1954-05-31 第19回国会 参議院 農林委員会 第48号
ところが緊縮財政、緊縮融資というのでございますか、デフレ政策によつて、開銀の資金に相当の期待をかけて、或る程度話はついておつたわけなんでございますけれども、開銀のほうが、非常に苦しくなつて来ておる。そのために、私どもが当初予想しておつたように融資がそう簡単に行かなくなつて来ておるというような事情から、お話のような問題があちこちから出て来ておるわけであります。
ところが緊縮財政、緊縮融資というのでございますか、デフレ政策によつて、開銀の資金に相当の期待をかけて、或る程度話はついておつたわけなんでございますけれども、開銀のほうが、非常に苦しくなつて来ておる。そのために、私どもが当初予想しておつたように融資がそう簡単に行かなくなつて来ておるというような事情から、お話のような問題があちこちから出て来ておるわけであります。
その間勿論開銀だけで、開銀が幾ら金を貸すと申しましても、入札が落ちなければ貸せないという要素も勿論あると思いますが、少くとも融資の面では、これは開銀当局が持つておる金融のエキスパートとしての調査能力に期待せざるを得ないわけでございまして、その調査の結果によつて、開銀では、内部機構で誰がきめるのか、私そのほらはよく存じませんですが、普通の融資の場合におけると同じような諸種の段階を経て、最後は総裁の責任
ですからやはりそういう点については、監督と言つたつて大蔵省が大体この開銀の造船融資については三分五厘にせよ、そのときには残りの一分五厘について補償する、こういうことについて指示をしなければ、勝手に開銀が国会において造船利子補給の法律が通つてそれは三分五厘にせよという法律である、それに従つて開銀が勝手にやつた場合は、予算の裏付がなかつたらどうしますか、今回のようなことが生ずるわけです。
そこで私どもといたしましても、本年度は開銀の融資の予定が六百二十億ですかにきまつたのでありますが、そのうちで硫安にはたして幾らのわくをきめるか、まだきまりませんが、かりに十億なら十億、二十億なら二十億にきまりました場合におきましては、その十億なり二十億の硫安の開銀の融資のわくの中で、通産省はどういう工事をやるのが適当であるかというリストをつくつて、開銀に参考意見を通産省は申し出るのであります。
○保利国務大臣 ごもつともに存ずるわけでありまして、ただ御要求をいただいております資料が、お話のような趣意によつて開銀融資の必要書類として添付せられておると仮定いたしました場合に、営業上の秘密とかなんとかいうことが間々あるわけでございましようが、その辺のところに、一体どこまで立ち入ることが妥当であるかどうかということは、相当研究を要する問題であろうかと存ずるわけでございます。
従つて船会社に貸付けた金の回収がどうか、船の将来がどうかというような問題だけを今論議しておるのではなくて、今私どもが決算委員会に開銀の皆さんの御出席を願つて、開銀の内容を検討いたしますことは、将来日本の大きな開発事業に関係を持つ重大問題である、しかも開銀の運営に対して、われわれは大きな関心を払つて行かなければならぬという考えから御出席願つているのです。
それでは次に私は海運局長にお尋ねしますが、今のお話のように八次のタンカーについては、当初これは全部市中銀行あるいは全部自己融資だというふうになつておつたのにいつの間にか、これをお話のように政府部内から強い要請があつて開銀に肩がわりをした、こういうわけなんですが、その間のいきさつはどうなつておりますか。
前者は相当大きなスペースを使つて、「開銀造船融資の秘密」という横の題目で、縦には「一千億の明細」「利息さえ一文も滞らず」こういう記事が出ておつたのであります。ゆゆしい大事だと私は思つておるのであります。全部を読みますと時間がかかりますから、頭の方だけをちよつと読んでみますと、「遊船疑獄の進展につれて開発銀行融資の行方が注目されて来た。
一千億近くあるわけでありますが、これは今後相当こいつを規則に従つて回収して行くという段になりますると、今後の海運界の見通しもそうにわかに立ち直るとは、ちよつと我々素人目から見ましても、ここ二年や三年に山下亀三郎や内田信也が出たような船景気というものはまず期待できない、突発事態でも出ない限り期待できない、相当に苦しい数年間或いは十年くらいを過ごすことを覚悟しなければならんと思うのですが、だからといつて開銀
