1954-09-06 第19回国会 衆議院 通商産業委員会電気及びガスに関する小委員会 第3号
ですから翻つて国営にすれば、国民の負担なしに安い金が使えるかといえば、国営であれば、そのこと自体が国民全部の直接負担の上において経営されなければならなくなりますので、もちろん公式論的にいえば、よい面もたくさんございましようが、実際の運営の面とすれば、私はとるべきでない、利害得失の面からいつて、私企業である現在の形の方がはるかに効率がよろしいと私は考えております。
ですから翻つて国営にすれば、国民の負担なしに安い金が使えるかといえば、国営であれば、そのこと自体が国民全部の直接負担の上において経営されなければならなくなりますので、もちろん公式論的にいえば、よい面もたくさんございましようが、実際の運営の面とすれば、私はとるべきでない、利害得失の面からいつて、私企業である現在の形の方がはるかに効率がよろしいと私は考えております。
記 一、国営事業と密接に関連する末端の県営乃至土地改良区等の工事であつて、国営事業の進捗と併行して工事を進捗せしめるのでなければ著しく効率を害し、又は不経済であつて、特にその着工を緊要と認められるもの。
御承知のように、我が国における競馬の歴史は相当古いものでありますが、いわゆる馬券の発売を公認した競馬は、大正十二年に競馬法が制定された以来のことでありまして、その後変遷を経て、昭和二十四年六月、現行競馬法の制定によつて国営競馬及び地方競馬として再発足して今日に至つておるのであります。
むろん十一次以降につきましては、公募によつて国営の船舶海運政策を徹底的にやつて行くというような方向に移行すればよろしいのであつて、臨時の措置としては、民間融資にたよらないで、全額財政投資をもつて開発銀行が一時船主となつて発注をし、船舶を所有し、そして貸与するという方向が一番望ましいのじやないか。
これは敗戦後のああいう事態だつたし、連合軍の示唆によつて国営競馬に直したのであつて、われわれ国民の要望によつて直したのではない。一体民営でやつているものを国営競馬に直したのは、アメリカがやれと言つたからやつただけの話であつて、これについては今日議論もあるのです。やれと言わぬとか言つたとかいうような議論もあるくらいだ。
従つて国営の面と企業という面をどの程度調和させて行くかというところに、やはり当局も相当御苦心になつておるのだろうと思うのでありますが、何と申しましても、最近固定費の値上りというものはこれは相当大幅になつておりまして生活の面でかなり苦しい立場に立つておりますだけに、いわゆる民衆駅等で営業される方々が非常に不当な利益を挙げておるような印象を与えておつては、今副総裁は、国鉄料金の値上げ、そういうことも考えなければならんということまで
委員諸君の御意見によつていかようにも訂正できるでしようから、これ以上は大臣に伺いませんが、しかし競輪は地方のことであつて国営の今の状態とは違う。国家の直接の歳入になるのとは違う。競輪の方は地方の団体がとる金であつて、これは違うと思う。だから今度の競馬法に関するものについては、そういうふうな規定を法律に入れて一向さしつかえないじやないか、こう私は思うわけです。
大体はしかしこの競馬の沿革からいたしましても、国が競馬を主催するということでなく、やはり民間団体において長い間競馬が行われて来ておる、それが占領という異常な国情のもとでやむを得ず国営にしなければならないということで、従つて国営でやりますということは正常の姿でなく、まつたく占領から来た異例の措置であるわけですから、できるだけ早くひとつ国がこういうものの主催をするという責任をはずして、そして国がやはり監督
もつと露骨に申し上げますと、今日においては、非常に貴重な外貨を支払つて単に優良な競走馬を輸入するだけに終つて参りまして、それが日本の産業界に何らの益するところがないばかりでなく、むしろ特殊馬匹の向上のみに多大の経費を払われておるというようなことで、競技のための馬匹の改良というようなことになつて参りましたために、畜産奨励あるいは畜産振興という建前をすつかり没却せざるを得ない状態になつて、国営競馬をやめなければならなくなつて
