2007-05-31 第166回国会 参議院 文教科学委員会 第16号
例えば、私ども教員養成大学で教員養成をやっておりますと、教科指導のところというのは学部段階である程度面倒は見られます。ところが、学級経営ですとかそういうことになりますと、どうしてもやはり短期の実習と学部教育だけでは十分な力を養うことはできません。ですから、そこの部分というのは、例えば一定の経験の後に修士レベルの実践的な教育機関で行うというのは一つの合理性がある考え方のように思います。
例えば、私ども教員養成大学で教員養成をやっておりますと、教科指導のところというのは学部段階である程度面倒は見られます。ところが、学級経営ですとかそういうことになりますと、どうしてもやはり短期の実習と学部教育だけでは十分な力を養うことはできません。ですから、そこの部分というのは、例えば一定の経験の後に修士レベルの実践的な教育機関で行うというのは一つの合理性がある考え方のように思います。
といいますのは、私ども教員養成に携わっている人間にとって、実際の教師の営みということを考慮に入れた上で教員養成教育を行っていくということは非常に重要なことでございますので、更新講習というものをもし積極的に生かすとするならば、我々にとっても教育内容を考え直すいい機会になろうかと思います。
私ども、教員養成系の修士課程につきましては例年二、三大学ずつふやしてきておりますので、今後とも各大学の構想の固まりぐあい、教員の充足状況等を見ながら進めてまいりたい、こういうふうに考えております。
○國分政府委員 私ども、教員養成系の大学につきましては、できますれば全大学に修士課程を設けたいというふうに考えておりますが、これは個々の大学の構想、準備段階によることでございますので、文部省で一方的にといいますか、計画を立てるというのはなかなか難しゅうございますが、各大学とも熱心にこの問題には取り組んでおりますので、いずれそういうことができるのではないだろうかというふうに考えております。
○宮地政府委員 御指摘の点については、私ども、教員養成の問題自体がただいま検討課題になっておりますので、そういう意味で積極的な姿勢で対応を検討させていただきたいと思います。私どもとしては少なくとも年内には結論を出すようにい たしたいと思います。
ただ中心的な幼稚園教員を養成するという意味で、私ども、教員養成大学の幼稚園課程の拡大を急ぎたい、こういうふうに考えておる次第でございます。
しかし私ども、教員養成大学につきましても、その教官当たりの積算校費でありますとか、教官研究費あるいは学生あたりの積算校費等につきましては、他の大学の場合とほとんど同じ積算をいたしておりますし、学生あたりの積算校費につきましては、一般の文科系の大学よりも——理科系と人文系の合わせたものの半分、ちょうど中間値をとりまして、教員養成大学の特質に対応するような整備をはかっておるのでございます。
私ども教員養成大学におります者の立場から申し上げますと、たとえば一番典型的な例は、昭和三十九年春に制定された、いわゆる講座学科目省令といっておりますが、正確には国立大学の学科及び課程並びに講座及び学科目に関する省令というものが制定されますときに、これは省令制定ということで、大学の自主性がいたく傷つけられたということがございます。