1954-12-18 第21回国会 参議院 外務委員会 第3号
やはり今後だつて資本主義の世界の中に社会主義というものが存立し得る、こういうことを初めから言われておつたので、昔はコーエグジステンスと言わなかつたが、今になつてから言いかけたと言うのは、これは歴史を偽造するものであると私は考えておるのであります。
やはり今後だつて資本主義の世界の中に社会主義というものが存立し得る、こういうことを初めから言われておつたので、昔はコーエグジステンスと言わなかつたが、今になつてから言いかけたと言うのは、これは歴史を偽造するものであると私は考えておるのであります。
こういう状況の中にあつて、資本主義の制度下で、一体補助金制度を打切つて行きたいという考え方については、重大な問題があろうと思います。しかし私は今ここであなたと議論することはやめます。そこでただ一点だけお伺いしておきたいのですが、健苗育成施設の問題について、奨励金を出す必要はない。その通りでございます。保温折衷苗しろのよいことはよくわかつておりますが、それは富農には徹底したと私は思います。
「1合併によつて資本金が大となり対銀行関係も強化され運転資金の借入も有利となる。また諸経費、電力の融通なども良くなりコストの切下げが可能である。2設立当初鉄鋼メーカー側の熱意が足りなかつた。3合併後といえども販売価格引下げをはかるとともにセメント生産に転用したり、クリンカーの生産量を変更して鉄鋼業界に対して不安を与えるようなことはしないとしている。」これがいわゆる合併賛成の三つの理由でございます。
これを否定しようたつて否定できない、そうするとどう考えたつて資本主義とか、社会主義とか、共産主義とかいう前提の問題を抜きにしたところで、あなたのほうの党なり、政府なりが今まで考えておつた経済政策から転換した、百八十度転換したか、九十度転換したか、とにかく転換したということは言われると思う。それはお認めになるかならないか。
資本の蓄積をやらなければいかぬのでありますが、片一方では金利を非常に高くする、そういうことによつて資本蓄積へてこを入れることがやられておりながら、一方ではその金利にまた課税がされておる。
どうせ納付金という形で……、そうして下げなくてもやはり実際に下げたと同じ効果を挙げ得る途はあるじやないか、一方金利を一分下げたり、又たとえ五百億でなくても二百億でも市中銀行の分を開銀に肩替りさせるという措置をすれば更に二重の効果がある、従つて資本金の増加にはならない。こういうことに私はなろうと思う。
ただ希望だけ申上げておきますが、技術面上によつて資本金の減を図る、こういうことは、余り今まで政治上に論議されなかつたと思うのです。これも一つの例ですが、例えば国立の林業試験場等の発表で見ましても、例えばベニヤ板等が三年間あの屋根の土に放置しておつても、何らはがれるようなことはないということが発表されているのです、研究所の報告で。
それから結ぶ単位はどうだ、こういう労使双方の争いの中にある状態の中で、労働省が或いは一つの組合の意見に引摺られ、或いは労使双方の意見が対立しておる中で使用者側だけの意見に従つて単位をきめる、こういうことをなされるならば、これは明らかに労働省が中立性を失つて、資本家側の不当労働行為なり或いは法規解釈に味方をして、不当に労使関係に介入するという結果になる。
(「暴言だよ」と呼ぶ者あり)従つて資本組入れ割合というものは、この問題の中心ではない。その配当を一五%に制限するというところが問題である。それが証拠に、今の証券界の代表あたりは、資本組入れは四〇形で結構です、配当だけを二〇%の制限にしてもらいたい、こういうことを言つている。
第一は、いわゆるこの資本に対する配当、これがこの多年の惰性によつて、資本、いわゆる現金を投資しておつたものに対して、それで居ながらにして、坐して高額の配当を受けるということに対しては限度を考えなければならない。然るに今日までの我が国のこの貨幣から生ずる利益というものに対しましては何らの反省がされていない。
