1953-11-13 第17回国会 参議院 農林委員会 閉会後第3号
先ほどもどなたか長野県の例を挙げて問題にいたしましたが、今鬼怒川沿岸における農民がこの問題をめぐつて騒ぎ出しておりますのも、要するに灌漑用水の名の下に、事実上は農林省から予算を引張り出して、水力発電というところに狙いがあつて、水力電気を起そうというほうの人たちが中心になつてそれを推進しており、その関係上、鬼怒川の非常に冷たい水が直ちに運ばれて来て、その冷水によつて却つて収穫高というものを減じて行くような
先ほどもどなたか長野県の例を挙げて問題にいたしましたが、今鬼怒川沿岸における農民がこの問題をめぐつて騒ぎ出しておりますのも、要するに灌漑用水の名の下に、事実上は農林省から予算を引張り出して、水力発電というところに狙いがあつて、水力電気を起そうというほうの人たちが中心になつてそれを推進しており、その関係上、鬼怒川の非常に冷たい水が直ちに運ばれて来て、その冷水によつて却つて収穫高というものを減じて行くような
そういうような場合においては、当然澱粉を生産する場合におけるそれぞれの地帯における澱粉の原料いもの中に占める含有量等が問題となつて、非常に影響を持つて来るわけでありますが、今年は御承知のように冷害であるとかあるいは雨害であるとか——いもに冷害はあるいはないかもしれませんが、そういうような異常な気象条件によつて収穫高においても減収である。