1953-12-01 第18回国会 衆議院 農林委員会 第1号
政府の支持価格でもつてわれわれは満足いたしておるものでは毛頭ございませんで、この支持価格以上にひとつ農業団体でもつてうまくやつてもらいたいのだ、そうしてわれわれといたしましては、これが食用に生のまま出ることによつて、食糧需給が非常に緩和され、寄与するのじやないか、できるだけ生のもの、あるいは食糧になる形において消費して参りたいということを考えておるわけであります。
政府の支持価格でもつてわれわれは満足いたしておるものでは毛頭ございませんで、この支持価格以上にひとつ農業団体でもつてうまくやつてもらいたいのだ、そうしてわれわれといたしましては、これが食用に生のまま出ることによつて、食糧需給が非常に緩和され、寄与するのじやないか、できるだけ生のもの、あるいは食糧になる形において消費して参りたいということを考えておるわけであります。
そういう米価政策によつて食糧需給対策を計画的にやろうとしても、これはまつたく自由経済の中に立たされておる農家の経済としては、やり得ないことになるんじやありませんか。その点を私はこの問題について伺つておきたい。
ここで問題になります一つは、一月から四月まで現行食糧管理法によつて食糧需給操作が行われておりますが、この場合一月から麦の統制がはずれるとすれば、これだけの人は整理してもよいのかどうかということでございます。
それによつて食糧需給上の混乱というものは、そう起さずにごの切替えができるという見通しを実は付けておるわけであります。この辺はいろいろ将来の見かたの違いになるかと存じますが、私どもはさように考えております。
食糧増産並に供出促進に関する決議 我が國の当面する食糧危機は、國民総力を挙げての眞摯なる努力が認められ、過般連合軍の特別の好意による輸入食糧の追加放出によつて一應本年の端境期を無事に切拔けることができる態勢となつたが、世界的な食糧事情よりみて、明年度においても充分なる輸入を期待することは困難であつて、食糧需給の前途は必ずしも樂観を許さない。