1954-10-19 第19回国会 参議院 法務委員会 閉会後第9号
次は最近における日共の動向のうち、まず基本戦術について申し上げますが、御承知のように、日共は新綱領によつて民族解放民主革命を目標に活動して来たのでありますが、これまで戦術上の情勢判断を保つたり、あるいは極左的ないし右翼出偏向を侵してその運動は必ずしも順調に発展して参つたとは言えません。
次は最近における日共の動向のうち、まず基本戦術について申し上げますが、御承知のように、日共は新綱領によつて民族解放民主革命を目標に活動して来たのでありますが、これまで戦術上の情勢判断を保つたり、あるいは極左的ないし右翼出偏向を侵してその運動は必ずしも順調に発展して参つたとは言えません。
自国の地理を教える、自国の歴史を教える、自国の言葉を教える、これはどこの国民だつて民族だつて共通の要望だろうと思うのですね。それが日本人の普通の義務学校に一緒に学んでいるという場合は、それはでき難い。そこで私は教育内容は、やはりその民族の人たち、父兄の人たちの欲するような教育がなされて行くということは私は何ら差支えないことであるのみならず、そういうことは当然でなければならんと思うのです。
御承知のように日本共産党は新綱領によつて、民族解放、民主革命を目標に活動して来たのでありますが、これまで戦術上の情勢判断を誤つたり、あるいは極左的ないしは右翼的な偏向を犯して、その運動は必ずしも順調に発展して来たとは言えません。すなわち日本共産党は昨年十二月、この問題について重要な自己批判をいたしました。それによりますと、現在敵の力はなお強大である。味方の力はなお劣勢である。
○緒方国務大臣 東南アジアの問題は、結局長い間ヨーロツパ諸国の覊絆下にあつた民族で、太平洋戦争の途中に闘つて民族の解放、独立を獲得した民族でありますから、まだ東南アジアにおける古い勢力がことごとく後退してしまつたというわけでもない。でありまするが、私が自分で感じたところでは、素朴な民族感情というものは日本に対して決して悪くはないと考えるのであります。
さような気持を以て参つたのであつて、私は一国の文部大臣はこの寝ても覚めても教育によつて民族の興隆を図ろうとするまじめな五十万の教育者をば味方として、一体となつて進んで行くところの情熱と理想とをお持ちにならなくちやならんものと私は思うのであります。
吉田総理の外遊のことで新聞によると、何か東南アジア開発に関してアメリカの方に援助を求めるということでありますが、私は満州なんかにおつて民族心理を知つておりますが、ポイント・フオアをアメリカが言い出したときに、これは必ず失敗するということを非常に恐れたのであります。
限られたこの領土を世界最高の科学技術国にするかいなかということによつて民族の運命はきまるのであります。そういう観点からごの案を拝見いたしますと、提案者は、腹の中においては非常に雄大な構想をお持ちになつておるようですが、国会の特殊性にかんがみられて少しじやない、大いに妥協されておる。何とかして通りやすいように通そうというお考えがあるのではないか。
かつてわれわれは戦争により国連を賭して民族の進路を獲得したのでありますが、今やわれわれは平和の手段によつて、民族の進路を開拓することができる。かつて戦争によつて獲得した領土の何十倍の土地は、人類の平和と自由を確立するために、わが民族の協力を求めているのでありまして、この道を進むことこそ、現代日本人が歴史の上に輝かしい足跡を残す大なる機会なりといわなければならないのであります。
(拍手) 今日、日本は、MSAによつて表現されているアメリカの武力政策と、平和攻勢の観点に立つソ連の政策の間にあつて、民族百年の運命と国民生活の安危を決定しようという重大なる関頭に立つておるこのとき、何ら創造と自主性のない、この皮相なる、また事務的羅列報告にすぎない演説を聞くことは院外の国民とともにわれわれの憤激せざるを得ないところであります。
(拍手)新しき日本は、たとい力ありとも、その力にたよらず、武力ありとも、その武力を発動せずに、よく政治の聡明さによつて民族の権益を保障し、国家の進路を開拓すべきものであると確信いたしますが、これに対する政府の所員を承りたいのであります。(拍手) 特に吉田総理大臣に申し上げたいことがあります。
