1954-06-03 第19回国会 衆議院 建設委員会 第38号
これを土地の形状と環境に従つて、広場、緑地、駐車場、道路、そういうものに利用する、こういうことで一切建物は建てないという方針でございます。
これを土地の形状と環境に従つて、広場、緑地、駐車場、道路、そういうものに利用する、こういうことで一切建物は建てないという方針でございます。
従つて広場にこれほど人が出て来るにつきましては、先は大混乱をしておつたことは当然想像されるのでありますが、この正門以内におきましては、群衆整理に対しまして、どの程度の警察官を動員されまして、どういう方法をとられたかお伺いしたいと思います。それから記帳の施設がただいまも申し上げましたように、非常に縮小されたという状況についても、この際お伺いしておきたいと思います。
八重洲口広場の問題でありますが、鉄道会館ビルは地下二階、地上十二階建のもくろみであるが、現在建築許可となつておりますのは七階まででありまして、これを十二階建とすると、前面広場を拡張しなければならないのではないかという質問に対して、国鉄及び東京都側の説明は、八重洲口駅前の幅員は四十メートル、これに広場を加えると六十六メートルになるから、十二階建、四十七メートルの高さの建物は建築基準法の制限内であり、従つて広場
なぜならば、今日東京都が本気になつて広場計画を考えるとするならば、金で片づけるにしても何で片づけるにしても、おそらくあれの埋立てにとられた債権の何倍何十倍を出さなければとうていああいうものは片づくわけがないということは、簡単に想像がつくことだと思うのです。それともあるいはそのほかに、どこかうまい地面が東京都において隠されておるというのかどうか。
しかしその点はそれでおきまして、次にお尋ねいたしたいのは、今のお言葉にもありましたように、かりに八階という建物を許可してそれで建設される場合と、十二階が許可されてそして十二階建があそこに建築される場合とでは、おのずからこれは都市計画法によつて広場の面積に相違を生ずることは当然であろうと私は思う。
今の鉄道会館のあの建物の面積か全部なくなつて広場になつても、なおB案くらいだけの取除きを必要とする、こういう御意見なのです。そうすると、あれが今そのままであるとすれば、あんなことでは済まなくなるという意見になりませんか。その辺はあなたはいかがですか。
現に都内各停車場付近はいずれも都市計画によつて、広場新設のために実に住民の多くは幾何百年かの愛惜を犠牲にして、涙ながらに立ちのきを余儀なくされている現状であります。そのために多くの悲劇をさえ生じつつあるほどであります。
そのために、そこに集まつて広場にすわり込んでおりました者が四十七名ばかり死にまして、そして負傷者が多数出たのであります。この事件は、向うの新聞によりますと、いわゆる脱柵逃亡を試みたので、それを撃ち殺したのであるということになつておつたそうであります。私にこの情報を入れました者は、昭和二十一年の二月に復員をいたしました。