1955-07-09 第22回国会 衆議院 農林水産委員会 第38号
このためにため池等を作つて灌漑用水の設備を増強いたしておる。ところが川のはんらんによって別な方面に、低いところに川が流れている結果、灌漑用用水が非常に困難に陥っておる。そこで単なる被害ばかりではなくして、今後の作況に非常な影響をするような旱害が起るのではないか。
このためにため池等を作つて灌漑用水の設備を増強いたしておる。ところが川のはんらんによって別な方面に、低いところに川が流れている結果、灌漑用用水が非常に困難に陥っておる。そこで単なる被害ばかりではなくして、今後の作況に非常な影響をするような旱害が起るのではないか。
水の問題で今一番問題になりますのは、冷たい水が田に流れ込むいわゆる冷水の害、いま一つは鉱毒による灌漑水の害、いま一つは、この冷水の問題と関連もあるのですが、発電工事等によつて灌漑用水が長距離区間を、ほとんど太陽の日の目に当らないで、ヒューム管等によつて導水をされる、それによる灌漑地域における甚大な被害というものを、先般私ども北海理に参りまして東川遊水池を見学をしたときに、しみじみ感じた。
同僚議員の質疑の中にもございました通り、この猫岳の裏側の上高井郡では、完全な除害施設をやつているといいながら、実際には数々の問題を起しておりまして、先ほど課長には申し上げたのですが、千曲川からたいへんな電気料金を払つて揚水をして、高い所へ水をひつぱつて行つて、灌漑用水あるいは飲用水に充てているという、経済的に非常なむだをやつているのです。しかしこの個所は全然できないような悪条件下にございます。
小さいところの電源開発もありますし、そういう面については、やはり電気のほうは急ぐけれどもやはりその場所を開発し発電所を置くことがあるから出て来るであろうところの総合的な開発の上においてどういう影響を持つか、或いは又その点は全面的な総合計画でなくてもどこを開くことによつて灌漑用水の関係なり、遡河魚族の島の設置なり、流水路と言いますか、木材の流送路というものの設置をどうするかというようなことも結局その地点
洪水を調節し或いはそれによつて灌漑用水の普及並びに発電を起すというような目的の堰堤工作物を作つておるのでありまするが、これらに対して事業の補助をしたというのが六億二千二百万円であります。
えます場合、ことに公共事業費の増大は必至に見込まなければならぬと思いますが、ややもすると最近インフレその他を懸念いたしまして、減税の方を優先的に考えられているように聞くのでありますが、これはひとつ考えを大きくお持ちになつていただきまして、この際アダム・スミスの自由主義だけでなく、カーンの乗数理論くらいを取入れた自由主義をとつてもらいまして、減税よりも公共事業に多くの国家予算を投入して、一本の川によつて灌漑用水
併し大正の初めから人口の増加につれまして、米の増産ということが叫ばれ、従つて灌漑用水を河川より受入れて行く大きな灌漑工事が各所に起つて来る。又工業の発達に伴いましてエネルギー源としまして水力発電が勃興した。
それをわれわれ政府のものが、本気になつて灌漑用水を早くつくることじやないかと私は考えております。それから農村の基本的な問題として、農村経済が極度に窮乏しておる。これをどう思うか。
もし電力の税金が非常に高いことのために、もうこれ以上電力を使つて灌漑用水いたしましても、米価とつり合わないから、ひとつこの辺でやめましようということには農村は参らないのであります。しかも農村がつくつております農作物を完全に生かしますために、そういう採算を度外視しても、やはり電力を使用されると私は思う。それらの問題に対してひとつこれを考えておこうというようなことでは、私は済まされないと思う。
從つて灌漑用水に直接の繋がりは持つておらないと、こう申上げていいと思います。新潟縣の方は無論補給電力に重点を置いておりますので、渇水時に電力を余計出したいと考えておりますが、併し常時、年中水を出しておるのであります。その意味で灌漑用水に直接の繋がりを持つておると、こう申上げ得ると思います。一番少いときでも大体五、六十トンの水を信濃川に放流しようという計画であります。