世界に伸び得るか、伸び得ないかということは、今日の科学の最高の水準によつて、そのブレーンがいかなる価値を持つかということによつて、日本民族の将来性が判定されるのだ、こういうふうに考えて参りますると、今の科学の最高水準にある電波、しかも今から行われんとするマイクロウエーブの研究、その完成というものは、はたしてアメリカと英国とに対比してすぐれておるかすぐれておらないか、すぐれたものができるかどうかによつて、民族
その過渡期の経済であつて、民族資本家もおるのです。利潤もやはり与えておるのです。そうして国営の企業と純然たる民営企業と半官半民の企業とありまして、皆渾然一体になつて動いております。それで政府もやはり政府の政策に協力する民族資本家には金融もいたし、金利も下げ、資材も与え、そうして動いておるのです。最近の民族資本家は喜んで協力しておるのです。これは事実なんです。従つてやはり行つて見なければわからない。
今の保安隊、海上警備隊の青年たちは、この現在のこんとんたる世相の中にあえぎながらも、身を張つて民族の自由と独立を守ろうという熱情に燃えて集まつた純情な青年なのです。彼らをして前途に希望を持てないという絶望感に陥らしめるは、まことに容易ならぬ損失だと思います。私はあえて御返答を得ようとは思いません。どうかこの点をとくと考えていた、だきたい。
即ち先ほど来申上げておるように、らいという病は最も恐ろしい病であるが、併しながら隔離の方法によつて民族から根絶し得るものである。現に日本のらい患者の数がだんだんに数は減りつつあるという実情もあるのであります。こういう状況にあるらい患者のことでありますから、これを特殊に見ても、私はほかのものと非常に違う。
今日のように領土が少くなつて、民族は多くなつておる。これが自活して行くにはことごとくが働かねばならぬと存じます。これは当然であります。働かずして生活ができないならば、これはやむを得ないが働いても働いても生活を維持することができない。自分も家族もそれをなし得ないということは、人類としての一大悲惨なことであり、不幸なことである。またこれは民族としてだれも見のがすことのできないことであると思います。
○大達国務大臣 私は先ほど申し上げましたように、一つの時代、一つの社会においてこうであるべきだというその徳目というものは、その次の時代、次の社会においては、事情の変遷に伴つて、民族の良識によつて取捨せられる筋合いのものであると、芝居の例まで引いてお話を申し上げたのであります。
刑事裁判権に関する国連側との交渉については、国民は挙つて民族的憤激を巻き起しております。「国連協力の限界はどこまでか、朝鮮出兵も含めてか」と、主婦までが新聞に投書している有様である。
農地改革の成果も、その後の対策を誤り、法の運用を誤ることによつて、民族の混乱と、むだと、同胞間の嫉視対立のほか何ものをも得られないことを、歴史はわれわれに物語つてくれているのであります。すなわち、農村の民主化を目ざしながらも、まつたく逆の効果となることをわれわれはおそれるのであります。
日本共産党は、この農民の革命的土地改革の要求に対し、この実現に向つて、民族解放、民主統一戰線の強化と発展をはかるがゆえに、この農民的土地改革を抹殺し、戰後のごまかし農地改革をもさらに輪をかけて反動的にするこの新農地法に対し、断固反対するものであります。(拍手)
この国民外交を弾圧し阻止しようとする吉田政府の反動政策に対する国民の憤激は、遂に五月一日のメーデー、五・三〇のデモによつて、民族的な怒りとなつて爆発し、さらには明日から第三波ゼネストによつて、ますますこの憤激は、拡大され、深められようとしておるのであります。 このように、岡崎外務大臣と吉田の外交コースは、日本の国内においてはまつたく人民の反撃を受け、孤立化されるに至つたのであります。
○齋藤(昇)政府委員 私どもは、民主的な方法によつて、民主主義の確立によつて民族の繁栄と幸福と世界の平和をこいねがいたい、こういうように考えておるのであります。