1954-10-08 第19回国会 参議院 文部委員会 閉会後第18号
労働者農民党というのは、労働者農民という階級を中心として、これらの利益を護るための政策を打ち出すことによつて社会主義社会を建設する、もう明らかに階級政党一本で行くんだという考え方、それから右派社会党と左派社会党とでは、はつきり、やはり区別があります。我々のほうは、講和条約については既成の事実としてこれを我々は承認した。ただ、安保条約については我々はこれをとらなかつたわけなんです。
労働者農民党というのは、労働者農民という階級を中心として、これらの利益を護るための政策を打ち出すことによつて社会主義社会を建設する、もう明らかに階級政党一本で行くんだという考え方、それから右派社会党と左派社会党とでは、はつきり、やはり区別があります。我々のほうは、講和条約については既成の事実としてこれを我々は承認した。ただ、安保条約については我々はこれをとらなかつたわけなんです。
「資本主義の現段階においては、その必然の結果たる失業や貧困や疫病やを無視しては社会は存立し得ないのが事実であつて、この事実がある限り国家は社会保障制度によつて社会主義、共産主義その他暴力革命的な一切の運動を阻止しなければならぬのであり、社会保障制はこの意味で、軍隊に劣らぬ国家の必要事項なのである」、これは先ず論議を進める出発点にお書きになつておられます。
殊に、社会主義がいいと、こう言つたからと言つて、社会主義を以て立つておる政党は何も社会党左派だけ、あんたのほうだけじやありません。(「そうそうその通りだ」と呼ぶ者あり、笑声)又はかの保守政党のうちにも、又全然政党に所属しない人のうちにも社会主義というものが今後の社会を改造して行く上に重要な思想である、こう考えている人はたくさんあります。私自身もそう思つておる。
たとえば具体的にまさに総選挙になろうという前に、大学の先生が行つて社会主義はたいへんけつこうなものだという話をする。社会主義を唱えておられるのはやはり社会党左右両派であります。これはもうはつきりしておるわけです。そうすれば、そのこと自体は何もならぬと言いますけれども、将来至らしめるに足りるというのがある。
たとえば大学総長が日教組の会に行つて、社会主義というものは非常にいいものだという講演をする、そうしてそれがあとで支持せしめるに足るものになるかもわからない、これは猪俣委員が質問された通りだ。そうすると第一点は、社会主義がなかなかよろしいということを大学総長が、教員の組合に行つて話をした時分に、第二項ですか、支持せしむるに足りる、これに当るか当らぬか。これが一つ。
われわれだつて社会主義者だ、共産主義者ではございません。小林はヒユーマニズムに立脚したりつぱな社会主義者であります、人道主義者であります。けれども多くの主張の中には共産党の主張に同調するものも出て来るかもしれません。その一斑が同調したからといつてすぐ共産党だ、赤だときめつけるのは、反動自由党の諸君のよくやる最も悪いくせである。そのくせがあなたにもあるのではないかということをおそれている。
従つて社会主義の国であつても日本との国交については、やはり外務大臣は今アメリカの支配下に、アメリカの影響下にあるからそういう自主的な考えがなかなか起らない、我々に率直な答弁ができないのかと思います。従つてこれは将来すぐじやなくてよろしい、穏歩漸進的に外務大臣の自主的な外交ができるように努力されることを私は希望しておきます。
私ども社会民主主義政党といたしましては、破壊的な共産主義の政党、資本主義に立脚する保守的政党とは常に対決をするの決意を持つている以上、これらの政党に対しては心から信任するわけには参りませんが、しかしまた、直接行動を排撃し、民主主義的な方法によつて社会主義革命の達成を念願いたしておりまする議会主義の立場に立つ限りにおいては、ただ単に保守なるがゆえに、むげにこれを否定し去るものでもございません。
そうして人類は資本主義から社会主義に移つて、社会主義から共産主義に移つて行く。これはもう歪めることのできない真理です。この真理を打消すことは、若しもあなたにできるならばちやんと理論的に、哲学的に説明して頂きたい。そうじやないと我々は納得できないのです。この破防法を審議して行く上において、納得できないわけです。
資本主義社会の資本家に対抗するために、ここに労働組合の団惰力によつて資本主義社会というものをば顛覆さして、そうして新らしい社会組織を作つて行くというようなのが、これが、極めて大ざつぱな言い方でありますが、そういうことが大体の考えの荒筋だと思うのでありますが、そうしたならば、学者がよくマルクス主義を批判して言うのでありますが、資本主義が漸進的に発達して行つて、即ちレヴオリユーシヨナルに発達して行つて、社会主義或
