1954-05-31 第19回国会 参議院 法務委員会 第51号
けれども必ずしも地主階級非常に有利なものとばかりは申せないのであつて、強制疎開において成るほど僅かなものを頂戴したというお話もありますが、新宿の一例をとつてみますれば、やはり焼けておつたわけであります。新宿も強制疎開のあとに、同じ場所は焼けておつたというのが実情でありまして、無論当時とすれば金をもらつて、なかなかみんな疎開々々と騒いでおつても疎開するには金がかかる。
けれども必ずしも地主階級非常に有利なものとばかりは申せないのであつて、強制疎開において成るほど僅かなものを頂戴したというお話もありますが、新宿の一例をとつてみますれば、やはり焼けておつたわけであります。新宿も強制疎開のあとに、同じ場所は焼けておつたというのが実情でありまして、無論当時とすれば金をもらつて、なかなかみんな疎開々々と騒いでおつても疎開するには金がかかる。
○参考人(湯沢光行君) 私どものほうとしては、片つ方には借地権というものがなくなつていると、いろいろな考え方から言つて、強制疎開その他で以て調べました結果、ないということになつたために、片つ方の人の援助を受けたわけですから、それはあとからできた借地権者というものにしなかつたならば、甚だ私どものほうとしては相済まない、売つた場合についても同様に、そういう借地権のないものとして売つてるんですから、そのことに
特にこの私の廻つた管内において、特殊な例としては、宮崎県の宮崎市の郊外にいわゆる青島部落というのがあつて、これは戦争中に沖繩及び南西諸島の住民が軍の命令によつて強制疎開をさせられたのであります。そこへ海外からの引揚家族が加わつて、昨年末には三千九十名の人間がおりました。現在住民の八〇%がその密造をして生計をやつておる。で密造の生産高は年産四千石を下らない。
○委員長(伊藤修君) 何かあなたのところが強制疎開を受けるとか受けないとかということで、土田さんにお世話になつて強制疎開にならなかつたというようなことがあつたのですか。
それで、それじや先程市長が盛んに言つておられますように、昨年の秋になつて、強制疎開せしめられたところの人達が急に騒ぎ出したのだという話でありますが、その事情を、今まで市長が、即ち昨年の六月十五日に芦田内閣の通牒に基いてこれらの土地は、政府が決定した方針だから如何ともいたし方ないというふうに述べておつたところに対して、内閣からはその市長の言明を否定するような通牒が来たのであります。