという定めになっておりまして、下請をさせるにつきましての秩序をそこに求めておるわけでございます。
これの基本的な考え方といたしましては、従来、御承知のように、特に主要な港湾におきまして、外国貿易の貨物を港湾において荷役するという場合には、陸岸における沿岸荷役と、船舶からの貨物の積みおろしにかかわる船内荷役が存在し、その間にはしけ荷役が存在するというのが大部分の状況であったわけでございます。
これが現状でございますが、大変残念ながら季節的には気象の関係上接岸が直接できないで、はしけ荷役を行うような場面もあるように聞いております。
○渡邊(健)政府委員 いわゆるはしけ荷役の労働者と見られるような場合にはもちろん労働者でございますし、あるいははしけの船主であって同時に一人か二人使っているといったような場合でございますと、いわゆる中小企業主ということで、特別加入の対象になり得るわけでございます。
そのことによって、従来港湾荷役の中心的な役割りを果たしておりましたはしけ運送といいますか、はしけ荷役というものが減少といいますか、要らなくなってきた。そういうものが、何といいますか、いわゆる港湾利用者、荷主とか船主、そういう人たちの側に立った、一方的な側に立った形でどんどん輸送革新が行なわれる、あるいは港湾の整備が行なわれる。
はしけについて——もちろんそういうはしけ荷役というか、そういうものではなく、最近は、さっきも話が出たように、コンテナ船はコンテナ岸壁に着いて直接やってしまう。カーフェリーはもちろんのことというようなことであります。あるいはラッシュ船、そういうものがどんどん出てきますと、これは思ったよりははしけ荷役というものがたいへん減ってくるのじゃないか。
したがいまして、こういったものがなくならない限りやはりはしけ荷役というものはある期間相当続くのじゃないかと思うわけでございます。しかしながらこの近代的な港湾の荷役は、御承知のように、接岸をいたしましてほとんど荷役機械その他で積みおろしする、こういうようなことが理想的であるわけでございます。また現在の労働力不足といった観点からいたしましても、なるべく係岸率を多くする。
そういう人たちだけが整備統合して——まあカストムブローカーというのはどうせ力が弱くて小さいのだから、この弱い連中は結局沖荷役といいますか、はしけ荷役やそういう人夫稼業を握っていないために、港から追い出されてくるという現実が起ころうとしているわけです。このことについてあまりにも無神経過ぎるのじゃないか。
○宮崎(茂)政府委員 御承知のように乙仲というのは、私もこまかいことははっきり存じませんが、カストムブローカー、税関の検査を受けるために手続をやるということからスタートいたしまして、港湾の沿岸荷役とかはしけ荷役のほうへ進出しておる業界でございますから、零細業界が非常に多いわけでございます。これが非常に基準から下回っているのが多いというお話でございます。
従来から経岸荷役、はしけ荷役を通じて免許の対象になっておるもの、それがいま等閑に付せられておるということでございまして、私どもとしては非常に心配いたしましたが、特別委員会の集約の方針の答申の中にもこれらに関して何ら示されていないし、また当局もこれに対して何らの方針も明確に示しておりません。業者はその事業の将来のあり方について非常に心配いたしておる次第でございます。
○政府委員(堀武夫君) 船舶整備公団は、当初は旅客船の整備をはかるためにできた公団でございまして、その後、戦標船の代替建造とかあるいは港湾の荷役関係のはしけ、荷役機械、そういうものの整備をやるということまで業務が拡張されております。この公団の監督は運輸大臣が行なうことになっております。
○政府委員(佐藤肇君) 先ほど自家荷役について答弁忘れましたが、自家荷役の実例としては、日本鋼管が扇島で鉱石のはしけ荷役を専業者にやらしておりましたのを、自家荷役としてプッシャー方式でもってやり出したということがございます。
