1949-12-19 第7回国会 衆議院 農林委員会 第1号
○井上(良)委員 政府はポツ勅によつて追加供出を法制化するという処置をとるに至つたのでありますが、しかしこういう非常手段をとらなくても、御承知の通り昨年二十三年度産米は、何ら、いわゆる法律的な強制処置を加えずに、農民の自主的協力によつて超過供出が百六十万石から行われておるというこの事実を、農林大臣は何とごらんになりますか。
○井上(良)委員 政府はポツ勅によつて追加供出を法制化するという処置をとるに至つたのでありますが、しかしこういう非常手段をとらなくても、御承知の通り昨年二十三年度産米は、何ら、いわゆる法律的な強制処置を加えずに、農民の自主的協力によつて超過供出が百六十万石から行われておるというこの事実を、農林大臣は何とごらんになりますか。
この食糧確保臨時措置法は、元ありましたところの作付統制にかわつて、そうして次から次へと、農林官僚の手先によつて追加供出がはてしなく繰返されては、農民は安心して製産に服することはできない。
一般に超過供出の余裕は少ないと見られて、從つて追加供出の法制化等にはきわめて反対の意思を表明しておつたようでありました。