飛行機で空中を七回まわりまして、アメリカの軍人さんが一生懸命になつて毛布を三十梱落した。それをみなもらつて自分の宿に持つて帰つて寝ているわけです。飛行機が現に輸送に使われており、またビラをまいたり、メツセージを與えたり、視察ということに具体的に使われておるわけです。でありますから、通信機関の整備ということと同時に、飛行機の整備、あるいは飛行場の整備ということが必要だと思います。
○政府委員(田邊繁雄君) 御意見承わりましたのでありますが、手段といたしましては、残つている外套だけでも何らかの方法によつて引揚者に配給してやるということは御尤もでありますが、これは引揚者の御都合によつて毛布と替えようという方法もあるのでありますが、これは実際問題として困難であります。
また一面聞きますところによると、ふとんは無償で配給するが、毛布は有償であつて、一枚九百圓、そうして毛布が三枚一組、ふとんは上下一組で、ふとんは無料であつて、毛布があたつた人は一枚九百圓で買わなければならぬ。ところが引揚者は一體いくらもらつて歸つてくるか。千圓より許されないとすればその人たちの九百圓の毛布を買わせるのか、この點私は伺いたいのであります。