1954-03-18 第19回国会 衆議院 行政監察特別委員会 第11号
○脇阪証人 三重県の山林の水増しと申しますか、それによつて政治献金をしたと井上氏が書面を出しているということは聞いております。その場合に、それではなぜ内訳をもつと追究してやらぬのかということでありますが、私はその調査した人の気持は知りませんが、私とすれば、あるいは寄付をしたということであつて、それがはつきり寄付金ということになれば、一応そのときの所得をきめるについては損金にはむろんなりません。
○脇阪証人 三重県の山林の水増しと申しますか、それによつて政治献金をしたと井上氏が書面を出しているということは聞いております。その場合に、それではなぜ内訳をもつと追究してやらぬのかということでありますが、私はその調査した人の気持は知りませんが、私とすれば、あるいは寄付をしたということであつて、それがはつきり寄付金ということになれば、一応そのときの所得をきめるについては損金にはむろんなりません。
そういうものが土台になつて政治献金が行われる。開銀にしても七分五厘の金利を五分に下げて、そのうち三分五厘を金を借りた人が払つて政府が一分五厘の利子を補給する。まるで国民全体から取上げて来る税金で船をこしらえているようなものである。そうして一年間一割以内しか利益が上らなかつたという船船会社から届出があつた際は、その届出を中心にしていろいろな恩恵を受けている。
せめてこういうように落着きましたならば、納得の行く処分、それから国の経済の発展のために寄与する処分方法をとらなければ、一部の人たちが利益を得て、それによつて政治献金が多く集るというようなことに利用されることは絶対に慎んでもらわなければならんと思います。この点大きな問題であるのでお考え願つて、あなたのほうで早く時間を作つて、いつ出席するということを通告して下さい。
日発の工事請負人からのリベートの問題、それからそれらによつて政治献金がなされたかどうか、こういう問題に対して、あなたは政治献金の事実はなしとはつきり言い切られましたが、あなたの最初の証言の冒頭には、私は技術者であつて、土木関係の技術面のみを要するにこの日発でやつておるのであつて、経理の方面とか、その他の方面のことについては一切私は関知しないものであるという前提のもとに証言なさつた。
○篠田委員長 従つて、政治献金もしておらぬということですね。
○篠田委員長 それから日発は工事関係業者あるいはメーカーというものからリベートを受けて、そのリベートによつて政治献金をしたというのが今度の考査委員会の動き出した原動力になつておる。それで工事請負額が大体四十億であるから、一〇%のリベートとしても、四億円くらいの金が日発にもどつて来ておる。