2005-05-11 第162回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第4号
また、私ども敦賀市でございますけれども、人口七万少し切れます地方都市でございます。
また、私ども敦賀市でございますけれども、人口七万少し切れます地方都市でございます。
○河瀬参考人 今、私ども敦賀市に原子力防災計画というのがあるんですけれども、それに今回国民保護法制の関連を組み入れまして、十八年度に新しくまた改定をしていく段取りをしております。
私ども敦賀市には、原子力発電所が、昭和四十五年三月に運転を開始いたしました日本で最初の商業用軽水炉型原子力発電所があります。これは日本原電の一号機でございます。また、同じく日本原電の二号機、またさらには核燃料サイクル開発機構の「ふげん」、これは間もなく廃炉になるということで今廃炉研究にも入っておりますけれども、この「ふげん」。
この「もんじゅ」についても、我が国の少ない資源を確保するために国が責任を持って研究をしようという施設でありますから、そういう点も理解して、昔、私ども敦賀市というのは誘致をしました。それで今回こういう事故が起こった、それ見ろ、やめろという立場に私はございません。
私ども敦賀市といたしますと、三十年のつき合いがございますし、エネルギーを確保しよう、そしていろいろなことを研究しようということで「ふげん」もつくられました。また「もんじゅ」もつくられたということで、それなりの成果もあったというふうに評価もいたしております。しかし、「もんじゅ」事故、あの事故というのは私ども非常にこたえました。
たとえば私ども敦賀へ参りまして、発電所の会社側の資料を実はいただいて見ました。その中にこういうあれがあるのですね。この会社の「排水中放射性物質の放出濃度は一〇の一五乗分の八・二キュリー/ミリリットルであり、これは許容値の一〇分の一以下である」と、ちょうど局長がおっしゃったような説明があるわけですね。
私ども敦賀に参りまして、そこで説明を聞いたわけですけれども、たとえば例の廃棄物の処理、こういう問題についても実は問題が残されているのです。これはひとつ政府なり議会のほうなりで何とか対処していただきたいと、現地の会社の責任者の方は申しておりました。聞きますと、あそこにはドラムかんに詰めたやつを四千本ばかり入れる廃棄物の格納庫がつくってある。