1997-06-05 第140回国会 参議院 逓信委員会 第12号
御指摘のように、既に三社による競争市場となっておりますこの市場に巨大なNTTが参入することによりまして、公正競争を阻害するのではないかという点につきましては、NTTといえども国際通信市場におきましては新規事業者として参入をするものであります。また、既存の国際通信事業者との間の公正競争に配慮いたしまして、先ほど申し上げましたように、再編成前は国際子会社の形態による参入という形をとっております。
御指摘のように、既に三社による競争市場となっておりますこの市場に巨大なNTTが参入することによりまして、公正競争を阻害するのではないかという点につきましては、NTTといえども国際通信市場におきましては新規事業者として参入をするものであります。また、既存の国際通信事業者との間の公正競争に配慮いたしまして、先ほど申し上げましたように、再編成前は国際子会社の形態による参入という形をとっております。
NTTとの共同研究についてでございますが、私ども国際通信の施設を導入しますときには、しばしばNTTで開発されました交換設備あるいは伝送設備などを、NTTの研究成果でございますが、これを利用させていただいております。海底ケーブルに関しましてもNTTとの間に海底ケーブルに関する技術協定というのを締結させていただいておりまして、技術提供あるいは共同研究あるいは委託研究等ができる体制に現在なっております。
まず需要構造の変革ということでございまするが、私ども国際通信を始めました初期におきまする電報、テレックス、電話等の需要と、そうしてこの現在の状況がどのような利用率になっておるか、それから、将来五十八年、これから五カ年の後にはそれがどういうぐあいになっていくであろうか、こういうことを私どもいままでの資料により、またこれからのことは私どもの推測値でございまするが、一言申し上げてみたいと思います。
しかし、私ども、国際通信を預かっておりますところは時差がございまして、こちらが昼ならば向こうが夜、向こうが昼ならばこちらが夜ということで、どうしても四六時中働かなくちゃならないサービスになっております。ここを克服するために、夜間労働につきましては、これまでも十分な配慮をいたしまして、ただいま先生が時間は短いとおっしゃいましたけれども、そのほか休息時間を十分考えたり、各種考えてまいりました。
そういたしますと、沖繩から本土に至ります国際通信需要というものは相当大きくなりますので、私ども国際通信を担当しておる立場から申しますと、当面はマイクロ回線、しかし将来はやはり海底ケーブルが敷設されることが必要でもあり、また望ましいことである、こういうふうに考えております。また、外国通信事業体もケーブルが使われるようになることを非常に希望しておるというのが実情でございます。
この点につきましては国際電気通信條約、この條約におきまして二級通信士といえども国際通信に従事し得るということが規定せられてあります。これは国際電気通信條約の附属無線通信規則第二十五條の五百五十九を参照願いたいと思います。なお二級通信士は国際電気通信條約に基き国際通信に必要な国家試験に合格をしています。