去る七月、衆議院商工委員会に参考人としてお招きを受けました際も申し上げたところでございますが、もともと私どもチェーンストア業界は、流通業としての本来のあり方は、公正にして自由な競争、これを柱として確立されなければならない。
御承知のごとく、私どもチェーンストア業界は、大衆の日々使用されます生活必需品を中心として品ぞろえをいたしまして、いかに良質の品物を安く供給できるかということをその存在の理由としまして、百貨店、小売店との間におきます大きな消費の空間を充足させるべく、また一方、流通の近代化に励んでまいったわけでございますが、最近この物価上昇の局面に直面いたしまして、その使命と任務の重さにいまさらながら思いを新たにいたしておるような