1994-06-21 第129回国会 参議院 厚生委員会 第7号
原爆被害の実態につきましては、昭和四十年、五十年及び六十年に私ども原爆被爆者の実態調査を実施したわけでございますが、その結果についてはその都度公表してきていることは御案内のとおりでございます。
原爆被害の実態につきましては、昭和四十年、五十年及び六十年に私ども原爆被爆者の実態調査を実施したわけでございますが、その結果についてはその都度公表してきていることは御案内のとおりでございます。
○丹羽国務大臣 先ほどから御答弁申し上げておるわけでございますが、私ども原爆の残酷性というようなものを決して是認をしておるわけではございません。あくまでも私どもは一般論としていわゆる戦争におけるさまざまの犠牲、このことに着目して申し上げておるわけでございます。
○政府委員(松井隆君) したがいまして、私ども原爆の生産、そういうことを研究したわけでございませんから、そういう意味では多少不正確さはあるかもしれませんけれども、一般的に言われているところから見ると、ウランの239が一番核分裂はいいという話から判断いたしますと、そういう意味では不純物が非常に多くてすぐそのものがそのとおりなるかどうかということについては、先ほど申しましたように、そういう研究をしたわけでございませんからはっきりしたことは
○穐山篤君 私ども原爆の洗礼を受けた国民とすれば、戦争をしてもらっては困るし、戦争してもよくないし、それから特に核の問題については我々は非常に敏感な感情を持っているわけです。それから、地理的な条件から考えてみて、日本の状態というのは、仮に不測の事態があったときに日本は全く無関係ではない地理的な条件にあるわけです。
○政府委員(大池眞澄君) 私ども、原爆病院が大切な病院であるということは十分承知しておるわけでございます。いろいろと経営改善の努力というものにつきましては原爆病院自身も努力しておるわけでございますが、やはりその主たる患者さんが慢性疾患で、比較的高齢者の方も多い。
○渡部国務大臣 官僚的答弁になるとおしかりを受けるかもしれませんけれども、原爆被爆者対策基本問題懇談会の御意見、これを指針として私ども原爆対策をやっているわけですが、これに、被爆地域の指定は科学的、合理的な根拠のある場合に限定して行うべきであるということが明示されておるわけであります。
○大谷政府委員 この点につきましては、私ども原爆医療審議会の専門家の方々の御意見を伺って実はこういうふうにしてきているわけでございますけれども、これにつきましてもこれはなかなかむずかしい問題だと思うのです。ですから、これについては一応私どもも原爆医療審議会の先生方の御意見を一遍伺ってみたい、かように思うわけであります。
こういった障害をつけ加えます場合に、私ども原爆医療審議会等の専門家の御意見を伺いながら個々に、いわゆる原爆放射線の影響があると思われる関連疾病、こういうことで入れておりますので、ここまで広がってきたから、要するに、あと残り全部にしてしまえ、こうなりますと、原爆放射線の影響があると思われる疾患というのが、すべての病気にまでいってしまうわけでございまして、そこら辺、やはり単なる普通の胃病とか下痢したとかというようなところまで
そういうことからいたしますと、原爆読本などの自主教材を使って平和教育を実施しているというような現状が適当でないという意見もあるわけですが、私は、何人といえども原爆を肯定する者はいないと思うのです。ところが、どうも原爆を平和教育の原点に据えると特定の国を敵視することになっていくとか、平和というものは平和の希求というものが基本でなければならぬとかといういろいろな意見もある。
ただ、そういう関係がございますが、私ども原爆の運用にあたりましては、距離ということに着目をした運用審査をやっております。しかし、距離が近いから一律に手当を支給するとかどうかということについては、いま申し上げた観点からいかがかと思っておるような次第でございます。
いま小笠原先生からお話がございましたように、私ども原爆医学標本センター、これは広島大学。それからもう一つ原爆医学資料センター、これは長崎大学でございます。いずれもまだ十分だとは思っておりません。
しかしながら、この問題につきましては、私ども、原爆医療審議会の御答申に基づきまして、その御答申により厚生大臣が認定するという手続をとっておりますので、医療審議会の御意見がそういう御意見であるということを申し伝えざるを得ないと思います。
そういう意味からも、私ども、原爆被爆者の実態というものを正しく世の中に認識させ、本人も、あるいは社会もそれにあたたかい目をもって見ていって、本人の福祉に支障のないようにしたいという念願でございますので、今度の実態調査におきましてもそのような趣旨が達成されますように、被爆者の健康上の問題並びに生活上の問題、あるいはそれを取り巻く社会的な問題というようなものをできるだけ把握して、現実的な啓蒙に役立つような
○若松政府委員 原爆症という病気、通常私ども原爆症と呼んでおりますけれども、先ほども話がありましたような直接被爆によります急性症状は、確かに原爆の被爆放射能の直接の影響としての症状がございますけれども、その後におきます疾患というものは、つまり半年なり一年なり過ぎてから起こってくる疾患、それから将来起こるかもしれない疾患というものは、特別に原爆というものがはっきり因果関係を示しておらない状況でありまして
「広島では、十六年後の今日といえども、原爆症で死んでいく人が絶えません。それだけに、このたび、ソ連の先発によって、核実験競争が再開されましたことは、日本国民にとって非常なショックでありました。」というふうに触れられまして、「唯一の、そして最後の被爆国民であらしめよ」という日本国民の全人類に対するところの切なる訴えをせられたのであります。