1954-09-22 第19回国会 衆議院 農林委員会 第71号
政府全体と言われますが、これは大蔵省と農林省が妥協によつて米価審議会の諮問原案をおつくりになり、その基本は大蔵省の主張に農林省が屈服しているのでありますから、大蔵省の実権者である原さんから聞くのは、私はあえて筋が違つておらないと思うのです。あなたから聞きたい。
政府全体と言われますが、これは大蔵省と農林省が妥協によつて米価審議会の諮問原案をおつくりになり、その基本は大蔵省の主張に農林省が屈服しているのでありますから、大蔵省の実権者である原さんから聞くのは、私はあえて筋が違つておらないと思うのです。あなたから聞きたい。
先ほど米価審議会におきまして、農林省がパリテイ指数が上つているから、パリテイ方式によつて、言えば食管会計法によつて計算して来ると、かような値になるから、小麦は二千ころんで六十八円、それに特別加算百十二円を加えてこれこれの値にしてくれ、こういう要望が出た折に、その値上げをすると、これはデフレ政策をインフレにもどすおそれがある、従つてそれはできないということになつて、米価審議会の答申もなまはんかとつてなまはんかけられた
従つて米価審議会の委員の手続きが遅れたことも、そういう意味では全くないのでございます。その証拠には、米価審議会の委員も学識経験者という資格で政府が任命することになつておりまして、従来は六人であつたのでありますが、今回は特に更に一名増員をいたしまして、七人のかたにお願いをするということにいたしたくらいでございまするから、この点は御了承を願いたいと思うのでございます。
農林大臣が明後日お見えになるそうですから、その際に凶作加算の問題はあらためて問題にしますが、二月十六日に政府並びに米価審議会の議長連署によつて、米価審議会委員の懇談会が開かれました。その際に、満場一致の建議案を決定いたしました。
従いまして、この価格につきましては、それで予算を編成いたしたのでありますが、今後の米価がどうあるべきかというような事柄については、これは今の審議会ですか、それのこともございましようし、またあれは法律にきめてあつて、米価審議会というものの答申をまつこと等も必要なんでありまして、今日は米の価格、農産物価格をどう持つて行くかということについては、これは私どもとしてはお答えする立場でないと思います。
従つて米価審議会の議長に対して、すみやかに算定方式の意見を出してもらいたいということで、ただいま米価審議会の方にお願いをしております。米価審議会議長の方から御意見がありますれば、それをもとにいたしまして決定をいたしたい。これだけが未確定のものでございます。
これは補給金を加算した輸入外麦の価格を下まわるものでありますから、外麦においては二重価格というものをやるかどうかは別として、そういう一つの措置が講じられておつて、米価審議会におきましては第三項か第四項において内麦の確保のために積極的な強力な措置を講ぜよということを答申をしております。
従つて米価審議会の答申というものが、少くとも再生産を保障する麦価であると同時に、消費者家計を圧迫しないだけの慎重なる配慮のもとにかかる答申を行つておる趣旨は明瞭でありまして、この点について二十七年度以下にするということが困難であると言われておりますが、農林省はそういうふうに考えておりますか。おりますならばどういう点が難関でありますか。
お手許の履歴書で御承知のように、足立、植木、綱島、足鹿、川俣の五君は、いずれも曾つて米価審議会委員といたしまして尽力されたものであり、又今井君は滋賀県農業会参事という経歴を持ち、以上六君は、広い学識と豊富な経験を有するものであり、米価審議会委員として最適任者であると存じまして、今回政府におきまして任命しようとするものであります。何とぞ審議の上速かに御議決下されるようお願いいたします。
従つて、米価審議会の決定は、御承知の通り生産米価については返上されている。これに対する非公式な話としては、内閣が解散したあとであるから、新内閣において、あらためて米価を検討するという意味も含まれておりますし、もう一つは解散中でありますので、将来いかなる政府ができるかわからないから、この際は返上して、あらためて検討すべきであるというふうに米価審議会の意見が、満場一致きまつておるわけです。
その点については、当日農林大臣、安本長官もおいでになつて、米価審議会の答申については非常に敬意を表するということを言つておられる。にもかかわらず、当日の審議会の骨子になつておる、いわゆる昭和二十六年産米の決定の際は、長官も御存じのように、予算が国会を通過してしまつた後に米価審議会をお開きになつた。これでは米価審議会開催の意味が大半失われる。
従つて米価審議会云々と言われた以上は、米価審議会の答申が実際に政府において実行されるように、一応希望しておきます。 次にお伺いいたしたいのは、土地改革の問題であります。
又価格を決定するに当つて米価審議会をどうするのか、動きのとれぬようにきめてしまつてから、その後において形式だけの審議会を開くのか、或いは審議会の意見を本当に尊重するようなやり方をとるのかという点について、政府の偶わりなき見解を承わりたいのであります。
永井議員から、米価決定に当つて米価審議会の答申を尊重するかというお尋ねであつたそうでありまするが、米価決定の場合には米価審議会の答申を尊重するのは勿論であります。ただ、この場合において、消費者とか或いは生産者とか或いは一般国民の経済全局から考えて見て、愼重に審議いたさなければならぬことも御承知を願いたいと思います。
従つて米価審議会の運用の問題につきましても、問題が後日に残されておると思います。
これは毎年増大の途をたどつているのであつて、米価審議会の、中間経費を一石一千円にとどめよという條件すら無視され、その倍以上も使つておるのであります。
しかるに政府は今年特に農民や消費者の要望によつて米価審議会なるものをつくりました。この米価審議会なるものはまつたく天くだり的な、実にでたらめなものであります。しかしそれをつくらしておきながら、その米価審議会の答申案である四千七百円を下まわること、実に三百円も四百円も開きがある。
○木村(榮)委員 それはむろんそうですが、しかし国家行政組織法からいえば、そういつたものはすべて予算上の措置が伴わなければならないことになつておりますから、従つて米価審議会の場合には、予算の措置は全然伴つていないということを前提にしないと、これは法律的根拠を持つた審議会ではないと言えぬわけですから、そういつたものを含めての表を出してもらいたい。
また米価が四千二百五十円という決定が近々になされるというように聞いておりまするが、これでは一体生産者の期待をまつたく裏切るものであつて、米価審議会が先に答申いたしたところの四千七百円を、まつたく無視し去つたものであると言わなければなりません。今日の農家は、供出と税金ではだかに相なつており、公正なる農産物価格に唯一の突破口を求めておるのでございます。