従つて資本金にこれを組入れても組入れなくても、会社の自己資本というものは増大されたのであります。従つてこの自己資本対他人資本との割合、いわゆる資本構成は、それだけ是正されたと言い切つてもよろしいのではないかと思います。
それがどの程度、税を軽減することによつて資本充実の促進になるか。これはいろいろ議論のあるところだとは私も思いますし、我々の中にも随分議論をいたした問題であります。その効果につきましては、結局もう少し実施の状況を見て参らなければならないと思つております。
しかもこの電気事業者の代表がこの値上げを申請する骨子ともなるものは、八十三万キロワットの新規電源開発をするための稼働設備費が、昭和二十七年においては三千数十億であつたものが、昭和二十九年においては七千数十億になる、従つて資本金が四百億ほどよけいにいることになるので、どうしてもこれを値上げしてもらわなければならない、ことにこの利益配当の一割二分が維持できなければ資本金に影響を来して、勢い新規開発の事業完成
すなわち、これを防遏せんがために、もつぱら金融引締め措置にのみたよつて、購買力を抑制し、消費の節約を行い、輸出貿易の振興を企図していたのでありますが、朝鮮動乱による特需、新特需によつて資本の蓄積もしくはこれを活用して企業の合理化をはかるべきであつたものを、あえてこれをなさず、無為無策に終つた結果が、今日わが国の物価が国際価格を上まわり、輸出は思うにまかせず、国内の市場も日に悪化の一途をたどり、中小企業
○衆議院議員(黒金泰美君) 今お話になりましたように、私はちよつとわからないんですが、この再評価によつて資本組入ということによつてオーバーーローンは解消をいたす……、ただ資本金額が殖えますから、それに対して借入額が同じであれば恰好が幾らかよくなるということになつて、実は今オーバー・ローンの解消策とは我々実は考えていなかつたのでございますが、今おつしやるような日本の産業の資本関係を十分に充実させたい、
しかし資本主義をこのまま続けて参りますれば、シユンペーターの言葉をまつまでもなく、その内蔵する矛盾によつていつかは崩壊しなければならぬ危機に当面するのでありますが、これを回避いたしまするためには異質の原理を資本主義の中に取入れまして、これを資本主義の中に同化することによつて資本主義のよみがえりがある、こういうように私どもは考えておるのであります。
労働者が満足し、喜んで働き、喜んで労働に従事することができる態勢にすることが国家産業の上から非常に大切なことだと考えますので、大臣は必ずこの国家負担を増額することによつて、資本家と労働者の負担ばかりによつて解決しようというお考えをお捨てになつて一つ十分にお考え願いたい。来年度予算の編成前にこのことを大臣にとくと私は要望いたしておきます。とにかく利子の面もございます。
昨日フイリピンのマグサイサイ大統領は村田全権大使に対して、日本との賠償協定案文を見たけれども、これに役務賠償だけが規定されておつて、資本財というものの規定がないことに対しては意外の感を抱いた。今までガルシア外相から資本財も含むものと聞いておつたから、予備協定に賛成をしておいたのであるけれども、この協定案文を見ると違うので賛成できないという、われわれにとつても意外な発言をしておるのでございます。
アメリカでも社会資本主義とか、或いは社会自由経済とか言つて、資本主義の一つの方向を与えている。変つて行つている。でありますから、いざとなればすぐ権力を以て、処罰を以て一方的に固めて行こうという……この寛容な無限の発展を民主的に築いて行こうという国の態度は、私はかようなせつかちなものであつては困ると思う。
従つて資本家が資本、或いは経営というものを引込めるのがロック・アウトでありますし、労働者側が労働の提供を拒否するというのがストライキになるのであります。ところが業務管理方式というのは、労働者側がこの資本の化体した設備を占領しまして、これを闘争の具に供するというのでありまして、全く現在のいわゆる憲法の保障する団結権、団体交渉権といつたような枠を出ている実力闘争主義なのであります。