1953-11-02 第17回国会 衆議院 予算委員会 第3号
ただその中に、どうせ日本の円ですから、日本の国内で一番いいように使うような話はいたしておりますけれども、元来の性質はアメリカ政府の金であつて、見返り資金ではないのであります。
ただその中に、どうせ日本の円ですから、日本の国内で一番いいように使うような話はいたしておりますけれども、元来の性質はアメリカ政府の金であつて、見返り資金ではないのであります。
これは見返り資金から支出されましたうちで、使用になつて見返り資金に返つて来ないもので、ございまして、この内訳がどうなつておるかということは一番下の欄にございますので、ごらん願いたいと思うのであります。それを差引きますと二千十五億という数字が出て、さらに運用利益金が二百六十五億ございますので、それを合せますと、二千二百八十一億円という数字になります。
従つて見返り資金の趣旨に合うような貸出しなら出し得るわけでありまして、このような雑島関係の船舶の設備資金といつたようなものも、これは具体的に申込みにつきまして検討することになつておるのでありますけれども、融資し得るものであろうというふうに考えております。
○橋本(登)委員 そうしますと、その中にはこの前の見返り資金から繰入れられた繰入れ資本といいますか、その金額は入つておらないのでありますから、従つて見返り資金から入れたところの繰入れ資本というものと、再評価との関係はどんなぐあいに考えられますか。
この特殊会社ができるということによつて見返り資金の償還に影響を与えるものとは考えておりません。見返り資金は債務であることは明らかでありますが、この償還がどのような方法でどういう程度になされるか、外債がどういうふうに償還されるかということは、政府の今後の折衝にまつのであります。
しかるにこの新造船の建造資金の調達の面におきましていわゆる財政支出による見返り資金の支出と市中銀行からの融資によりまして新造船を進めておる現状でありまするが、一方飜つて見返り資金の状況を考えますると、毎年々々見返り資金の運用額というものが先細りといいますか、少くなつて来た。
明年度におきましては、対日援助の打切りによつて、見返り資金は四百億円以上の支拂い超過となるのでありますが、一方、資金運用部における収入の増加と運用計画の調整とによつて、これを相殺することといたしております。
ところで御承知のように見返り資金は、この七月以降対日援助が打切りになり、従つて見返り資金も先細りの状況であります。一面電力問題が非常にクローズ・アツプされて、それに見返り資金を相当多額放出しなければならぬというふうな状況が重なり合いまして、その七十億の見返り資金の放出が、遺憾ながら政府部内に非常な難色があるわけであります。
次に対日援助費の削減に対しての対策でありますが、対日援助費の削減に見合う占領軍維持費の増額によつて、国際収支面では実質的には変更がないとしても、対日援助費が削減されれば、これに伴つて見返り資金の積立ては今後減少することが予想される。
○舟山政府委員 この開発銀行の資本金は、さしあたつて見返り資金から百億出るのでございますが、法案の中にございますように、復金の回収金が回収の都度、この開発銀行の出資金に振りかわつて行くのでございます。
○林(百)委員 これはわれわれの了解するところによると、経済再建費の七百五十四億の中から百億出資するのであつて、見返り資金に別項目で私企業支出の三百五十億があるわけであります。この私企業支出の三百五十億の中から四十五億出すというのですか。
それでこの見返り資金の申請は、東京魚類が当初から単独で申請書を出しておつたのでありますが、たまたまこの両者が合併をするということにきまりましたので、この両者が発起人の主体となつて旭冷蔵という会社を創設して、そうしてこれによつて見返り資金による冷蔵庫を建設したい、かようないきさつがありましたので、それで東京魚類の申請に引続き、この旭冷蔵工業というものが私どもの申達の中に入るようにとりはからつたわけであります
従つて見返り資金に対する返済の問題というような点は、国有鉄道の会計といたしましては、そういう問題はない、こういうように御承知願いたいと思います。
しかるに民間から多くの財政資金を吸い上げて行つて、見返り資金は千二百億活用しないままに眠つておる。五億ドルの手持ちドルは、これまた何ら活用をしない。わが国に大体産業資金として活用せられておらない資金は、先ほど民主党の代表が指摘されたインヴエントリー・フアイナンスその他の費目を合せて約四千億円、これが眠つておるのであります。
○周東国務大臣 ただいまのところは、今申しましたように、その方の継続をすることが災害予防の最も必要な点であると思いまして、相当額、たしか六十億円ぐらいでありましたかは優先的に一応額を定め、あるいは相当額を盛つて、見返り資金でスタートした災害予防施設に応じておりまして、大体去年着手したものについての中止とか打切りというようなことはないように措置いたしております。
○林(百)委員 新聞の伝えるところによると、あなたとはむしろ逆で、経済再建安定費の方はなるべくこうしておいて、むしろ造船の方は資金運用部の方の余裕金のうちから何とか出すということであつて、見返り資金の経済再建安定費は、なるべくこれを温存しておきたいというのが政府の方針のようですが、その辺はおわかりないですか。
援助だ援助だと言われておるが、この援助に対してわれわれは金を払つて、その金がたまつて見返り資金になり、見返り資金があなた方のすきなような形になつて、日発にも国鉄にも出されるでしよう。その結果としてできるものは、特別二等車であり、寝台車であつて、三等車は放任され、人民大衆には縁のないことのみやられて行くのであります。この点でわれわれは非常に迷惑だと思う。
従つて見返り資金の配付も受けなかつたのでありますが、当時安本長官はこの関門隧道に対しまして、どういう理由で関門トンネルが見返り資金から落されたか、安本長官がそれほど重要じやないとお考えになつたのか、その間の理由を簡單でけつこうでございますから、ざつくばらんにお聞かせ願いたいと思います。
ことに今後対日援助が少くなるに従つて、見返り資金が減少するとなれば、一般金融機関の蓄積と預金部資金、ことに郵便貯金の増加にまたざるを得ない。そうすると小所得者層の課税、最低の者に対する減税は、郵便貯金の増加にも貢献することにもなり、生活の極度のきゆくつさを少しでも緩和することになる。その二つの点からも、小所得者層の最低の者に対する減税をお願い上ているわけであります。
私は前の国会並びに前前の国会の二回の本委員会におきまして、池田大蔵大臣に対して預金部の金を有効に使用する道を講じてもらいたい、その使途はなるべく地方に多く融通してもらいたい、こういうことを希望しておつたのでありますが、そのことがさきに申しますように、もし預金部の金をもつて公企業に融通してあつて、見返り資金等の肩がわりをするというようなことがもしでき上つた際には、どうぞひとつ地方になるべく多くその資金