1954-07-21 第19回国会 衆議院 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第5号
従つて本改正によつて蚕糸業の危急を救済することを切望する次第でありまして、もしもこの改正が実施されないといたしますならば、背に腹はかえられないということになつて、近い将来蚕糸業の無秩序と大混乱が起らないとは保証しがたく、はなはだしく憂慮するものであります。
従つて本改正によつて蚕糸業の危急を救済することを切望する次第でありまして、もしもこの改正が実施されないといたしますならば、背に腹はかえられないということになつて、近い将来蚕糸業の無秩序と大混乱が起らないとは保証しがたく、はなはだしく憂慮するものであります。
輸出は大事であり、輸出は生命であつて、蚕糸業の持つ生命はそこにありますので、業者も生きなければならぬし、特に基盤産業である農業、今の制度から見ては農民にしわ寄せされる姿が強いという観点から見るときに、今申し上げることをひとつ申し上げて御考慮を煩わしたい。かように存ずるわけでございます。
○寺内説明員 私が先ほどから申し上げておりまする通り、将来蚕糸業の技術を振興することによつて、すなわち担当収量を上げることによつて蚕糸業の発展をはかろうとしますためには、技術員というものが非常に重要であることは、ただいまの佐藤先生のお説の通りであります。
この残余財産の死蔵しておるものを活用することによつて、蚕糸業の振興ができるとするならば、私はまことにけつこうなことだと思うのですが、ただ先ほど局長は、役人は気の弱いもので、どうも積極的な施策はなかなか立たないというような、えらい謙虚なというか、謙遜なというか、気の弱いことをおつしやつておいでになりましたが、そういう気の弱いお立場でお考えになると、こういうものを活用することによつて大蔵省に気がねをしなければならないとか
ボンドと円の価値が五年後にどうなるか、これは日本貿易のあり方の問題であり、生糸だけがその目標になつて、蚕糸業が圧迫されるということは、我々どうも不当であるように考えるわけであります。
こういうような状態にあつて、蚕糸業の試験、研究あるいは改良の普及という点について、蚕糸当局はどんなお考えを持つておりますか、承りたいのであります。
二には、これによつて蚕糸業経営を安定し、蚕糸の生産増強についていそしみつつある国民の生活安定にも資して参りたい。三には、結果として生糸の輸出を増進して国家目的に合致させる、こういうところにあると思いまして、私は十分この目的が達せられるものであると確信するのであります。
○横田委員 そういたしますと、この三十億なるものは、ここにも出ておりますように、これは約二十一万五千九百俵に対するところの三十億であつて、蚕糸業振興五箇年計画によりますとこれが三十年には三十万四千七百俵になりますね。この場合には、三十億の金をもつとふやすか。
こういう前提を持ちながら、われわれとしてはこれの将来の最も正しい運営、これによつて蚕糸業全体の発展を期するために、二、三の質問を試みたいと思うのであります。
蚕品種の改良によつて蚕糸業が非常な発達をして来たから、それでも蚕品種の改良はたくさんだというようなお考えか。生糸の品質の問題とかあるいは生糸の歩合の問題とか、改良の問題とかたくさんありますが、そういうことをほつたらかして、試験場にまかしておけばよい、こんなものじやいかぬと思う。蚕糸当局は、蚕種の改良に対する具体的な方策を持つておるかどうか。この点について明確な御答弁を願いたい。
○最上政府委員 ただいまの小林委員の御質問でございますが、現在繭あるいは、ことに生糸の価格が非常な高騰を示しておることは事実でございますが、この取引所の問題につきましては、実は自由経済になりましてから、本年の春以来業者の間でも、ぜひ取引所をつくつて蚕糸業の安定をはかる、ことに先売りその他によりまして経営の安定をはかるということが要望されておるのでございます。
そういうことは一時的には生産意欲を高揚するということになるのでありますけれども、翻つて蚕糸業の長い安定という面から考えますと、すでに養蚕家は、今日ういうふうな状態であつては先がどういうふうになるかわからない。またこの反対に非常にたたかれるときがあるのではないかということを、実に懸念をいたしておるわけであります。現在の全国の状態を見ましても、処理の設備は大体五万五千くらいはあると思うのであります。
從つて蚕糸業問題にしても、炭鉱ストの問題にしても、これは見解の相違だが、われわれはぜひやるべきだと思つております。党に帰つて相談した結果、民自党の内部が賛成たからというて豹変することがあつてはまずいと思います。
実際石田君だつて蚕糸業関係はよくわからないかもしれない。しかし民自党からあらためて考えてくれということで、石田君も十分傾聽するような話があつたらいいではないか。
從つて蚕糸業の振興ができないことはもちろんでございますので、他の農産物との均衡がとれた價格というものをきめてもろうように、物價廰並びに関係方面とも種々折衝いたしておる次第でございます。
随つて蚕糸業会がこれを買い受けておつたけれども、その金融がつかなくなつたというようなことからだんだん下にいきまして、結局困つているのは農家であつたという関係になるのであります。かようなことはすでに政府といたしましても十分お考えのことと思いまして、二十三年度の繭の金融、蚕糸業の金融をどんなふうにお考えになつておりますか、この点をはつきりお返事を願いたいと思うのであります。