1952-06-12 第13回国会 衆議院 本会議 第53号 武裝警官のピストルで、背後から心臓を貫く一発によつて即死して、大衆の手によつて新京橋診療所にかつぎ込まれた高橋正夫君の遺骸は、急いでかけつけた両親や兄弟が遺骸に手を触れることも許されない。泣いて待つているにかかわらず、五月一日の午後三時から少くも九時まで六時間以上も放置してあつたのであります。しかも、診療所の廊下には、京橋署員が一ぱいいたにかかわらず、鑑識を呼ぶという努力を少しもやらなかつた。 風早八十二