1954-10-29 第19回国会 衆議院 建設委員会 第45号
これをさらに研究しまして、洪水調節の有効なダムをつくつて、洪水調節をやると同時に、なくした一万五千キロか幾らかの電力を確保できれば、非常に幸いだと思つております。 さような考えを持つておりますと同時に、大淀川の水系について、全体の治水計画をもう少しはつきりさせて、綾川等のダムも、電力プロパーでなしに、洪水調節を主体としたダムをつくつて下流の水害を除去する。
これをさらに研究しまして、洪水調節の有効なダムをつくつて、洪水調節をやると同時に、なくした一万五千キロか幾らかの電力を確保できれば、非常に幸いだと思つております。 さような考えを持つておりますと同時に、大淀川の水系について、全体の治水計画をもう少しはつきりさせて、綾川等のダムも、電力プロパーでなしに、洪水調節を主体としたダムをつくつて下流の水害を除去する。
過去におきましては、余り予算獲得をするのに遅れてしまつて、慌てまして、或る程度の調査をやつたぐらいで何したので、あとになつてからどうも誠に申訳ないような、或る程度の修正をしなければならないようなことがありましたが、今後は慎重に一つ調査研究して、自信のある設計をやつて行きたい、かように思つて洪水調節ダムに相当力を注いでやつて行きたい。
さらに七千立方メートルをどうするかという問題が、これは昭和二十四年に検討されまして、上流でダムをつくつて、ダムによつて洪水調節をやろうというので、五箇所のダムをつくる予定になつております。小さいダムを今藤原でやつておりますが、ああいうダムを五箇所つくるには、やはり相当の年月がかかるので、むしろ思い切つて沼田にダムをつくつて、そしてそこで思い切つた洪水調節をやる。
しかしながら、その後情勢の推移に従いまして、特に最近になりましては、上流部において堰堤を築造して、それによつて洪水調節を行う、それと同時に他の治水工事も兼ねて行う、いわゆる多目的の堰堤を計画するようになつて参つて、いわゆる河川計画のやり方が、砂防中心主義より、上流堰堤主義に移行して参つたと申し上げていいと思います。
○国務大臣(周東英雄君) 今日の電源開発を急ぐという立場からいたしまして、従来の九つの電力会社を使うことは勿論でありますが、そのほかに相当規模の大きいところで、而も総合的、各般に関係するところの非常に多い、殊に公共事業費等によつて洪水調節、或いは灌漑用水というような立場から作つているダム等の総合的な利用の面から言えば、これを只今計画いたしておりますような特殊会社によつて急速に進めるということは、すべての
それならば若し上流に堰堤を造つて、洪水調節ができ、水位の低下ができ、砂防が完全になるといたしますれば、そういう理想の下にそういう計画を立てるといたしますれば、現在災害で壊れておる個所をそう立派なものにしなくてもよいという問題が起るのであります。その兼ね合せの問題が非常に厄介なのであります。
従つて洪水調節をやるようなダムに至つては、だんだん民間会社の手をつける希望を持てなくなつて来たのではないか、また一方そのダムを一つの目的にのみ使つたのでは、あまりにも不経済である、洪水調節と灌漑用排水とその他の目的を同時に果すことによつてのみその電力は低廉なる電力料になるという結果でありまするから、どうしても一つの目的では成り立たぬということだろと思うのであります。
こうしたところを見て参りましたが、結局フラット・コントロールというものに対して重点を置いて、電力その他のものは第二義的なものだということを聞かされて来ましたのですが、この点はT・V・Aで例をとつて申しますと、T・V・Aはテネシー・リヴアーに対して二十六のダムを作つて洪水調節をやつており、その中の四つのダムだけは電気、パワー專門に造つたダムでありますが、あとのダムは洪水調節が主であつて、電力はその調節
それでは河川についてはどういつたものが今入つておるかということを申しますと、河川については大きなダムをつくつて洪水を防禦する、あわせて農業水利関係に役立てようというのが主でありまして、猿ヶ石、湯沢、栃木県で申しますと五十里、四国の物部、これにダムをつくつて洪水調節、農業水利関係に役立てよう。それから河川改修では江戸川、淀川、木曽川、最上川、こういうのが入つております。
そのほか現在の上流の方の改修も、いろいろ放水路も掘りましたが、まだ未完成の点もありますので、これをできるだけ早く完成したいというのに、実は主力を注いでいまして、上流に堰堤をつくつて、洪水調節をするということまでは、今手が出せないような形であります。
第三は貯水池の利用によつて洪水調節に役立たせて、そして豐富なる發電計畫を進める。すなわちこの三位一体をねらいといたしまして著手したのでありますけれども、發電箇所四箇所が著目されまして、二箇所はすでに竣工し、二箇所は戰爭中に中絶となり、一箇所は昨年の十一月から工事を繼續いたしている状態であります。この第三の工事繼續中の第二川原發電というのが現在いろいろ問題になつているわけであります。