1954-11-11 第19回国会 参議院 通商産業委員会 閉会後第14号
で、もつとその中小企業に仕事を与えたらいいのじやないかと私は思うのでありますが、曾つて日銀の一万田総裁が、庶民住宅を建てて、中小企業の製品に対する需要が殖えるような途を講ずべきだと、こういうふうに十月二十八日附の朝日新聞に書いておるのでありますが、これは御覧になつたことだろうと思いますが、大蔵大臣は又一万田総裁を嫌つて、何かやめさせるようなことになつておるのですが、こういうことを言われて、総裁の発言
で、もつとその中小企業に仕事を与えたらいいのじやないかと私は思うのでありますが、曾つて日銀の一万田総裁が、庶民住宅を建てて、中小企業の製品に対する需要が殖えるような途を講ずべきだと、こういうふうに十月二十八日附の朝日新聞に書いておるのでありますが、これは御覧になつたことだろうと思いますが、大蔵大臣は又一万田総裁を嫌つて、何かやめさせるようなことになつておるのですが、こういうことを言われて、総裁の発言
払われた資金の一部は農民自身が使いますし、又いろいろな方面に使われることもございまして、借金の支払に使われる……ちよつと今数字を持合せておりませんが、約三百億近い農手がある、これは口銭に入つておる、これを返さなくちやならない、これは信連、商中の段階でもやはりずつと系統的に上へせり上つて日銀に入つて来ます。
ここらの判断はやはり日銀からの信用供与、つまり今までの実績が、非常に預金に対して日銀からの借入が多いか少ないかによつて、日銀が個々に判断して行く。それから各市中銀行の本当の腹はどうか、つまり高率適用の、逆になつてもやはり借りたいという気持が強いのじやない外というお話でございますが、これは私が申しますのは非常に特例でありますけれども、或いは市中銀行の最高首脳部のどなたかに聞けばわかると思います。
即ち米国余剰農産物の購入に伴い、日本政府によつて日銀内の米国特別会計勘定に積立てられる円資金に関し、米国政府がその二〇%を日本の工業の助成その他日本の経済力の増強に資するため、日本政府に贈与することを定めた経済的措置に関する日米間の協定に基きまして米国政府から贈与される当該円資金を以て経済援助資金を設けると共に、その経理を一般会計と区分して行うため、経済援助資金特別会計を設置することといたしておる次第
銀行が資金を貸付をいたしまして、手形を業者から銀行の方に持つて参りますと、その手形をさらに銀行から日銀に持つて参つて、日銀でこれを割引く、あるいは担保として金を貸すというふうなまわり方をいたしまして、結局貿易手形と同じような扱いでもつて、日本銀行も十分な資金を流す建前に相なつております。
○大平委員 いい機会ですから、ちよつと資料をお願いしたいと思うのですが、預金が減つて日銀から締められて、銀行の方の手元も非常に楽でないということはわれわれもよく承知しておりますが、最近聞くところによりますと、地方銀行は預金を中央に持つて来まして、貿易金融等にあやかつておるというようなことも聞きます。
その中で、日銀の金融政策に負荷されるべき一部を国庫の余裕金のうちから一部市中にこれを預託することによつて、日銀の市中貸出しというものとの調和をはかり、かたがた特に日銀と取引のない中小金融機関に対しては中小金融を打開して行くという観点から、余裕金の一部を指定預金としてまわして来た、こういうのが従来からの指定預金に対する考え方です。
そこでくだくだしいりくつは省略いたしますが、緒方さんにお尋ねするのは、今問題になつておるオーバー・ローンというものの解消の問題が自由党並びに閣議で問題になつて、日銀との協議の結果、一応たな上げされたように見えますけれども、しかしこのオーバー・ローンを解消するにあたつて、一応オーバー・ローンを解消したが、現行の金融政策で行きますならば、民間の銀行の貸出し能力というものがふえて、再びオーバー・ローンに逆転
それからいま一つ聞きたいことは、オーバー・ローン解消の問題でありますが、これが今日たいへん問題になつて来ておつて、日銀でもいろいろ反対の意見もあるそうでありますが、とにかくこれは結局においてオーバー・ボローイングの解決にはならないといこと、これが反対論の基調だと思うのです。言いかえれば、資本の蓄積による本格的オーバー・ローンの解消にはならぬというのが反対論の論拠だと思うのです。
