1954-02-09 第19回国会 参議院 農林委員会 第6号
従つて水液撒布の噴霧器を農家はそれぞれ多額の資金を投下して用意したはずなのです。私が承知しておるところでは、農家の資本投下にすれば非常に莫大な数です。一台六万円、七万円というような噴霧器を買つて、それぞれ現にその態勢が整つておるわけです。
従つて水液撒布の噴霧器を農家はそれぞれ多額の資金を投下して用意したはずなのです。私が承知しておるところでは、農家の資本投下にすれば非常に莫大な数です。一台六万円、七万円というような噴霧器を買つて、それぞれ現にその態勢が整つておるわけです。
僅か一年の間に昨年は粉剤が四であつて水液が六である。二十九年度は逆になつて、水液が四で以て粉剤が六になる。その結果一体どうなります。農機具会社は儲けるだけではないですか、私は疑いを持つておる。こういうふうな僅か一年の間に大きな指導方針が変るということは、その蔭に農薬会社の暗躍なり、農機具会社の暗躍がある。最近のこの政界の腐敗堕落から見て、私はそこに思いを及ぼすのであります。
どこまでも農家の希望によつて水液がほしければ水液が十分に事欠かないように、農家の希望によるところの農薬会社の製造のほうの指導をされて来たのですか、その点を伺いたい。