1953-06-23 第16回国会 衆議院 本会議 第11号
労働法がばらばらであるということは、申すまでもなく、その解釈運営の上におきまして、とかく多数の労働者がその保護を受け、権利を主張する上について不便を来しまする反面に、この法を運営いたしまする、ことに官庁の場合におきましてはその支配的地位を握る人々の一方的な解釈によつて区々まちまちな運営を行うことになりまして、思いもうけない、労働法が労働者の権利を奪うような結果をたびたび招来いたしておるのであります。
労働法がばらばらであるということは、申すまでもなく、その解釈運営の上におきまして、とかく多数の労働者がその保護を受け、権利を主張する上について不便を来しまする反面に、この法を運営いたしまする、ことに官庁の場合におきましてはその支配的地位を握る人々の一方的な解釈によつて区々まちまちな運営を行うことになりまして、思いもうけない、労働法が労働者の権利を奪うような結果をたびたび招来いたしておるのであります。
これは別なんでありますが、それはそれとして、とにかく日本の業者というものが独占禁止法その他によつて区々ばらばらに切りさいなまれている、而も資本蓄積が少なくて弱体だ、そういうものがたくさんおつて、そういうたくさんいる業者に対して発注者はもう独占的な力を以て発注して来る、だから丁度、たとえて言えば痩犬がたくさんいるところにアメリカ駐留軍が来て肉をぶら下げて走つて行くようなものですから、博犬が息を切らして