2008-05-12 第169回国会 参議院 決算委員会 第6号
こういうふうな中で、私ども政府系金融機関の中小企業向けへの貸出しを見てみますと、委員御指摘のとおり、直近の貸付けフローで見てみますと、例えば小規模な企業を相手にしております国民公庫では、平成十九年の前半ごろから増加傾向に転じてきております。特に、年明けまして今年一—三月では対前年同月比で約一五%増加していると、そういう状況にございます。
こういうふうな中で、私ども政府系金融機関の中小企業向けへの貸出しを見てみますと、委員御指摘のとおり、直近の貸付けフローで見てみますと、例えば小規模な企業を相手にしております国民公庫では、平成十九年の前半ごろから増加傾向に転じてきております。特に、年明けまして今年一—三月では対前年同月比で約一五%増加していると、そういう状況にございます。
私ども、政府系金融機関でも、担保や保証に過度に依存しない融資、制度の創設に努めてまいりましたけれども、この会計参与制度が新設されまして、また、中小企業の会計について統一的な指針が作成されてまいりました場合には、ぜひともそのようなものを積極的に活用いたしまして、担保や保証に過度に依存しない融資、これを進めてまいりたいと考えております。
できるだけリスケジュールとか様々なことを講じまして、中小企業が再生するということがまず大事でございますので、私ども、政府系金融機関につきまして的確に指導してまいりたいと考えているところでございます。
それだけに、私ども政府系金融機関といたしましたら、五ページでございますけれども、地域金融機関との連携ということを主眼としてやっていきたい、こういう方向でございます。
いずれにいたしましても、認定を受けた中小企業について、私ども、政府系金融機関、保証協会等が審査を行うに当たっては、そういう認定が出ている企業ですから、その中小企業者の潜在力や発展性を十分踏まえた総合的な審査を行って、しゃくし定規に返済能力だけに着目してやる、こういうことじゃなくて、そういう総合力を評価するということは私は必要なことだと思っておりまして、それをしないと仏をつくって魂入れずということになりますので
私ども、政府系金融機関によりますDIPファイナンスというものを始めました一つの契機は、そういった民間の金融機関が非常にちゅうちょしているといいますか、消極的な姿勢に対して、少しでも呼び水的な格好での機能を期待いたしまして、政府系金融機関が、リスクがあるにもかかわらず、それを呼び水として民間金融機関のDIPファイナンスを誘引するというような機能を期待をいたしましてやってきているわけでございます。
ただ、民業補完といえども政府系金融機関のかなりのウエートがございます。特定の分野については非常に高い分野もございます。そういう意味でいいますと、私も時宜にかなった検討ではないかと思うんですが、今これについては、金融庁といいますか、政府としてはどういうふうな議論をしておられるのか、村井副大臣、あるいは必要であれば柳澤大臣から伺いたいと思っています。
今御指摘の、民間金融機関から私ども政府系金融機関、中小関係機関へのいろいろな新規融資についての引き継ぎ等々については、御所管の金融監督庁を含めて、ぜひともそういった形で御指導をいただければ大変ありがたいと思います。
中小企業等へのいわゆる貸し渋りの懸念に関しましては、私ども政府系金融機関それから各都道府県に依頼いたしまして実態調査を実施したところでございます。その結果によりますと、民間金融機関の貸し出し姿勢につきまして、既に貸し渋りの動きを指摘する企業が約二割、それから今後につきましては約五割から六割の企業が貸し渋りを懸念しているわけでございます。