1967-07-11 第55回国会 参議院 農林水産委員会 第24号
つまり、定置漁業の中でたとえばまき網のような小さなものにつきまして、たとえば内湾にそういうものが多いといいまする場合に、比較的危険の度合いが少ないものも入ると思うのでございます。それに対して、その辺のくふうが十分でございませんで、いわば保険需要が少ない、しかも件数としてはおびただしいものが分母に入りますので、その結果、定置につきましてパーセントが非常に少なくなるという一般的な背景はあると思います。
つまり、定置漁業の中でたとえばまき網のような小さなものにつきまして、たとえば内湾にそういうものが多いといいまする場合に、比較的危険の度合いが少ないものも入ると思うのでございます。それに対して、その辺のくふうが十分でございませんで、いわば保険需要が少ない、しかも件数としてはおびただしいものが分母に入りますので、その結果、定置につきましてパーセントが非常に少なくなるという一般的な背景はあると思います。
つまり定置漁業者は北海道漁業の開拓者ということになつておるのであります。アメリカのいわゆるパイオニヤーと同じような意味において、北海道の漁業を開拓しているという姿をよく想起していただきたいと思うのであります。つまり開拓者の宗教心にかわつて、北海道の漁民は底に徹する漁民魂によつて努力しておるのであります。
つまり定置漁業というものは、長い年数によつて不漁、大漁を平均して行かなかつたならば、とうてい定置漁業の経済が成立たぬというように聞えたのでありますが、さような御意見でありますか。この二点をお伺いしたいと思います。
第二章の漁業権及び入漁権のところに参りまして、漁業権の第六條三項の一、二の規定、つまり定置漁業に対する水深限度及び北海道における二、三の例外の規定があるのでありますが、この二つの規定は削除した方がよろしいと私は考えるのであります。
○江熊哲翁君 又重ねてお尋ねしますが、漁業権は漁業協同組合に、つまり定置漁業権その他の漁業権は漁業協同組合に免許するが本筋であるという考えを基本としての、只今の御意見でございますか。それとも漁業権は漁業協同組合も享有することができるが、他の個人その他の団体も享有することができるというふうに、漁業協同組合もその外のもも平等に考えてのそういう御意見でありますか。
つまり定置漁業にいたしましても、入会漁場の内部を技術的には独占しなければならないものであつて、それには沿岸漁民、殊に地元の漁民の利害関係が非常に直接的である。從つて、その利益に均霑し、経営の乗出せない場合でもいろいろ網に対して要求を出して行くということがいいのか悪いのか、こういう問題だろうと思います。これは確かに今までの制度の下においても欠陷があつた。