1954-09-09 第19回国会 参議院 経済安定委員会 閉会後第5号
ところが現在の海運会社の経理状況が非常に悪化いたしておりまして、開発銀行に対する金利はこの前の国会で申上げましたように滞つて、従つて市中銀行から借りている金に対する金利が非常に滞りの額が多い、或いは金利として払つているかも知れませんが、その半分は運転資金として借りまして、運転資金の借入が非常に多い、そこで市中銀行としては、現在のような船会社の経理状況ではこれ以上貸せない、殊に金融引締めで手許の金がないのに
ところが現在の海運会社の経理状況が非常に悪化いたしておりまして、開発銀行に対する金利はこの前の国会で申上げましたように滞つて、従つて市中銀行から借りている金に対する金利が非常に滞りの額が多い、或いは金利として払つているかも知れませんが、その半分は運転資金として借りまして、運転資金の借入が非常に多い、そこで市中銀行としては、現在のような船会社の経理状況ではこれ以上貸せない、殊に金融引締めで手許の金がないのに
それによつて撒布した額の何分かを回収するということによつて調節することは考えられるわけでありますが、これは御承知のような、今のような金融市場の状況でありまするから、証券の操作によつて市中から資金を吸上げるということは、これはかなりむずかしいことであります。
初めは、ざつくばらんに申しますというと、できればこれは一般金融機関に、政府の何らかの措置によつて金融枠を与えて、その金融枠を与えることによつて市中銀行等の融資をいたす、かねて業者が取引をしておられるところの銀行等もあるわけでありますから、そこの銀行の資金繰りを先ず考えてもらいたいということも実は考えたのであります。
併し安定政策がない場合に幾ら融資をしようと言つて市中銀行を押えてみても、或いは財政投資による預託金の増額を望んでみても、企業の安定性の見通しがないところにはそれは絶対にできない。そういう点を議論をして、それは尤もだということになつて話が進んだわけですから、一番もとを一つ確定して頂くということが必要だと思います。
それで硫安会社はたとえ二十九年度において財政投融資が減つて、市中銀行の貸出もまあ苦しくなつた。それでも二十八年度の成績を見ると、大して硫安の資金には影響がないのだというふうなのが日本銀行の調査で出ておるのです。あなたのほうとちよつと違うということにもならないでしようが、要するにこれだけ枠をきめて、そして貸してやろうといつておつたのに、実際借りた金は少かつた。二十八年度ではそういう数字が出ておる。
二、三の業者につきまして調査いたしましたところ、大体大事業者は自己資金によつて、自己の信用によつて市中銀行の自由な融資が可能だ。中小企業に対しては全然考えておらない。その中間にある大企業者の中で割合に機械を持つている業者にのみ片寄つた融資が行われるのじやないかというような懸念を持つております。
話はややこしいですけれども、日銀のドル・ユーザンスがだんだん期間が短縮されるに伴つて、市中銀行の金融がこれにくつつきまして、六箇月になつた場合に市中銀行が三箇月金融のめんどうを見る。五箇月の場合に市中が四箇月、四箇月の場合には同様に四箇月金融を見るということで、この一月までは、結局別口外貨の四箇月と市中金融の四箇月と八箇月の金融を受けておつたわけです。
その調べるところの資料をいやしくも開発銀行から出されておるにかかわらず、大蔵省は今日まで出さないでおいて、今日になつて市中銀行が信用をどうのこうのと言われる。町の銀行や船会社の営利を考えて、国民の血税はどうなつてもいいと考えておるか。これに対してあなたの意見を伺いたい。
もう船会社には担保余力がない、従つて市中銀行としてはもうこれ以上融資すると、銀行としてあるいは背任罪を構成するかもしれぬというふうなことが言われておる。開発銀行自体も担保余力がなくし貸せない、こういうことであります。一方において返還期が来てそれの返還を延期してもらつた、こういう会社に対して金を貸してはけしからぬじやないか、こういうお説がある。ところが海運会社全体がそうなんです。
従つて市中銀行は、補償契約が結ばれることを前提として船会社に金を貸すわけでございます。従つて政府がそのときの約束を破れば何でございますが、そのときに申し出た約束を守るとすれば、補償契約を結ばなければならないかと存じます。
私はこれ以上申し上げませんが、即刻御交渉を願つて、市中でもうけるパン屋のしわ寄せを子供が食わないようにひとつ御考慮願いたい。お示しになつたように五十億御要求になつても二十七億しか許されていない。その貴重な金でありますから、できるだけうまくパンを並べさせていただきたいということを私はひとつお願いしておきたい。
以上の理由によりまして本法案中特に公益性に関連ある天然ガス、例えば天然ガスのみによつて市中に供給しておる、ガス事業を営むものは別といたしまして、工場その他に用いますところの原料たる天然ガスに関しましては、第二十四条、第二十五条及び二十八条より三十九条に至る天然ガスに関する各条項を削除されたいというのがお願いでございます。
現に御指摘のように、中ザラその他の形で以て需要者の要求によつて市中に流通いたしておることも承知いたしておるわけであります。
それは二十九年度でもなかく市中融資がむずかしいのだが、三十年度になるといよいよむずかしくなつて、市中融資がつかなくなるのではないか、従つて国営という面に実際上追い込まれるのではないであろうか、こういうふうな趣旨でおつしやつたのではないかと思います。
造船、海運あるいは石炭その他の超重点産業は、当然開発銀行が中心であつて市中銀行が従たるべきものでありますが、そういう大蔵大臣の考え方で日本開発銀行の融資のわくを決定されて、二十九年度におきましても運営される方針ですかどうですか。これは問題の処理上非常に重大な結果になりますので、重ねてお伺いしておきます。
中小企業金融公庫等の金利をどういうふうにきめるかという問題、この政府の金融機関にもいろいろございますが、例えば開発銀行、輸出入銀行等の、まあいわば主として国の基幹産業、或いは大きな企業を対象としておるような金融機関から今こちらで御審議願つております国民金融公庫、或いは中小企業金融公庫のような機関までいろいろございますが、関発銀行及び輸出入銀行等につきましては、その法律の中にはつきり市中金融を補完する、従つて市中金融
それから八月十五日以降本年の三月末日まで、これが今度の利子補給によつて、市中銀行に対しては六分の利子、開発銀行に対しては一分五厘の利子、こういうふうになるのですが、この利子補給によりまして、私どもで申しておりますいわゆる第六次船までさかのぼつて利子補給をするということに相なりまして、この半年間の利子補給をする額が約十億程度だつたかと思います。
従つて市中から借りた金もあまり返していない。採算を比べますと六次以降非常に悪くなつている。この利子補給法案は議員提案でございますが、その前に私どもとしても、日本の海運が国際競争に耐えて行くためにはどうしてもその利子補給を強化しなければならぬ。その利子補給を強化する目標をどこに置くかというと、少くとも金利だけは払えるようにしてやりたい。
従つて市中銀行側がこうした二十九年度の国家予算編成及び今の国家資金のこの状態から見て、市中銀行として非常に大事をとることもまた当然ではないか、こういうふうに実は見ておるわけであります。
ただその保証によつて、市中銀行特に地方銀行が金融を円滑にするであろうと考えております。さらに今お話になりました数字は、私は年末金融についてこれがどうだということは聞いておりません。従いましてあとで調査いたしますが、ここではちよつと即答いたしかねます。