昭和二十九年度農林省予算概要の第八番目にあります国営競馬の問題でありますが、国営競馬というものにつきましてはいろいろの議論があり、そして又機構の改革につて或いは行政整理の対象として人員その他についてたびたび新聞にも出、賭博行為であるというような関係からこれが民営に移されて更に廃止になるような状態にあつたのでありまするが、二十九年度もやはりこういうふうに出ておるということにつきまして、どういうお考えによつて国営競馬
これを説明員の林政部長にお尋ねするのは無理だと思いますから、これらの質問のあつたことをお伝え願つて、国営木炭検査についてはこの農産物検査法の仕上げと同時に、農林当局の意向を明らかにしていただきたいと思うのです。私の質問はこれで終りますが、御答弁をいただきたいと思います。あとは保留しておきます。
それを二十四年になつて国営の事業に移されたのでありまするが、町の財政が困難で到底町の費用ではそれを修繕することができない。
それは二十九年度でもなかく市中融資がむずかしいのだが、三十年度になるといよいよむずかしくなつて、市中融資がつかなくなるのではないか、従つて国営という面に実際上追い込まれるのではないであろうか、こういうふうな趣旨でおつしやつたのではないかと思います。
ところがずつと遅れまして、而も一切合切料金のほうへということになりますと、いろいろとそこに問題が起つて参りまして、そういつたことも併せて御勘考頂くことが必要なので、公労法だけを形式的にいじるということは却つて国営企業の能率を害するのじなないかと観測しております。
あまりこまかく単価等で縛りますこと自身が、結局において他力本願的な経営者の考え方を招来するゆえんであつて、国営企業がとかく非能率であるもとになるのではないか。かえつてそういつたわくを認め、しかも労使の努力がありますれば、それによりまして各個別的に自分たちの待遇もそれに従つてよくなつたり、悪くなつたりするという形に持つて行つた方が、国民経済的に見ましても、結果はよろしいのじやないか。
従つて国営検査と言いながら、実質的には各県ごとにおるところの検査員というものは、みんな別々の物さしを以て検査しておる。そういう結果、東京まで送つたものを、これは不合格であるから変えろといつたようなことをやつておる。これは国営検査の看板を掲げている以上非常に不合理なことである。国営検査を食糧庁みずからが否定しているようなものです。
我が国では八十年もの長きに亘つて国営を続けて参りました電気通信事業に対し、公共性を確保しつつ、一段と企業性を発揮せしめることによりまして飛躍的な発展を期するという理由を以ちまして、昨年十三国会におきまして、公共企業体制度に改革せられたのであります。
従いまして、そういうふうに分解して行きますと、結局私が言いましたような、極端な事例は、あらゆる附加価値といつたようなことまで判断せざるを得ないし、どこかそこに何とか一つの線が引けないかということに、小林委員も御苦労なさつて国営検査をお考えになつておるのじやないかと思いますが、どうも国営検査の性格というものから考えて参りますと、そこに線を引いた場合に、その線を引く議論を十分我々がこれはいいのだと言つて
我が国において七十年の久しきに亘つて国営を続け、先般の機構改革に際してもなお国家の厳重な監督下にある公共企業体経営方式をとり、且つ一部設備を民営に委ねたことはあつても、事業の一元的運用の原則に至つては終始一貫これを堅持し来つたのは、電気通信事業の本質上むしろ当然のことと言うべきであります。
公社になつて、国営でない公社が、加入者との自由契約に基いて、超過負担の契約が成立するということならば、これはこれでよろしいのです。ところが電信法十七条によつて、国有国営のときもこれでやつておつたから、今度もこれでやるのだというあなたの御答弁です。
御承知の通り先般の公共企業体等労働関係法の改正によつて国営事業が新しく、公労法の適用を受けることになりました。その中で、公労法第二条第一項第二号口に掲げてありますように、国有林野及び公有林野官行造林地の管理及び経営の事業が新しく公労法の適用を受けて参ることになつたわけであります。