すなわち、本来ならば、ずっともう三十年、四十年前から、私ども学問的な立場からも言わせていただくならば、地方分権、あるいはそこから名前がどんどん変わってきて、地方主権、これからの時代は地方主権だという形も言われ始めてきたこの昨今の状況の中で、いわば財政的な観点に基づいて、あるいは最終的な政治的な判断というものがその中で下されたのかもしれませんけれども、いわば本質的な理念がこの三位一体の改革の中に果たしてあったのかどうかということは
園田康博
そういう面で、外部の評価者にお願いする場合にも、公正な評価ができるような工夫というのを取り入れるように努力しているところでございまして、本制度におきましても、研究面、アカデミックな面での公正な評価ができるように、また、私ども、学問的評価だけではなくて、やはりそれが産業の競争力強化につながらないといけないという、政策サイドの方の要請ももちろんございます。
日下一正
恐らく環境問題というのは、外から人類を襲うものではなくて、人間の行為そのものが関係しているということで、やはりあらゆるものに関係するという、その広さにおいて環境問題が非常に重要だということと、もう一つは、やはり環境問題というのは一度変わるとそれを戻すのにははるかに長い時間がかかるという、そういう時間的な重さということからいっても大切だということなのですが、私ども学問をやっている立場でいいますと、物の
吉川弘之
それでございますから、私ども学問的に、例えばハンセン病ではこの薬が絶対だ、あるいは膠原病にはこの薬が絶対だといっても認可がとれていないものが多いわけです。
水島裕
○進藤公述人 私ども学問の世界では、今日の国際情勢の基軸を流れているのは相互依存あるいは相互浸透の深化である、深まりであるというふうにとらえております。この相互浸透の深まり、資本と市場と商品と労働力、これがお互いに国境の壁を越えて浸透し合っている状況が二十世紀末の国際情勢の基底をなしているのだ。
進藤榮一
そこで、ただ、この論説、論孜は、いま申しました「神社新報」に寄稿したわけでありますが、調査官の原稿においては肩書き等は一切ついていなかったそうでありますが、「神社新報」の方でこの人はどういう人だということを紹介する意味で文部省教科書調査官という肩書きをつけてあった、こういうことでございますので、もちろん教科書調査官としての立場における言動は十分慎重でなければならないわけでありますが、調査官といえども学問研究者
諸沢正道
○広原参考人 私ども学問をしております立場としまして、いわゆる科学のための科学であってはならない、やはりそれが科学の平和的な利用と地域住民の福祉の向上発展に寄与するような、そういう形での学問をしなければならないというのが日本学術会議の思想であり、私の思想でもあるわけです。
広原盛明
そこでああいう症例が報告されて、まず私ども学問的立場から系統立って考えてみたわけでありますが、有明町及び宇土で発見されました水俣病と同様の症状を持つ患者の人が、まず第一番目に私ども分類しなければいけないのは、これがメチル水銀中毒によるものであるか、または全然他の疾患で同様の症状を出すものであるか、こういうことを二つに分けなければいけないと思います。
山口誠哉
それから、普通私ども学問的に毒性をいいます場合に、LD50という数字を用いております。ラットなりあるいはマウス、そういった動物実験におきまして特定の毒になるものあるいは特定の物質を与えまして、それが半分、たとえば十匹おりましたら五匹が死んでしまう、そのぎりぎりの量でございます。五〇%死に至る量ということであります。これで申しますと、DDTなどに比べますとPCBははるかに毒性は弱うございます。
浦田純一
臨床の権威であられる高瀬先生でありますから、私ども学問的なことはわかりませんが、そこで、お尋ねいたしたいことは、結局尿たん白が、九回はかってみたがマイナスである。そのうち検査方法は七回がズルフォサリチル酸法であったということであります。そこで、この中村登子さんを解剖されました国鉄新鶴見鉄道診療所の久保田所長の言によりますと、十二指腸かいようはなかったというのですね。
山口鶴男
○小林(行)政府委員 学校教育法だけでなしに、それ以外の個所、それ以外の法律でも、学術ということばを使っておりますが、これは非常に解釈のしようによっていろいろ考えられると思いますけれども、普通私ども学問技術というふうに両者を含んだ意味で学術ということばを使っております。
小林行雄
この点は実は私ども学問的な見地からもずいぶん検討いたしたのでございますが、はなはだ僭越でございますけれども、御参考にちょっと申し上げて御理解を得たいと思うのです。外国の立法例も私ずいぶん見たのでございますが、ドイツ刑法の二百三十九条のaという条文でございますが、「人身引渡の代価に身代金を要求するために」と書いてあります。
竹内壽平
どなたも、もちろん私ども学問的にわからないものでも、それを要らぬと考えたわけでは毛頭ございません。それにつきましては、主として私どもの内部におりますそういう専門的な技官の意見が中心でございますが、専門審議会の委員等をしておられる二、三の考古関係の先生にも御相談いたしました。
宮地茂
しかし、私ども、学問的にはそうでなくても、やはり議長警察権というのは警察作用の一つである、もちろん一般の警察権とは違うということにつきましては明白でございますが、やはり警察の作用であるという説のほうが多数でございます。
山野雄吉
問題はそういうことに対して人為的のいろいろなことが、どのくらい影響するかということだろうと思いますが、これは資料を十分整えないと、私ども学問の立場からははっきり申し上げることはできないと思います。
坪井忠二
先般監理官が参りまして、たとえ政府の役人といえども、学問的にも法文的にも慎重な検討を加えて意見を述べる自由があるはずだという御説明がありましたが、私はそれはあると思いますけれども、しかしわれわれも学問的に法理的にいろいろ研究した結論をもって懇談会を終えておるわけであります。
平林剛
というのは、最近どんどん許容限度というものが引き下げられていっているという実勢にかんがみて、下げるべきではないかと思うのですが、これは私ども学問的な基礎から申し上げるのじゃない。ただこれまでの傾向から考えてみて、というのは、もし下げないでおいて、許容量を突破してしまったということになったときには、事、重大で、場合によれば生死にかかわるような問題になるわけです。
岡良一
○公述人(杉村章三郎君) 警察制度につきまして、従来の大陸流から英米に転換したということ、これはもう実は警察制度ばかりでなく、行政裁判の制度にしましてもいろんな面に、裁判所制度にしましてもいろんな面に現れておるのでありまして、それを如何に調和するかということは私ども学問的にも非常に苦しんでおるところでありまして、警察制度につきましてもたまたまそういう問題があろうかと思うのであります。
杉村章三郎
私ども学問に従事しておる者から見ますと、何だかうるさい法律ができたように思いますけれども、これはやむを得んことでございます。
牧野英一
私ども学問の分野にそういつた国境というものはあり得ないと思います。従いまして何もアメリカが広島に原爆を落したから、けしからぬということをとがめておるのではないのであります。そういうことを抜きにいたしましても、医学上の見地から研究したもの、特に広島で研究したものというものは、日本の学界でも堂々と発表させ、堂々と進んだ研究がなされるように、自由な天地を学問の分野で広げなければならぬと思います。
福田昌子