景気、不景気はつきものだと言うが、資本主義社会においてつきものであつて、社会主義社会では景気、不景気というものはない。こういう国と通商貿易も国際関係も結ばないで、アジアにおける小さな範囲、東南アジアというものしか考えない、あるいはアメリカしか考えない。イギリスを考えても日本の商品を買つてくれない状態です。こういう小さいことしか考えないで大きなことを言つてもしようがない、私はそう言つている。
それからこういうことから入つて行つて私の方は、要許可品目の中で、戦略物資としてとうてい許可が受けられそうもないもの、あるいは條件によつては許可が受けられるもの、あるいは全然許可なくして自由に向うと取引できるもの、そういうものを具体的にだんだん聞いて行きたいと思いますが、アメリカ側では、御存じの通りバトル法によつて社会主義圏との取引が大分制限されているようでありますが、そういう影響が日本の貿易にもあるかどうか
しかしそれは松永さんがこれを言われる場合におきましては、これは残念ながら夢であるか、あるいはまた松永さんが、はつきり言つて社会主義にならなければいかぬ。ときどき松永氏は社会主義者だというようなうわさもありますが、つまり松永さんは氣がつかれずして電力の社会性、電力全部を預かつておるものだからおのずからそういう面に到達せざるを得ない。
従つて、社会主義的だというような見解が誤り伝えられておるのでありますから、そのことについては厚生大臣は信念を持つて、これはそういうものではないのだ、この程度のものは今日やらなければならないのだというお考えになつてもらいたいと思う。またそうでしようと思う。そういうことに対してのあなたの御信念をこの際お伺いいたします。
行く行くはこれによつて社会主義を実現させるという思想が非常に明瞭に現われております。これは一九一一年のロイドジヨージの改革から始まつて、一九四二年のいわゆるリバリツヂ案というもので、そういう考えが具体化して、一九四八年七月五日において先ず全部が実行されたということになつておる。
国の費用で厖大な量の教科書を作つて、社会主義国、人民民主主議国は悪者であるというような詰込みは教育を強行しているのか。政府のやり方はコア・カリキュラム方式の最近の教育によく現われておりますが、もともとあの方式は日本の実情にふさわしくないものである。それを無理に押し付けて、その結果、生徒の学力ががたがた落ちて来ている。
この人口調節を日本の国は現在のところいろいろな議論もありましようけれども、総体的な人口過剰と言つて、いわゆる生産力のうまい配置が行つていないために人口過剰を感じるとこう言いますけれども、私は現在はざつくばらんに言つて社会主義の立場に立とうが、人口というものは非常に資源との間にアンバランスであるという考えを持つております。
かかる情勢において、我々が如何に進歩的と思つても、戰争自体が起つたら、それは人類の破滅であつて、社会主義の建設も烏有に帰するものだと思うのであります。その意味においては、我々は飽くまでも戰争防止、世界の平和擁護という点に集中すべきだと思うのでありますが、その点如何かと思うのであります。 以上平和擁護の所信を展開いたしまして、皆樣の反省を促す次第であります。
何となれば、三党連立の基盤を打破つて、社会主義政策、言いかえれば、重要産業の國官國営政策を前面に押し出さんと意氣ごみつつある社会党の委員長を兼ねておる片山総理といたしましては、その將來の運試しの意味においても、せめて現在あるところのこの鉄道、逓信という國有國営の代表的に大企業には、何とか活を入れて、さすがに國営事業だと國民の喝采を博するところまでいかぬにいたしましても、國民の不滿をやわらげる方向へ進
社会党は、最近になつて、社会主義政策の実行上これが破棄を熱心に希望せられておりますが、連立内閣を持続する限りにおいては、それは無理な御注文といわなければなりません。(拍手)いわんや四党協定の政策は、かなり廣汎な、ゆとりのある大網をとりきめたものでありまして、実際政治の上においては、十分互譲妥協の余地はあるのでありますから、必ずしも破棄の必要はないであろうと思います。
(笑声)(「中道を歩む」と呼ぶ者あり)だから、たとい本案が成立いたしましても、恐らく我が國の石炭鉱業の復興に大して役立たないのみならず、(「然り」と呼ぶ者あり)場合によりますと、社会主義立法の名称が立派であるそのために、我が國勤勞者階級の遅れた人たちに、恰かもこれによつて社会主義実現可能のごとき幻想を與えるとしますならば、これによつて有害な作用さえも來る虞れがあるという可能性を我々は感ずるのであります