1958-03-27 第28回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
○一萬田国務大臣 仰せのように、減税いたしました場合におきまして、これが直接国民にとつて税負担が軽くなる、こういうふうに持っていく、これは異存ありません。しかし、また税制を改革する場合は、従来不公平であったとか、おもしろくなかった点は、同時に是正さるべきだ、かように考えております。
○一萬田国務大臣 仰せのように、減税いたしました場合におきまして、これが直接国民にとつて税負担が軽くなる、こういうふうに持っていく、これは異存ありません。しかし、また税制を改革する場合は、従来不公平であったとか、おもしろくなかった点は、同時に是正さるべきだ、かように考えております。
その次の大きな表は、所得の種類によつて税負担がどういうふうに変つているかという意味の資料でございます。左の端に夫婦者、夫婦で子供一人、夫婦で子供二人、夫婦で子供三人というふうに想定いたしますと共に、十五万円、二十万円、三十万円、五十万円の四段階の税負担を調べております。
従つて税負担を何とか考えるべきじやないかというふうな御意見ではないかと思うのですが、そういう点、一応我々も想像に難くないのですが、なかなかそれではどういう場合にどういうふうにそれを持つて行くかという点、税法に盛る上におきましてはなかなか技術的にむずかしく、同時にそのけじめ悪かくつけにくい問題があるのじやないかというふうに思いまして、今御趣旨のように将来これを改正するというようなことについて、はつきりしたお
そこで今記帳をすればいいとおつしやいますが、記帳して法人にしなければならないというのは、税理士の桂田さんでありますか、公聴会に来た公述人のかたが、現在私たちの街の税理士が忙がしくて、現在の税法は弱い者いじめである、そのために個人事業者は競つて法人に変更することによつて税負担の軽減を図るのです、こういう話出しをして、そうして最後に私どもの税理士が忙しくなくても済むような税制の改正を希望しますという言葉
最近中小企業の中で法人組織化するものが多いのでありますが、これは償却費等を収入から適当に落すこと、特に家族労働者に対する報酬、給与を損金として落すことによつて税負担を自己の有利にするという理由によるものでありますが、中小法人との関係から言つても、非常に不均衡であると思うのであります。
併しこの点につきましては、その考え方自体は、これはいろいろな税金、道府県税或いは「たばこ」消費税等で現われておりますが、勤労者の立場から考えますならば、やはり富の度合によつて税負担をするような形を地方税の上においてもはつきりと出して頂きたい。
大体揮発油を使つている業者が大部分その方の車をやつておりまして、従つて税負担の面におきしましては、相当にやはりガソリン税で負担しているわけでありますので、それら有無相通じて経常体が成り立つているという状態でありますから、その点も御勘考の上で、ぜひとも今お話のように、国民の希望に沿うような御善処をお願いいたしたいと存じます。
ただ私はこの税制の問題を論ずるときに、法人税だけそういうようなことでいたしますと、ほかの問題が如何にもアンバランスのように考えられるということであるならば、一つの方法論でありますが、実質的には私はそういう三五%に下げられるだけの財源があれば三五%に下げるべきじやないか、というのはやはり法人にはいろいろな条件がありますので、できるならば全般にそれを下げたことによつて税負担を軽くすることが更に有利じやないか
○岡(良)委員 そうすると、社会保障の原則的な問題になつて来るわけでありますが、大蔵大臣はイギリスの社会保障制度実施によつて税負担が三割以上越えておる、こうおつしやいますが、しかし昨年度におけるイギリスの所得税は、大体四百ポンド以下は無税であります。それから一万ポンドで大体六四%の税金を負担しておる。十万ポンドでは九三%の税金を負担しております。
こんなような形式的なことによつて、税負担が軽減したということを言つているのでありますが、これは欺瞞でありますが、私は時間がございませんので、まだ政府の今度の税制改革についての非常な欠陷については指摘することができますが、時間がございませんので、以上の大体三点を挙げましてこの税制改革案のうち特に所得税の臨時的税制改革に対して反対するものであります。
