1951-10-29 第12回国会 参議院 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第5号
同時に自由アジアの政治的、経済的解放とその地位の向上に向つて西欧陣営の反省を促して行く、以て自由世界内部におきまする真の正義と平和とを樹立して行く必要があると存ずるのであります。更に又一層具体的な問題といたしましては、我々は隣邦であるところのソ連、中共に対しましては、一方におきまして我が国の独立と安全に関する基本條件についてはこれを断固ととして譲らない。
同時に自由アジアの政治的、経済的解放とその地位の向上に向つて西欧陣営の反省を促して行く、以て自由世界内部におきまする真の正義と平和とを樹立して行く必要があると存ずるのであります。更に又一層具体的な問題といたしましては、我々は隣邦であるところのソ連、中共に対しましては、一方におきまして我が国の独立と安全に関する基本條件についてはこれを断固ととして譲らない。
そこで我々の平和への希望があると思うのでありますが、ただこの中共の意図がそうでなくて、若し国際コミンフオルムの線に乗りまして、飽くまでもこの世界の軍事力のバランス、これを破つて西欧陣営をして極東に釘付けし、その出血を強要するというような準ソ連的な見地に立つておるとするならば、はた又中共が現に呼号しておるごとく対ソ一辺倒の政策、或いは東亜の解放と言いまして日本まで解放する、反米闘争の解放と言つておりまするような