1990-06-19 第118回国会 参議院 運輸委員会 第5号
つまり、計画造船やっている一方で、約二・五倍の二百四十六隻も計画造船でつくられた船が海外に売船されちゃっているわけですよね。 これを考えますと、こんなことをやっていたらフラッギングアウトを防止するなんて言ったって全くざるで水をすくうようなものだと言わざるを得ないと思うんです。そのフラッギングアウトを政府が推し進めている、これを許可して推し進めていると言わざるを得ない。
つまり、計画造船やっている一方で、約二・五倍の二百四十六隻も計画造船でつくられた船が海外に売船されちゃっているわけですよね。 これを考えますと、こんなことをやっていたらフラッギングアウトを防止するなんて言ったって全くざるで水をすくうようなものだと言わざるを得ないと思うんです。そのフラッギングアウトを政府が推し進めている、これを許可して推し進めていると言わざるを得ない。
つまり計画造船がその後それに付随してずっと行われてきて、政府が積極的に金を出してやってきておることは、いわゆる一流の会社、大会社、大資本を擁している人たちに対して、積極的に援助しているわけです。こういうものに対しては積極的に援助するから、大財閥がさらにそれにしんにうをかけたような大財閥になりつつあるのです。
○一松政二君 私は、今山縣委員が、過去二、三年のつまり計画造船の割当が、ある程度、まあ山縣さんの御意見に従えば、ゆがめられているような傾向にあったのです。
造船所がつまり計画造船だけを当てにして、計画造船があるから、あるからと思つて非常に私が言うのは気が弛んでやしないかというわけなんです。不況に対処する従業員なり重役が計画造船を当てにして、なすべきこともなさないで……なすべきことをなさんと言つちや語弊がありますが、まだ打つべき手もありそうなものをやらずに来ているということはお考えになられませんか。