1954-02-20 第19回国会 衆議院 農林委員会林業に関する小委員会 第2号
この問題を取上げるにつきましては、公共性ということか基準になつておつて、流域に住む人口であるとか、あるいは農業利水の問題、電源開発上の問題、産業施設等のものを基準としてお考えになつておるようでございます。
この問題を取上げるにつきましては、公共性ということか基準になつておつて、流域に住む人口であるとか、あるいは農業利水の問題、電源開発上の問題、産業施設等のものを基準としてお考えになつておるようでございます。
そういう土地が集まつて流域を形成しておりますので、この山林の持つ土地経済というような面を切り離して考えることは、かえつて治山治水の面からマイナスの結果を来すのではなかろうかという見方が生れるわけでございます。
それによつて流域一体が水没する、こういうような実情なのでございます。そこで今度の遠賀川の堤防決壊につきましていろいろ専門家も研究されておるようでありますし、又県の土木出張所あたりも専門的な見地から検討されておるようでありますが、こういう事柄は申上げるまでもなく、決壊いたしました箇所は鞍手郡の植木よりも向うなんですが、丁度植木町の近辺になつている。
それから下流の方におきましては、大分これも政治問題化しておりますので、御承知のことと思いますが、只見川の下流におきまして、本流沿いにダムを連続して下流までずつと開発して行く方式と、それから世間では新潟湾と呼ばれておりますが、この図面のちよつと北のもう少し北のはずれになつておりますが、奥只見というところがございますが、奥只見のその又下流のところから新潟の信濃川に向つて流域変更をするという考え方の二つの