○菊川孝夫君 次に開発銀行に対する政治的な圧力と申しますか、政治的な力によつて開銀融資が左右されているのじやないかという疑問が、これは一応融資を受けたものは別といたしましても、大体国民一般が考えて、そういう疑惑だけはこれは持つているということは、一応大多数の者が持つていると思うのでありますが、率直に言つて、どこに参りましてもそういうようななにがあるのじやないか。
○小林政夫君 なお事務当局の話を聞いても、又実際がそういうふうになつておるようでありますが、船主決定の際に、一体、融資申込み、或いは建造許可申請をする、造船許可申請をするときに、事前に造船所をきめて、はつきり……、若し造船許可があればこの造船所で船を造ります、こういう契約を取結ばして、そうして造船許可を申請し、従つて開銀、政府資金の融資を申請する。こういうような行き方が果して適当であるかどうか。
勿論行政措置によつて開銀との関係の途は開いておるのでありますが、そういう点がはつきりしていない。第五に、貸付利子五分五厘、外航船の利子三分五厘などに比して非常に高率である。
従つて開銀と運輸当局との会議が行われたに相違ありませんから、これらの記録も同時にあわせて出していただきたい、このことを第二番目に要求をいたします。その次に要求いたしたいことは、計画造船が始まつて以来今日までに融資を受けた各会社の貸借対照表並びに損益計算書、これは海運監査制度が設けられているのですから、当局は当然詳細に調査済みだと思いますので、これらも第三番目にお願いいたします。
この点につきましては、御承知のように、市中融資につきましては既往分が三十五億七千五百十五万、新規が五千四百十四万、合計三十六億二千九百二十九万、新規分に対する負担行為が二十億九千九百二十万一千円となつて、開銀の利子補給については一銭も計上されていないのでございますが、開銀については今回は利子補給はおとりやめになつたのか、その点についてお尋ねをいたします。
○国務大臣(石井光次郎君) それは船をきめまする場合に担保力、その他の村政上……財政上と言いますのは、資金的に見ましてこれくらいならばやれるということを見通しながらやつて来ておる状態でございまするから、野放図に貸すことは当然できない問題なのでありまするが、従つて、開銀におきましても、貸す場合に、これは財政資金であるからどんなところへでも貸していいというわけではないのでございますから、このほうでも十分検討
言いかえますると、一割の割もどしをする、こういうきれいな言葉で言われておるのですが、私どもから考えまするならば、むしろ船会社と造船関係者との間に虚偽の契約をつくつて、そうして運輸省へ申し込んで許可を受け、それによつて開銀から金を借り、そのうちの一割を割もどす。
最初に、日本開発銀行の場合、世界銀行との借入れ契約によつて、開銀は三つの電力会社に対し優先融資の義務を負うことになるわけであります。
従つて、開銀の融資が実現しなければ、当工場の合理化計画の見込はつかないというのが現状であります。政府提出の資料に挙げられておりますコツパース式粉炭ガス化装置、(所要資金が十億円)これについては、当社としては研究段階で、未だ計画策定というところまで行つてはいない。
それから10は、これは各種の関係書類を作つて開銀から世界銀行に送達するということであります。そこで次の発効条件でありますが、こういうふうな内容を持つておりまして、結局調印をいたしましてもすぐには発効できませんので、発効するには更に又若干の手続が要るのであります。
開銀といたしましては自分自身の財産による担保を提供いたしませんが、転貸する場合には、電力会社から一般担保をとれるわけでありまして、これは法律上開銀が貸付けた場合には一般担保権を持つておるということは法律上当然になつておりますが、それによつて開銀が電力会社に対して一般担保権を主張できるわけであります。
これに必要である資金の問題についてお尋ねいたしたいのでありますが、さつきこの説明の中では外資導入によらなくては到底自己資金ではできないだろうと、こういうことからいたしまして、外資導入の借入方法は開銀のほうに一応移つて、開銀からこの電気事業者に貸付けられる、こういうことでありましたが、そうですが。
○菊川孝夫君 今の酒井さんのお話では、これは速記録を調べてみればわかると思うのですが、二百億が開銀へ行つて、開銀から出て行くのだ、開銀へは六分五厘で出すのだが、それが、一割くらいで貸されるのだ、こう言うのですが、ちよつと違つておると思うのですがね、この二百億の行方……この法律では、じや二百億開銀へ、それからどこへどれだけと、こういう計画があるかというと、今のは開銀へ出したものだから、どこの会社へと申上