そういうところへ持つて来て、それでも農村とか中小企業者の税負担が重かつたからその後減税措置によつて税負担は軽減されて行つたと思うのですけれども、勤労者のほうの、その人たちとの税負担の不均衡は、勤労者のほうに対して捕捉率というのはやはり同じでありますから一向比例して軽減されて行かない。むしろそれで逆に片方が軽減されれば逆に不均衡が拡大する、こういう実情になつているわけです。
しかも一万ポンドになれば七・五%、こういうことは皆さんも一応お調べでありましようが、徹底せる累進高率課税によつて税負担の均衡化をはかり、ひいては国民の所得の均衡をはかり、そうして国庫收入をもつて大幅に社会保障の財源として、これを補助の名目でつぎ込んでおります。
われわれといたしましては、この収用法によつて収用される限り、改正法の方針によつて税負担はかなり緩和なものになるということを申し上げておきます。
維持できないような財政上の負担があまりに自己負担において過重であるから、これによつて税負担が引下げられるのならば投げ出すというような安易な途を選ばそうとするわけでありますから、これはどうしても国家財政の不手際を是正しまして、平衡交付金の合理的な基準単価をきめるということを私は国会の皆さんに心からお願いいたしまして、これによりまして、たとえ人民投票によつて投げ出す途を設けましても、この裏打ちがしつかりしておりましたならば
又納付についていろいろお話がありましたけれども、この再評価によつて減価償却の額が大きくなれば、それによつて税負担が軽減される、その軽減額の範囲で納め得るものは納め、納め得ないものに対しては相当延納の方法も講ぜられて、決して無理がかかつていないと思います。私はそれらを考えまして現在の百分の六の課税は決して妥当を欠くものではないと思います。
それによつて税負担の重いか軽いかの比較のお話があつたのですが、との問題は実際問題として、朝鮮動乱前後の実情を見ますと、生計費内容を見ますと、医療費、これが著しく上つている。大体食費は余り上つていない、多少上つていますが、一番上り方のひどいのは医療費、それから光熱費、住居費でございます。
若し先ほど安本長官に申上げたごとく、物価高のために、ここに三割の支給増を行わなければならないとなりますると、所得税は一千二百二十九円となつて、税負担は七割増ということになるのであります。決して実質上の減税と又学問上の減税というものが一致するとは言われないのであります。今日のように物価高が続き、国民所得が増大すればするほど、実質上の税の増加を来たすことは明白となるのであります。
従いまして我々の党としては、実際の階層別国民所得に従つて税負担を公正にするために、税率につきましては五万円以下一〇%、五万円乃至十万円一五%、十万円乃至十五万円二〇%、十五万円乃至二十万円は二五%、二十万乃至三十万円は三〇%、このような税率にして、もつと下のほうに厚く、下のほうは有利にすべきである一そうして今度の改革にありますように、百万円以上五五%とすることには反対でありまして、やはり現状通り五十万円以上五五
○國務大臣(保利茂君) これはしばしば大蔵大臣からも申しておりますように税負担の問題は、年間を通じて中央、地方の両方の税を総合して、そうしてその人の負担が大きくなつたか、或いは低くなつたかということによつて税負担の問題は判断せられると思いますが、私はその両面を総合して、個人当りの税負担は低減しておるという大蔵大臣のお説を信じておる次第であります。
次に本法案によつて税負担の公平を試み、均衡化を行うとありますが、事実はまるつ切り反対な結果を生むでありましよう。総体的に本法案は、大所得者よりも、小所得者に多くの税金をかけて来るように相成ると思うのであります。いわゆる弱い者いじめの税制というのはこういうものを申すと思うのであります。
従つて二十三年度のあのインフレ期における国民所得の中には非常に沢山のインフレ所得が含まれておつて、そうしてそのインフレ所得は、税で取ろうと思つても、これは捕捉できなかつたので、当時においては従つて税負担がまるで紊乱して、全く税務機構は破綻に瀕したと言われたくらいなんです。そうして今度の税制改革の基礎になつたその二十三年度の階層別国民所得は、あの当時において取つた税から逆算したものである。