1973-06-12 第71回国会 衆議院 社会労働委員会 第26号
今日、その端的なあらわれが、すでに御承知かと思いますが、はしけ曳船の買い上げに伴います乗り組み員の雇用問題でございます。くだけたことばで申し上げますと、いわゆるこのはしけ曳船の買い上げに伴いまして首切り問題が起ころうとしておるわけでございます。
今日、その端的なあらわれが、すでに御承知かと思いますが、はしけ曳船の買い上げに伴います乗り組み員の雇用問題でございます。くだけたことばで申し上げますと、いわゆるこのはしけ曳船の買い上げに伴いまして首切り問題が起ころうとしておるわけでございます。
木船はいわゆる機帆船、はしけ、曳船等を合せて総計約二万八千隻約百十万総トンを擁し、機帆船についてみても、その輸送量は内航汽船の二倍以上であつて、国内輸送上極めて重要な地位を占めているのでありますが、木船海運業は概して零細企業でありまして、その大部分がいわゆる一杯船主で、みずから家族と共に乗組んでおり、木船は、木船船主にとつてその全財産といつても過言ではなく、又唯一の生活手段でもあるのであります。