1973-10-12 第71回国会 衆議院 農林水産委員会いも、でん粉等価格対策に関する小委員会 第2号
現在までの経過を申し上げますと、四十三年に、このでん粉イモの生産が非常にたくさんできまして、これをでん粉に直しましたが、この需要がつきません。
現在までの経過を申し上げますと、四十三年に、このでん粉イモの生産が非常にたくさんできまして、これをでん粉に直しましたが、この需要がつきません。
したがって、私どもとしては財政負担を積極的に避けることだけでこの問題を結論を出そうといっているのではございませんけれども、でき得れば私どもとしてはやはり合理的な形で、農民のつくったでん粉、イモからでき上がった国内産のでん粉が優先消費されるという原則のもとでは、コストはなるべく安いほうがいい。これは国民の税金でございますから、私どもとしてもでき得ればそうしたほうがいい。
だから、でん粉、イモ類に対しては、政府として、価格政策の面からは、農安法成立以来十七年間全く据え置きを原則にしてやってきたと言っても差しつかえないわけですね。 そこで、ことしの価格決定の方針はどういうことになっていますか。
それからもう一つ、四十八年の三月末で、御承知のでん粉の弾力関税制度というものがなくなることになるわけですね、これはまた非常にでん粉——イモ生産者にとっては非常に大きな悩みになっているし、関門になっているわけですね。ですからこれは来年の四月——四十七年の三月か四月、イモを植える時期までにはおきめいただきませんと困るわけですね。そういう作業が進んでいるのかどうか。
しかもその場合にこの問題が非常に複雑になっておりますのは、トウモロコシからできるでん粉、イモからできるでん粉、そのほかにでん粉そのもの、たとえばタピオカ、そういうようなものがございます。さらにはその他の面でまたでん粉質がよく余るというようなたいへんな問題がございます。価格の仕組みだけでほんとうに万全を期し得るだろうか。やはり何らかの量的規制を伴わなければならないのじゃないかという心配がございます。
それから外国産のでん粉の輸入の問題につきましては、やはり国内のイモ作農家に深刻な影響が及ばないようにということで従来もやっておりますし、ただいま御指摘のコーンスターチの問題も、先ほどの御質問の冒頭に申し上げましたように、本年産のでん粉、イモの価格を決定いたします際に、一番大きな問題としてコーンスターチの問題があるのであろうということを特に私お答えいたしましたのも、国内のイモ作農家なり甘味資源に悪影響
そこでそういう地帯でなかなかイモ作の転換ということはむずかしいわけでございますし、イモのマーケットあるいはイモからできますでん粉のマーケットが拡大するならば、そこにおける畑作経営というのは健全になるわけでございますから、でん粉イモ作あるいはでん粉工業の振興ということは、農林省の一つの大きな眼目であろうと思います。
それはほとんどでん粉イモをつくっていない、食用イモばかりつくっておるところの統計まで入れて平均してみたり、ほとんどつくっていないようなところのものまで考慮して、統計が集まらぬから集まらぬから、こう言っておる。バレイショでん粉なら北海道しかやっていないじゃないか。
○大口説明員 基準価格におきまして、歩どまりに価格をスライドさせる考え方につきましては、たしか前回の小委員会でもお答えを申し上げたと思いますが、私どもの理解といたしましては、この農産物価格安定法のイモ並びにイモでん粉の価格支持の仕組みは、自由にでん粉、イモが流通する姿というのを前提といたしまして、でん粉の市場価格が下落をいたしました際に、一定の価格に達しましたときには、政府買い入れによってでん粉の価格
ただ、でん粉、イモの主産地において容易に他に転換すべき作物のない地帯におけるイモの価格の問題につきましては、御指摘のように再生産の確保が非常に大きな要素になってまいることは、私も決して否定をするものではございませんので、今回の農産物価格安定法の基準価格の算定にあたりまして、再生産の確保を旨とするという字句が入りましたことも、この間の事情から特にそのような字句の御修正になられたのだろうというふうに理解