1954-05-26 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第50号
消防手が意気軒昂として、あるいは無我夢中になつて、消防用の消火水栓を抜いてじやんじやん放水をする。もとよりその刹那における消防員の心理状態は、ただ火を消しとめるだけに全心全霊をささげておるのでありますが、その結果するところは、その消火栓の附近一帯が水浸しになります。その附近に汚水等があり、あるいはまずいものがありました場合は、大きな直径何尺の消火栓の中に汚水が溢水して、濁水が入る。
消防手が意気軒昂として、あるいは無我夢中になつて、消防用の消火水栓を抜いてじやんじやん放水をする。もとよりその刹那における消防員の心理状態は、ただ火を消しとめるだけに全心全霊をささげておるのでありますが、その結果するところは、その消火栓の附近一帯が水浸しになります。その附近に汚水等があり、あるいはまずいものがありました場合は、大きな直径何尺の消火栓の中に汚水が溢水して、濁水が入る。
これをアメリカ等の状況を考えますると、人間の飲用に供する水道の外に、防火専用水道を持つておるのでありまして、この両者によつて消防用の水の源をなしておるのでございます。我が国におきましては、水道というものが飲むためであると同時に消防用の水という両方の作用をなしておるのでございます。