1954-03-05 第19回国会 参議院 決算委員会 第11号
これは当初私たちが考えておりましたところは、大体造船の船価の二〇%から二五%は鋼材でありますので、従つて鋼材の価格が船価を非常に左右するわけであります。日本の鋼材がそれじや国際的に見てどんなふうな値段であるかということを調べてみますと、大体イギリスあたりの造船鋼材に比べて現在も一万七、八千円トン当り高いのであります。
これは当初私たちが考えておりましたところは、大体造船の船価の二〇%から二五%は鋼材でありますので、従つて鋼材の価格が船価を非常に左右するわけであります。日本の鋼材がそれじや国際的に見てどんなふうな値段であるかということを調べてみますと、大体イギリスあたりの造船鋼材に比べて現在も一万七、八千円トン当り高いのであります。
それから伍堂さんにお伺いいたしたいのは、大体今度の値上げによつて鋼材製品がいろいろ製品によつて違いますけれども、まあ大ざつぱに見て約どの程度生産費が高くなりますか、その点をお伺いいたしたいと、こう思います。
従つて鋼材の価格を下げるということは、日本船の国際競争力強化の上を、外国に船舶を輸出する上からいいまして、これまたぜひ必要であるという考えをもつて、かねてから政府間で折衝をしておつたものでございます。
それから先ほど問題になりました買船の関係でございますが、御承知のように造船所の設備、つまり能力は非常に過剰で、造船所のほうはむしろ仕事がなくて困つておるような状況でございますし、それから今度の措置によつて鋼材の値段も相当安く手に入る、又金利負担の関係で日本で新造した場合に相当競争力のある船ができるようになる、こういつた状況になつて来たので、貝船を今後、例えば財政資金が少し足りないで、そんなことはめつたにありますまいが
その点から言いまして、一応今のこの利子補給の七分五厘が高いとか、安いとかいうことのほかに、それと関連する船価の問題、従つて鋼材の問題、それから乗組員の定員の問題、金利の問題或いは保険の問題、そういつたものと関連さして、海運当局は今後日本にどうして競争力を与えられると思つておるか、その基本的な方向を示して頂きたいと思います。
○關谷委員 それから私何かの機会にお尋ねをしたのでありますが、小笠原通産大臣が本会議の席上で、例の鉱石専用船の建造によつて鋼材の価格を引下げたいというふうなことであつたのでありますが、そういうふうなことでは、とうてい鉄鋼の価格を下げるような結果は出て来ないので、私たちは通産省がどの程度までこれが具体化しておるのか、それを報告をするようにと、私ははつきりと申し上げてあるのでありますが、通産省のこの専用船
最近新しい情報によりますと、英国の鉄鋼メーカーのごときは、船舶業者と一緒になつて船をつくつて、鋼材專用船をすでに十数万トンも発注したような状態であります。
結局そういう現象は、私の見るところによりますと、わが鉄鋼業がいわゆるたまたま世界情勢を反映いたしまして日本の市場だけがフリー・マーケットとなつておるのであつて、鋼材の引合いは一時的の現象としてあるのだ。こういうふうに考えられておるのでありまして、こういう現象は、むしろ日本の鉄鋼業の将来にとつてはまことに憂慮すべき状態ではないか。
立川に行くという話も實は最初は私たちはダイヤモンドのことだと聞いておつて、鋼材ということは書類で初めて知つたようなわけであります。ダイヤモンドを摘發に行くのだという話を聞いたのですが、恐らくダイヤの話だけなら安本は行かない。行く權限はないということになるのではないかと思いますがいかがですか。
従いまして、農業につきましては具体的に申しまして、石炭を沢山掘り、それによつて鋼材をより多く造つて、必要な鋼材が多く農機具の生産部面に配当される。それから肥料の部面に石炭がより多く加わつて行く、配当されるということによつて初めて肥料も確保され、農機具も確保されて来るのであります。