それぞれの荷役ですね、はしけ荷役にしても、沿岸荷役にしても、それから船内荷役にしても——沿岸荷役の場合はかなりこれは事業の規模も大きいですから相当緩和されてきていますよ、設備なりその他については整備されてきていますが、それ以外のものはまだまだこの荷役の近代化というものが必要だと思うのだが、さてしからばそれをどうするかという問題は、当然それは金も伴うことになるのですがね、これを港湾局としてこれからどういうふうに
船内荷役、はしけ荷役、沿岸荷役、まあいかだ運送もあるけれども、いろいろこのいま申し上げた運送は運送法によって種別が区分されていますね。ところが、実際問題として、そのような政令なり諸法規に事業区分を示しておるように事業が行なわれておるかというと、必ずしもそうでない。つまり下請の関係についても、全面的には港湾運送事業は禁止しているわけでしょう。これは実際下請でやっておる。
そうすると、今度はあなたは、はしけ荷役だけではなくて、船内荷役も実質的にはやると、こういうことなんですね。問題は、これは非常に最近、中小企業にそういう何といいますか、会社乗っ取り的な株の取得がえてして、全国的に多く発生しましたね。そういうことが原因して、非常に中小企業の倒産が目立ってきた。これは全部が全部そうではございませんけれども、かなりなパーセンテージを占めることになってきている。
それから、これは私はしろうとですから、ちょっと妙なことを聞きますけれども、一口に港湾荷役といっても、船内荷役と、はしけ荷役と、それから沿岸操業の荷役があると思います。この関係、これは船内の関係は何種になるのですかね、それからはしけの関係が何種に、それから沿岸操業のほうの関係は何種になるのですか、これをちょっと聞かしてやっていただきたい。
また、現在、沿岸荷役料並びにはしけ荷役料の値上げの申請が出ております。しかしながら、一方におきまして、政府の方針といたしまして、公共料金並びに政府の関与し得る料金の抑制という措置がございますので、こういう面とにらみ合わせまして、しかも、国際収支の点も勘案いたしまして、できるだけ妥当な線で決定いたしたいというふうに考えております。
それからはしけ荷役のいままで実績がございますから、それを割り出しまして、五カ年計画を一応立てまして、三十九年度というものを考えておりますが、民間の自己資金によります建造量というのは、やはり従来どおりやらしていく。
また、その他、倉庫、上屋、はしけ、荷役機械業の整備を急速にはかる必要がありますので、これらに対して財政資金のあっせんをただいまいたしておるわけでございます。しかしながら、何といっても、仰せのとおり、港湾機能の発揮には十分な労務対策が必要なわけでございます。
○中道政府委員 今の点はあるいはちょっと説明が不十分であったかもしれませんが、先ほど私申しましたように、本船の着きまする岸壁を整備することによって、極力不経済となるようなはしけ荷役は除去していきたいというのが念願でございます。
○久保委員 これもどうもはっきりしてないようなので、一ぺんそのサンプルとしてどこか二つか三つの港のはしけ荷役と岸壁荷役の経費の相違を提出してほしいと思います。 そこで、今の中道港湾局長の御説によれば、大体業者が便宜だからはしけ荷役をしておるものも多い、こういうふうにとられるわけです。
○久保委員 その次に、はしけ荷役が比較的多いわけですね。はしけ荷役の方が接岸荷役よりは金が安いということで多いのか、それとも荷役施設が円滑に運営されていないので、そのためにやむを得ずはしけ荷役というものも多くなっている、どっちなんでしょうか。
またこれの輸送、精米、包装資材の取り扱い、トラック、はしけ、荷役人夫というような専業者等、広く生活の基礎としておりました。しかし、この米もだんだん減産となって参りました。その減り方は戦前に比べて二〇%ぐらいだと見る向きが多く、すなわち八、九十万トンから百万トン見当、現在のFOB価格は一トンについて百ドルないし百十ドル見当でありますから、大体この分だけで一億ドル見当となります。