1954-09-15 第19回国会 参議院 地方行政委員会 閉会後第5号
今頃やるのはおかしいじやないか、こつちはトラックに乗つて田舎に行けば、どこの田舎でもやつている。昔風の皆で挽いて行くやつから、それからちよつとした市になると、ガソリン自動車で、それで団長が上で兵隊式に敬礼をして総動員でやつている。そういう人たちは別に消防団から出ている誰々を支持してくれとか、誰々をよろしく頼みますということを公式には何も表示していない。
今頃やるのはおかしいじやないか、こつちはトラックに乗つて田舎に行けば、どこの田舎でもやつている。昔風の皆で挽いて行くやつから、それからちよつとした市になると、ガソリン自動車で、それで団長が上で兵隊式に敬礼をして総動員でやつている。そういう人たちは別に消防団から出ている誰々を支持してくれとか、誰々をよろしく頼みますということを公式には何も表示していない。
従つて田舎のほうへ行きますと、この負担に対する不平が相当強く出ておりますによつてこの点は極めて留意して、そこで考慮してもらわないといけないと思うのであります。
一カ月も二カ月もずれているのですから、そういう点もよう考えて、こちらのほうだけ話がわかつておつて田舎のほうの油屋は何を考えているかわかりませんから、そういうことは責任を持つてやつて下さい。そうしないと、私のほうだけ賛成しても困りますから……。
こういう日本が耐乏の生活をしなくちやならんときに向つて、田舎者がびつくりするような名店街を東京の中央に作つたり、こういうことが果して国策上いいかどうか、ということは疑念を持たざるを得ない。私は副総裁に一つお伺いしますが、一体国鉄はこの前の国営の場合と違つて、公社になつた後にどうも経営を見るというと、これはいい意見のビジネス・ライクになることは非常に歓迎します。
それからなお今後の食糧の取締につきまして一般国民が関心を持つておりまするのは、例えば東京におつて田舎の両親の下から米を届ける、そういうものに対し同様にびしびし警察がやられては非常に困る、これはまあいわゆる善良なる市民の心配の的でありますので、一応取締はいたしまするが、これはいわゆる悪質のブローカーであり、業者というものを飽くまで中心にいたしまして取締を実施いたしたいと考えております。
それで私は却つて田舎のほう、或いは不便な所、こういうふうな所では問題は逆で、却つて道路よりも自動車のほうが先と、自動車が通るようになつて道路がよくなると、こういうのが、これが普通でないかと思うのです。それでこれは北海道だけだという人もあるかも知れませんけれども、事実は自動車が入つて、そうして道路がよくなつた、こういう論理のほうが、恵まれていない所には正しいと思うのです。
あたりが地方事務所なんかを通じまして、ときどき管内の町村の主務者を集めて講習会なんかやつておるようですが、そういうことをもう少し定期的に励行することのほうが、むしろ地方の町村にとつては非常にプラスになるのじやないか、いきなり山の中の町村の役場員が東京に出て来て、そして高度の専門知識を教えてもらつても、これは田舎に帰つてもすぐ別に役に立つというわけではないし、又結局そういう人たちは東京の大学の空気を吸つて、田舎
そうだとすると、都会の人に気の毒であつて、田舎の人にいい。田舎の程度に引下げてしまえば、都会の人は生活できないという問題になつて、私は今具体的に直ちにそういうことをしたほうがいいのじやないかということは、これはむずかしい問題であるということは、今大臣もおつしやつたように、併しそういうこともいろいろ全体としてものを考えるときには、必ず頭に置かなければならん問題だと思うのです。
田舎のほうは非常に可能区域を広くしておりまするのが、そういう意味で、実費から言うと却つて田舎のほうが高くなる。併しこれは同時に全体の関係でありますので、負担金のほうは田舎のほうが安くなつております。田舎が二万円で、都会が三万円ということになつておりますが、全体的に総合しますと、総合的な意味合いにおいて大体実費に合致いたしておる、こういう情勢であります。
却つて田舎のほうが上つて、田舎が非常に困るという結果になる。都会は上らない。だから都会の空地に対しては税金を取つて、そうして納めるのが嫌なら早く家を建てるようにするか、土地を提供さして家を建てさせたらどうか。これは住宅金融公庫の金を貸しても一つの土地に権利金幾ら出すということで、これだけだつて厖大な金です。到底あとからあとから貸付金額を殖やしたところで追つ付く余地がない。
或いは又老人、子供を抱えておつて田舎で百姓をしておる。自分がいなくなると困るからということで、病気でありながらやつておる。そういう者はなかなか病院に入らないといつたようなものが残つておるわけであります。
まあいろいろの問題もあつたでしようが、地方新聞などの小さい新聞と大新聞との対立が、或いはもうちよつと具体的に言うと、やはり統制を撤廃すれば大きな新聞が買占めちやつて、田舎の新聞は総潰れになつて潰れちやうだろうという必配がかなり強かつたと思います。又残して、撤廃はこの際されないのですか。
そういう医学的の考慮がないということになりますと、本当にただ看護して見守るとか、治療上から言いますと、ただそれを收容して治るまでの期間を簡單に処置して行くということになりますと、どうしてもこれは若い、結核に熱心なお医者がとかく行きにくい、又そういう施設に限つて田舎にありますから行きにくい。
ただ俸給額が多い少いがあるからそういうふうな差額が出て来るということであつて、田舎と都会とは賃金が高い、安いがあるから、そこで抑え方が違う、こういう意味じやないですね。
あれでも動かして貰えばいいということで鐵道に言つたら、ガソリンがない、今の時代にガソリンどころではないというので、私も尤もな話だと思つて、田舎に歸りまして、ガソリンがない、結局電化を待つ外ないといつたときに、幸い私の方は飛行機の基地になつておりましたので、軍から各村に農事用として拂い下げてくれたガソリンがあります。
あの当時各大都市に、空襲を受ける危險の多い所におきましては、多くの病院が他に身賣りをいたしまして、そうしてその金を握つて田舎へ疎開をしよう、或いは医療機関としてそれを放釋してしまつて、とにかく人に賣つてしまつて田舎に逃げようという傾向が非常に多くなつておりました。時の政府はこの点を憂慮いたしまして閣議の決定をいたしました。