1990-11-01 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会公聴会 第1号
どのような文章を読みましても、日本周辺における依然とした軍事的な緊張の継続を主張しておりまして、それに対応する措置、つまり防衛力整備の必要性を強調しております。来年度から始まります中期防衛力整備計画策定に関する安全保障会議の議論もやはりそうであろうと思うのです。
どのような文章を読みましても、日本周辺における依然とした軍事的な緊張の継続を主張しておりまして、それに対応する措置、つまり防衛力整備の必要性を強調しております。来年度から始まります中期防衛力整備計画策定に関する安全保障会議の議論もやはりそうであろうと思うのです。
ただ、政府といたしましては、毎々お答え申し上げておりますように、五十一年の閣議決定、つまり防衛力整備に当たりましては、毎年度の防衛関係費の総額をGNPの一%相当額を超えないことをめどとしてこれを行うというこの閣議決定の趣旨はできる限り尊重していきたいということでございまして、現在のところそういった意味でのぎりぎりの努力はしているところでございますから、現時点でこの閣議決定を変えるというふうなことを考
○木原委員 もう時間がなくなりましたけれども、勉強云々の問題よりも、前段の問題でそれでは伺っておきますけれども、いままでのような形で、三次防から四次防へやってきた、こういうエスカレートしていくような形で五次防に直進をしていくという、つまり防衛力整備という名のもとに防衛力の増強を一直線に進んでいくという、そういうことは考えていない、したがって、別の解釈をすれば、四次防から五次防に移っていく、あるいは来年
つまり防衛力整備の上でアメリカの陸上兵力が必ず来るという前提でものごとを考えてはいけないのではなかろうかということを言うわけであります。以前の段階でありますると、その辺は必ずしも割り切っておりません。やはりわがほうの兵力の足りないところは米側に来てもらうのだ、その中には陸上兵力も来てもらうんだという前提であります。
つまり、防衛力整備計画を、日米安保体制を基調にして、自主防衛を副に考えるような印象をいままでは受けておるのです。これを四次防では方向転換をするという、主客を切りかえるという構想がおありかどうか、これは非常に大事な点ですから、あやふやに御答弁をごまかしては困る問題ですから……。