1953-07-11 第16回国会 衆議院 予算委員会 第21号
当然入るべきものを、外為設立の当時には入れずにおいて、そして講和のときにようやくこれを認めたとか、認めぬとかいうようなことになつて、外為にまわしたとかまわさないというようなことになるほど、それほどだれが怠慢であつたか、だれが不正であつたかというような部類に属すべきものだと私は思う。ようございますか。これはいずれも日本の国家の支出によつてできたところの債権である。
当然入るべきものを、外為設立の当時には入れずにおいて、そして講和のときにようやくこれを認めたとか、認めぬとかいうようなことになつて、外為にまわしたとかまわさないというようなことになるほど、それほどだれが怠慢であつたか、だれが不正であつたかというような部類に属すべきものだと私は思う。ようございますか。これはいずれも日本の国家の支出によつてできたところの債権である。
さような関係におきましては通産省において仕事をやつたという意味のことを一大臣が申されたのでございまして、先方が外貨債権として確認いたしました以上は、先ほど申し上げました通り、外為特別会計法によつて外為委員会がこれを処理せらるべきものと考えたので連絡いたしたような次第であります。
而もこれは予算に現われた帳面ずらのことであつて、外為特別会計、食管特別会計、見返資金、資金運用部資金等の金融財政面を通じまして、約六千億以上の財源を隠匿しているのであります。なぜ、これらの厖大な再軍備費目当ての財政金融政策を一方で強行しながら、一方、校舎建築費を出し渋り、なけなしの給食費をさえ大幅に削減するのであるか。
それからインヴエントリーの廃止によつて外為関係百六十二億、食管関係が百十億、公債の発行それから過去の蓄積の放出、それからインヴエントリーの廃止、こういうようにインフレになる条件が整つておると思うのです。インフレというのは急には起らない。
議長は安本長官でありますが、これは従つて内閣の意見をそのままに反映するのであつて、外為の意見を反映するものではありません。その中で而も私どもは投票権もないのです。これは大臣がたがお持ちになる。私たちは単に諮問委員として勧告権、意見を申述べるために、又全体を見ている人間、金を預つている人間としてこれは確かによい予算だということを申述べるだけに諮問委員として携つておるだけです。
○山手委員 大蔵大臣が久しぶりに出て来られて、私ども聞きたいことは山ほどあるのですが、まず最初に聞きたいことは、先般大蔵省が中心になつて外為と話合いをし、通産省の方を出し拔いたようなかつこうであのポンド措置をおやりになつた。大臣はいつか施政方針演説の中でもはつきり言つておるように、朝鮮事変後の備蓄輸入によつて、先般来全産業界の不況、困窮というものはきわめて深刻に現われて来ておつた。
又七百億の借入金は日本銀行から全額借入れるというようなことで、或いは多少誤解がありますが、日本銀行から借入れるほうは割合に少いのでありますが、国庫内の余裕金を振向けておりますので、この分が多うございますが、従つて外為会計といたしましては、七百億の借入は全部しておるという状況でございます。
それで又石原次長から申上げましたように、最近いろいろな措置を講じまして、余りにも急激な蓄積の起こらないように調整策をとつて参つているわけでございまして、その結果によりましては相当程度の効果を挙げますならば、一方この蓄積が減少し、且つ輸入が促進されますことによつて、外為にそのサイドから円が入つて来る。
従つて外為などというものはない方がいいという議論にまで発展してしまう。これはまことに老婆心的言い方であるいは失礼かもしれませんが、切実にひとつお考えを願いたい、かように考えます。
○有田(二)委員 了承したのですが、銀行局長にお尋ねしたい点は、外為委員会の存置ということは結局国会において決定される問題であつて、外為委員会が存置する限りにおいて、やはりそれに対して大蔵省としても十分協力し、進展さすべきものであると私は考えておりますが、前大蔵次官当時でありましたか、また前銀行局長当時でありましたか、遺憾ながら一つのトラブルがあつた。
○兼岩傳一君 併しそうすると、私どもの調査したこの二月二十日の政府対民間の支出が九百十三億の黒字であつて、外為を加えると千六百七十九億の赤字になるというこの数字は、僕のほうのは誤つた調査ですか。
○佐多忠隆君 予算と現実とのずれの問題の第三点ですか、外為の問題のお話があつたのですが、その場合に五百億では恐らく不足するだろうという御意見と、それから実際今考えている緊急対策その他を考慮に入れると、むしろ入超が予想しているよりも遙かに多くなつて、外為の円資金不足は、今予想しているものほどうまくなくなるのじやないかというようなお話があつたのですが、この両者の食い違いの問題は、どつちのほうをあり得べき
この半額になつている根本の原因は、インベントリー・フアイナンスによつて、外為特別会計の繰入れをつくるために半箇月分に減額せざるを得なかつたと伝えられている。
従つて外為特別会計に繰込まれるようになつております資金は、もう少し積極的に日本経済の発展拡充のために使つていただいたらどうかと思うのであります。外為特別会計の資金は、申し上げるまでもなく貿易関係の資金でありまして、非常に確実性を帶びております。また短期に回収できるものでありますから、従来のように日本銀行借入金でまかないましても、さして弊害のないものであると考えております。
これは先般外國為替特別会計が、その外貨を日本銀行へ現売先買するという操作によつて、その資金面に多少融通性がつくことになりましたことは大変結構であり、その操作のできます限りにおいては、さして問題とするにあたらないかも知れないのでありまするが、予算において百億来年の三月末まで繰入れるという面から、常にそういう予算によつて外為会計の資金繰りが制約を受けるという点に、輸出、輸入の面に多少の阻害を来たす虞れはありはしないかということを