1954-05-18 第19回国会 参議院 農林委員会 第37号
第一に、第一条の目的でありますが、原案におきましては、牛乳処理法的色彩が農厚で、酪農によつて農業経営を健全化するというような酪農と農業経営一般との連関が必ずしも明確でなかつたのでありますが、「酪農の急速な普及発達及び農業経営の安定を図る」旨の規定を加え、この点を明瞭にいたしたことであります。
第一に、第一条の目的でありますが、原案におきましては、牛乳処理法的色彩が農厚で、酪農によつて農業経営を健全化するというような酪農と農業経営一般との連関が必ずしも明確でなかつたのでありますが、「酪農の急速な普及発達及び農業経営の安定を図る」旨の規定を加え、この点を明瞭にいたしたことであります。
第一に、第一条の目的でありますが、原案におきましては、牛乳処理法的色彩が濃厚で、酪農によつて農業経営を健全化するような酪農と農業経営一般との関連が必ずしも明確でなかつたのでありますが、この際酪農の急速な普及発達及び農業経営の安定をはかる旨の規定を加え、この点を明瞭にいたしたのでございます。
この法律の中におきましても、豊富低廉な酪農食品を国民に提供するということをうたつてあるわけでありますが、しからばこの法律というものは、真に農業者自体に対する、酪農民に対する、——酪農によつて農業経営の安定をはからせようとする意図が先行するのかあるいは安い豊富な酪農食品を国民の食生活の前に提供するという考え方であるのか、どちらが重要視されておるのかという点に対して、いささか疑点がありますので、その点に
これによつて農業経営が改良せられ、その生活が増加し、農家経済が安定することは、いまさら説明するまでもございませんが、ことにわが国の零細な農家では、自作農でなければ農家の安定は望めません。それゆえ昭和二十年以来再度の土地立法によつて農地改革が行われ、全国の小作地約二百万町歩が政府の買上げとなり、小作人の所有となりました。
さようなずさんきわまる予算的措置に基く法案を本委員会に出して参りまして、まつたくこの案は真に農業災害保険の実施に伴う性格を逸脱するのみならず、また収穫皆無によつて農業経営上、また生活の上に非常な困難を来しております農家に対する国会としての立場からも、われわれとしては賛成はできません。
それに見合つて農業経営の零細性、この農業災害の特殊性は、農業経営の零細性の上に保険制度というものが築かれているところに根本的ないろいろの諸問題が派生して来る原因があろうかと思うのであります。従いまして問題の本質は非常に深いところにあると考えられるのであります。
従いまして、われわれのやつておりますのは、加藤先生のおつしやいますような、総合的に各方面からその土地に最も適合するものを順次入れて行つて、農業経営の改善と安定をねらつているのであります。
この現状を一日も早く救つて農業経営を安定しなければならないという趣旨から、急遽立案をし、提案をいたしたような次第でございまして、御指摘の通り不備な点はあらうかと思います。私も本日読売新聞を見ましたけれども、あまりに抽象的で、読売新聞の趣旨はわかりますけれども、私ども納得の行かない点もあるような次第でございます。
要はこの狙いはここに書いてあります通り、初めの検査とか、或いは資金の融資だとかいうような問題は、それに伴つて起るところの問題であつて、ここに書いてあります通り、農業の生産力を増進することであつて、農業経営に寄与するということが結論でなくてはなりません。
ただいま提案されておりますあの法律について、具体的に問題になっておりましたのは、防風林を切つたことによつて一つの影響がある、あるいはこれに類似の場合でありましたが、具体的の例が出て参りますれぱ、演習場の地区内で行われる演習のためにその地区外に影響がある、それによつて農業経営上損害をこうむつたということについては、すべて賠償しよう、こういう考え方で折衝しております。
○三橋八次郎君 この問題は日本の食糧問題解決の上からしましても極めて重要でありますし、又日本の農業経営の実情から見ましても、いもが安くなつたからいもをやめまして、ほかの作物によつて農業経営をやつて行くということのできない地帯がたくさんあるのでございますので、十分一つ政府のほうとしましても、いも作の育成奨励ということにつきましては注意を払つて頂くと同時に、本当に恒久作物としましていもの重要な役目を果させるような
食糧の国内自給と総合的増産が、現在の日本にとつて何よりも重要であり、急務であることは、いまさら申し上げるまでもないのでありますが、この食糧増産総合計画の一環として、畜産振興十箇年計画が立てられ、家畜の増殖によつて農業経営に畜力を導入し、自給肥料の増産をはかり、さらに国民食糧の蛋白給源を確保する措置がとられつつあるにもかかわらず、これに対する諸対策は必ずしも万全であるとは言いがたく、特に家畜の増殖に何
殊に農業労働生産性の向上というような点から見ますると、徒らに人力に頼るということは却つて農業経営を貧弱化せしめるということになると思うのであります。特にこの農業の本質から由来するところの季節的な農業労働力の需給は極めて不調を示しておりましてこの結果農業生産が抑制せられておるところが甚だ少くないと考えるのであります。
面積が少くて農業経営上苦しんでおるその度合と、面積を可なり持つておつて農業経営上非常に苦しんでおる度合とは私はその度合が違うと思うのであります。
私どもはむしろ大蔵省の行政指導をする面におきましては、ただいま不動産担保金融というものは一応閉塞した形になつておるが、やがて土地も正常なる方法によつて農業経営の零細化を防ぎ、かつ農業相続等の順調なる移りかわりを認めるために、やはり不動産担保の金融が地方におきましては重点的になつて来ると思うのであります。
併し農業経営というようなものは、米麦ばかりの收入で立つておるのじやなくて総合收入というものによつて農業経営というものが行われて行くのでありまして、統制前のいろいろの農業の合理化その他のものに対しましても十分手厚い施策を施してくれるならば、米麦の値段などはそれほど高くなくつても農家のいろいろの條件がよくなつて行くと思うのでございます。
二、極めて零細な本県の農家経済の実情からして、政府の一定価格による買入れの保証によつて農業経営が安定するから供出割当制度が望ましい。 三、米麦を分離した統制撤廃は米食率の不均衡等から見て適当ではない。 等でありまして、大体として米麦を通じて統制の継続が望まれております。
従いましてこれにつきましては、配給、供出はやめまするけれども、価格維持政策をもちまして麦価の安定をはかり、これによつて農業経営の安定を期した い、かように考えておる次第であります。一部についてはあなたと意見を異にしまするけれども、後者の点においては私も同意見でございます。
ですから生産のコストをカバーするところの値段を保障すればいいじやないかというけれども、それが国民経済全体に悪影響を与えて、それがまたひるがえつて農業経営の上に、農家の生活の上に悪影響を与えて来るならば、一時農家は利益したようであるが、百円利益して二百円損するということになれば、これは何もならぬのであります。
供出をごまかして農民が不当にもうけるというように言つておつて、非常に農民を悪く思つておつたのが、現在はそうじやないのであつて、農業経営の非常な赤字の苦しさより、食うべきものを食わずして、質を悪くして、前に言うた農政局長の仰せの通り、農業経営を悪くするならば、農民は食うものをなくして供出をするということを実際やつておるのです。