1954-03-26 第19回国会 衆議院 法務委員会 第28号
この法案は言うまでもなく、これ自体によつて金融界の利息を制限するということではなくて、むしろ公平の観念よりいたしまして裁判上制限以上の利息を請求することを規制するにあると存じます。
この法案は言うまでもなく、これ自体によつて金融界の利息を制限するということではなくて、むしろ公平の観念よりいたしまして裁判上制限以上の利息を請求することを規制するにあると存じます。
併しこれは私のほうといたしましても、若しも不足するというようなことがありましたら、これによつて金融界に御迷惑をかけることは不本意でございますので、できるだけ予算の流用或いはその他政府部内の融通によりまして所定の利子を補給する、こういうふうに考えて行かなければならないと思います。
それで銀行局長の通牒を見ますと、これがその資金規正の基になつていないと政府は言つておりますが、実際はそれによつて金融界は動いておるのです。これによりますと、今そういうふうな鉄とか石炭とか銅線とか或いは電力とかいうもの以外の設備資金というものは、原則としてこれを抑制する。新らしいそういうものは抑制して行くのだということをはつきりと局長通牒にも書いてございます。
したいということだけはわかりましたのですが、これはそれのみでは、どうも現われて来る現象はどこでも金融逼迫だ、金融逼迫だということでなかなか越年についても未だ安心する具体的な点というのは私はつかみ得ないと思うのでありますが、そこで本会議の決議の趣旨も一つ十分考慮されまして、この際この年末に当りましての金融面については、大蔵大臣としてこういう具体的な処置もあるし又こういう処置をとるのであるからといつたような大臣談話或いは大蔵省の声明、従つて金融界
それらによつて金融界の円滑なる運営をしたいという考えでやつたことであります。
それによつて金融界は、所有する有価証券で、必要な短期資金は日本銀行から借りることができるというようになつて行く。これによつて今年は長期資金の調達が、去年よりもよく行くだろうと思う。同時に見返り資金の方でも、去年に比べるとよほどよくなつて行くだろうと思う。
その来ておるところの手形を、折衝中で日を送つたならば不渡手形になつて金融界が混乱状態に陷るとこう思うのであります。でありますから速かに決定しなくちやならないのでありますが、この不渡手形が市場に出ないようにするのについては、何とか便法が考えられておるかどうかこの点お伺いいたしたいと思います。
ところが大体市中銀行の手持ちが六百億くらいと言われておりますが、この千二百億の国債を償還することによつて、金融界にとつてはむしろ将来担保がなくなつてしまう。もう一つはこの市中銀行の国債償還にまわされた金が、はたして産業資金としてさらに市中銀行から各産業資本の方へ流れるかどうか、この点が非常な大きな問題に今年度予算ではなつておるのであります。この点についてあなたの御意見を伺いたいと思います。
これはこの政策委員会の内部構成を見ましても極めて明瞭であつて、金融界代表が圧倒的な比重を持つておるわけであります。而もこのようなことは大きな日本の政治、そういうものから見て一体どういう意味を持つか。これは私は先日も定員法の討論において申しました。
○小川友三君 関連して一つ、そこでちよつとですから……、この委員会の構成が永野先生は数は少い方がいいのだということでありますが、余り数が少くて出席率が惡くてしまいには二人か三人しか來ないで、二人か三人で決めちやつて、金融界が梗塞されて非常に金詰りが強化されちやつたということになると困ると思いますので、この委員会に対して政府原案を大分支持していらつしやるようですが、これで大体間に合うというような感じがいたしましようかしら
又そういう方法を講ずることによつて金融界にどれだけの影響があるか。先程申上げましたように、ここ一二年間のインフレの進行によりまして銀行資産の内容は相当私は改善されてしまつておると思う。大口の公債の所有者である銀行が、受取る公債の利子が一分に減つたところで、そのことによつて銀行が非常な打撃を被つて預金者に迷惑をかけるというような時代ではないと私は思う。