1954-12-05 第20回国会 参議院 予算委員会 第3号
従つて補給金の問題はなくなつたのですが、今後麦なり米なり、世界的にこれらのものが安くなつてくるという傾向におきまして、この安く輸入した分につきましては、その黒字を公定価格の引下げに持つていくのか、それとも公定価格の引下げに持つていくのではなくて、その出てきた黒字というものを、食糧増産その他農業開発方面に廻わしていくのか、これらの基本方針を私は伺いたいのです。
従つて補給金の問題はなくなつたのですが、今後麦なり米なり、世界的にこれらのものが安くなつてくるという傾向におきまして、この安く輸入した分につきましては、その黒字を公定価格の引下げに持つていくのか、それとも公定価格の引下げに持つていくのではなくて、その出てきた黒字というものを、食糧増産その他農業開発方面に廻わしていくのか、これらの基本方針を私は伺いたいのです。
少くとも何か一定の財務諸表の原則に基いて利益というものを算出して、それによつて補給金を出すか云々ということをきめるべきじやないかと思いまして、この点は運輸省に対しまして文書を以て照会いたしました。運輸省のほうでも現在検討中でありまして、最近船会社の財務諸表だけは統一するようにたしか官報で告示いたしまして、財務諸表の統一を図つております。
十五日配給するにはそれに百万石追加しなければならない、そうして来ると食管会計に、それは国によつて、タイ米、ビルマ米なり、加州米なりはそれぞれ産地によつて米の値段は違う、違いますけれども、大ずかみに輸入米の平均価格でもいい、それを百万石余計入れるということによつて補給金が一体幾ら殖えるのだと、逆に内地米はそれだけ集荷不足になると、幾らそこに食管の特別会計に狂いが来るか、私は相当大きな狂いが来ると思う。
もう一遍聞きますが、二十五年十二月一日以降に遡つて補給金を出す。そうした場合に、あなたのほうは金融機関へ出したんでしようが、船会社のほうは金融機関から利子をまけてもらう、それは去年の八月三日ですか、この法案が通つて、それから施行された。だから一遍にうんと今までの利子補給金が入つたことになる。そういうものは経理上どういうふうにやつておるのか。
それが昨年の予算基礎になつておりました単価が、百九十八ドルと見込んでおりましたのが、来年度百八十四ドルと見込みまして、これに要しまする補給金が九十二億円、大麦につきましては今年度百三万三千トン、輸入価格の面におきましては、今年度八十ドルを来年度七十六ドル、従つて補給金におきまして四十九億円、小麦におきましては来年度の輸入計画百九十六万三千トン、輸入価格八十四ドルとしましてここに逆の二十六億円が出ております
○政府委員(前谷重夫君) 御承知のようにこの米につきましては補給金がございますので、結局内地米に対しまして一定の割合で外米の価格をきめまして、それによつて補給金を付けて安く配給をして、結局補給金がロスになつたという形でございますので、賠償金をとりましたものは補給金の穴埋めと申しますか、少くとも補給金を満たすべきものであつた、こういう形になつております。
○今澄委員 私は今のいわゆる財政投資は、輸出産業の基礎をつちかうために重点的になすべきであつて、補給金政案をわれわれも急にとろうとするものではないが、かかる総花的な財政投資、しかもそれに伴う政府の監督を何らしない態度、しかも高級自動車の氾濫という今日の現状は、私は大まかに見て吉田内閣のいわゆる自由経済という名のもとにおいては、なかなか是正することのできない現状で、これが日本の輸出貿易を阻害しておる最大
これは他の産業や国民生活全体に影響を及ぼす、従つて補給金制度の再現であるということもこれは有力なる反対意見でありますから、それらについての私どもの考え方を述べておかなければならぬ。これはいずれ最後は討論しますけれども、その前に一応述べておかなければならぬのであります。他の産業では生産者が生産物の価格をきめるのであります。
内地のものを安くたたいて麦をつくらせないようにしておいて、不足するから、外貨を払つて、補給金を出して輸入するというこの考え方を改めてもらいたい。私はそういう考え方なんです。要は、外麦を補給金を出して高く買わなくとも、高く買う金があるならば、内地にその金をなぜ落さないのか。そうすれば政府が必要とする以上のものが集まるではないか。どういうわけでそういうやり方はいけないのか、それを伺いたい。