手数料、或いはコストも賄えない、こういうような状態にすることによつて、日銀からの借入を抑えて、更にその上に参りますと赤残ということをいつておりまして、これはもつと懲罰的に高い金利を日本銀行は取つている。こういつた複雑な制度をとつております。
この重大な問題はどこから起つて来たかというと、自由党吉田内閣の自由放任主義の結果から破綻の極度に来てしまつているのであつて、日銀なり大蔵省は先ほど言うようにこれを引締めておる。これは消極政策だから外国に打ち勝てる実力はそれでは出て来ない。
又、すでに今日でさえも日銀支店長は曾ての軍管区司令官のようだと言つて、日銀横暴に対する批判が厳しいが、金融引締めによつてますます甚だしくなると思うが、蔵相はこの点を如何に是正して行こうとするか、お考えを承わりたいと思います。 最後に、綱紀問題について首相に質したいのでありますが、吉田内閣五カ年間における大きな失政の一つは、社用族を横行さしたり、公用族を跋扈跳梁させたことだと思います。
○春日委員 龜山さんに伺いますが、ただいま日銀総裁に伺いましたいわゆる信用保証によるところの貸出しに対する手形、これが今回日銀の担保手形になり得るそうでありますが、これによつて日銀から大体どの程度の借受がさらに加え得るか、その金額をひとつお示し願いたい。
第二に、もう一つ伺いたいことは、日銀の政策委員会は、御承知の通り終戦後いわゆる総司令部の意図及び指示によつて、日銀の金融というものに対する方針を基礎としてこの委員会ができておることは、争うべからざる事実であると私は承知いたします。で、昨日来、米国副大統領が参りまして、日本のこの武装解除をいたしたことは誠に間違つておつた。誠に相済まなかつたということなんです。
すなわち、わが国産業経済の中に占むる中小企業の地位ば、従業員数一千万人を数え、総事業所数の九九が%これに該当し、かつ工業総生産の四八・五%はこの中小企業の貢献によるものでありますが、この中小企業の代表を除外した会議によつて、日銀法にいう国民経済の要求するところの日銀政策がはたして正確に樹立できるでありましようか。今日、大企業に偏重する日銀政策への非難にいよいよ高潮しつつあります。
今御指摘のような市中銀行から借りて来るという問題については、その目的とその金利の額ですね、この二つが問題だと思うのですが、これについては私は市中銀行といたしましては、どうせ大蔵省が中に入つて日銀が尻をくくる体制でなければ市中銀行は貸さないと思うのです。多くの場合貸さないと思うのです、実際問題として。だから私はその用途についてはもういいのじやないか。
従つて銀行というものがみずからよく反省をして、単なるお互いの預金競争、その他の競争にうき身をやつさないで、今日の日本の置かれた状態、あるいは日本の今日のインフレに対する対策その他をあわせてお考え願つて、日銀総裁と同じような気持になつて、各銀行の末端まで、このインフレ抑制に協力されるべきだと私は思うのでありまするが、総裁の御所見を承りたいと思います。
これは余裕金で、その余裕金の運用は輸出入銀行法によつて日銀に預けるか、国債を持つか、或いは資金運用部資金へ預託するという、こういう三つしか許されておらない。従つて国債だから何でもいいじやないか、こういうことになつているらしいのですけれども、一体食糧証券を持つことが輸出振興にどれだけ縁があるのか、殆んど意味をなさないと思う。
○石村委員 今度の長官の演説を見ますと、今年度もかなり明るい見通しのようで、そのように行くとたいへんけつこうだと私も考えておりますが、せんだつて日銀総裁が京都で、物価が急騰して米たら金利も引上げなければならぬ、そういうようなお話があつたのです。これは前途に対する審議庁の見通しと大分違つた見通しのように思いますが、長官としてはこの日銀総裁の車中談というものと反対に考えておいでになりましようか。
従つて日銀というものに依存をするところの者は、これは中小企業も含まれ、勤労大衆も含まれなければならぬ。従つてこの日銀の金融政策というものに、中小企業者の意見、勤労大衆の意見があわせてその政策の中に盛り出されて来なければならぬと思う。
そうしますと、ここにこれを悪意に解釈いたしますと、——いささかひねくれて解釈いたしますと、たとえば何かのためにする考えでございまして、あるいは大蔵省以外のものが大蔵省の職員なりと偽つて日銀に参り、それで日銀の係官をして、むぞうさにかぎをあけしめ、しかも自分がその封印を切り、ほかのかつての名前でその判を押して帰つて来ても、これはわからぬことになりはしないか。