従つて補給金の計算の基礎になる価格というものは、政府の意図のままにできると私は思います。けれどもそれのみにとらわれることによつて、食管の特別会計における赤字の問題と衝突して来る場合があると思うのですが、それは一体どういうことになりますか。たとえば補給金の計算の基礎においての予定価格がある。ところがその予定価格がたまたま家計費の方と衝撃が起つたという場合には、そのいずれをとられますか。
従つて補給金も減ると思うわけであります。そういうのを勘案しまして、小麦粉の中へ澱粉を入れることを政府のほうでお考えになつておるかどうか。これは経済的にも現在の澱粉の緊急対策としても両方からお考えになつておるかどうか。又これができるかどうか。できるなれば非常に仕合せですから私はやつて頂きたい、こういう希望を持つております。
つまり予算総会におきましても、同僚小峯委員から補給金をまた考えるようなことがあるかどうかという質問をしておりまするが、補給金がいいか悪いかということを今日論ずるのではないのであつて、補給金を必要とするような、あるいはそれにかわるべき資金を日銀総裁をして考えさせなければならぬという段階に今日あるということを考えまするとき、過去においての補給金の問題は相当大きな問題でなければならぬと思つておるのであります
ところがその当時政府はその必要ありということで、むだな金を使つて、補給金を払つて、国民の負担においてむだな硫安を入れた。ところがその後においてどうしたか。ちようど二十万足らずのものを結局余つて輸出しておる。これが過去一箇年間の輸出業における政府の大失敗である。しかもこれは、われわれ当委員会は別にくろうとでなくてもそんなことはわかつておる。あなた方の方でもわかつておるはずである。
ところが他の産業におきましては殆んど統制が解け、従つて補給金が減らされたために、世界情勢並びに国内の経済情勢が敏感にこれに反映いたしまして、相当価格も高くなると共に、その変動も著しいのであります。従つて常に問題になる農産物価格と鉱工業生産物の価格差という問題が非常に農村の重圧となつて来る。
それからもう一つ肥料の問題については、現在硫安は自由にしておりまして、従つて補給金がございませんが、過燐酸には補給金がついておるという関係で、今統制をしておる。しかしこれも漸次補給金は切るという方針になつておりますので、今後さらに過燐酸もかなり問題になります。
現在公定価格でないのですから、従つて補給金がはずされるときの価格にただちにさや寄せすることは必然であります。だからこれから大いに研究して、ということじやない。実際問題として予算には組んでないけれども、今まで補給金が継続されるということを農民は深く信じて、また販売業者も深く信じて、今の価格が維持されておる。
○河野(謙)委員 安本長官の御努力を私たちは大いに信頼いたしまして、この問題は、長官の政治力によつて補給金は継続されるということをかたく信じまして、質問はこの程度で終ります。 次に私が伺いたいのは、先ほど小笠原委員からも御質問がありましたが、肥料は今余つております。これは余るのが当然であつて、昨年肥料の統制を撤廃するときにも、公団の手持ちは、安本長官御存じのように八十万トンからの手持ちがあつた。
が併しいずれの場合にしましても、徐々にしろ国際価格に鞘寄せして行くのならば、補給金が殖える場合はないはずのように思えるのでありますが、その辺は一歩譲つて、含みを持つて、実情によつて補給金を殖やす場合もあるのだということであろうと思いますが、併しもう一つ考えなければならないことは、国際価格に鞘寄せ、鞘寄せ言つて、それを根本的原則として蔵相はいつまでも捉まえておらますけれども、今米の問題を言われましたが
従つて補給金の点でも、七月末までに農民に渡すのに、百五十万トンのわく内では、補給金のついた安い燐酸肥料が農民の手に渡るように、本会計年度内に必要数量の燐鉱石に補給金をつける、こういう建前になつております。ただ一つ最近困りましたことは、来年度は補給金がないのじやないか、しかも燐鉱石も値上りしておるから、燐酸肥料は相当値上りするに違いない。