1954-02-25 第19回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
そういうことによつて勤労者の生活にゆとりと潤いを持たせながら、その勤労者の生産意欲、生産力を一層高めるという大きな見地に立つて、住宅政策が押し進められておる。こういうことも当局は御承知だろうと思うのであります。しかるにこれに反しまして、吉田内閣の住宅政策を見ておりますと、実に手ぬるい。一体火災で年々焼失して行く戸数も相当な数に上る。
そういうことによつて勤労者の生活にゆとりと潤いを持たせながら、その勤労者の生産意欲、生産力を一層高めるという大きな見地に立つて、住宅政策が押し進められておる。こういうことも当局は御承知だろうと思うのであります。しかるにこれに反しまして、吉田内閣の住宅政策を見ておりますと、実に手ぬるい。一体火災で年々焼失して行く戸数も相当な数に上る。
従つて勤労者はまじめに百パーセント税を納めながら、而も納める人が非常に多くなつておる。これは戦争前と戦後との非常な大きな相違点ですね。そういうところが細かく分析されないで、ただ出て来た、役所で出て来た数字だけを根拠にして、賃金ベースの引上げは好ましくないのだ。
給与ベースの引き上げによつて勤労者の勤労意欲が増大し、米価の引上げによつて農民の増産意欲が増大いたしまして、まして生産の向上を見る場合におきましては、決してインフレになるものではないのでございます。むしろ、国民生活とは直接関係のない純粋な消費物資、たとえば保安隊その他の再軍備関係の諸経費こそ最大のインフレ要因であり、(拍手)あるいはまた二重投資、過剰投資こそインフレの根本要因であるのであります。
この予算に盛られてあるところのベース・アツプのための財源は、税収のはね返り百三十三億とか、既定経費、ことに公共事業費の削減とか、さらには税制調査会答申案中の減税の見送り、米の値上げ、運賃、郵便、電気料金の値上げなど、公務員、賃金労働者の負担加重の原因をつくつているものであつて、勤労者の生活の安定という点からも、また国民経済の健全化の点からも、無謀であると断定いたします。
むしろ自然増収によつて勤労者の税金は多くする。こういう国民生活の犠牲において、この予算が賄われるようなことになつているわけでして、結局防衛費を削らない限り、日本の経済、民生安定はあり得ませんし、又日本の国土建設は重大な危機に直面することは明らかであります。現在世界は平和の方向に向つておる。朝鮮休戦が行われまして、そうして世界の国際情勢、大勢は平和の方向に向つております。
やはり政治を実際に行う者の考え方からすれば、是正すべき余地があるとするならば、どこまでも是正するのがいいのではないか、国において不均衡であるものは、地方においてもやはり不均衡に相違ない、従つて勤労者の面からすればいろいろこういう意見が出るのであります。
所得税だけとつてみますと、把握の上から言つて、勤労者がかなり負担が大きくなつておるようですが、事業税というものを考えると、中小企業者の方に相当負担が行つておる。その辺が中小企業者が、把握の点においては相当不十分な点がありながら、しかも負担の面になると一番問題が多いといつたようなことなのじやないか。
従つて、勤労者に、多数団結し、その団結の威力を利用し、必要なる団体行動をなすことによつて、適性な労働条件の保持、改善をはからなければならない必要が生れて参りますことは、けだし当然であります。憲法はここに着眼し、勤労者の団結権ないし団体行動権を保障し、その精神を基調として、労働法がその促進、助成をはかるために生れたこともまた明らかでございます。
所得税が若干軽減を見ても、実際上にはやはり地方税が増加しておるようなことによつて、勤労者の生活そのものはやはり依然として税金の重圧下に置かれておるというようなことは、これは減税とは言えないし、国民の生活保障、生活安定という面からいたしますと、決してこれは政策の中に軌道に乗つておるというふうには言えないように考えます。
従つて、勤労者に多数団結し、その団体の威力を利用し、必要なる団体行動をなすことによつて、適正な労働條件の保持改善をはからなければならない必要が生れて参りますことは、当然であります。憲法はここに着眼し、勤労者の団結権ないし団体行動権を保障し、その精神を基調として労働法がその促進助成をはかるため生れたことも、まことに明白でございます。
従つて勤労者は適正賃金で最低生活は絶対に維持しなければならぬ。また税金も、再生産力も、文化生活の維持も含まれましようが、小売業者もその代償とするところの代金には最低のマージンは保証されなければならぬ。そして経営費なり、生活費なり、税金なり、子女の教育費なり、また事業の維持に関する種々なる附帯費等は当然あるべきものである、これが公平な立場でないか。
○柳田委員 そういうような間接的にまわりまわつて勤労者の福祉施設になるということを言つては際限がないので、そんなことではなしに、直接に法の第何条ですか、これにも出ておつたと思います。これも間接的な意味で書いてあるとは思われない。やはり被保険者の福祉施設に使うというならば、直接的にどういうものに使われているか、これをひとつ示していただきたい。
これによる税の減収は八百億円程度ということでありますが、この程度の穴埋めは各省予算のうち消耗物件費等の節約によつてまかなうことを考えるべきであつて、勤労者の生活保障は名目賃金の増加よりも、減税と低物価政策によることが妥当であることは言うまでもないところと存じます。勤労階級の生活の安定なくしては、間接侵略の不断の脅威の前に置かれている祖国の安全を守り通すことは困難であると考えます。
従つて勤労者の所得は、争議権の行使等によつて苦難のうちに僅かながらも物価の値上りに追随し、資本家側に遅れて購買力を漸くにして取得したという点を銘記しなければならないのであります。
○井出委員 さつきの総理の御発言は、何か労働者のスト権を否認をされてもするような、非常に高踏的な立場に御自分をお置きになつて、勤労者というものが何かやつかいなものだというような感じを私は受けたものでありまするから、お尋ねをしたのであります。政府は中労委にこれをまかせて、そのあつせんとか調停とかいうようなものにのみ期待をされておるようでありまして、この間まつたく無策に終始をしていらつしやる。
(「簡単だから原稿読むな」と呼ぶ者あり)勤労者の収入がふえたと……(「ポケツトから手を出せ」「手を出すより金を出せ」「もつと臍に力を入れて」と呼ぶ者あり、笑声)勤労者の所得から取ることばかりでなく、負担の……全体の増収であつて、勤労者からだけ取つたのではない。それで(「源泉所得だとさつき言つたではないか」と呼ぶ者あり)今回の減税で以て勤労者の負担は相当に軽くなつております。
これらの引例によつて、勤労者の生活水準が、国民生活水準の八六%に比較して、如何に低位に取残されているかということが証明されたものと思います。
かような国柄にあつて、勤労者が、毎年五月一日を期して勤労者の団結を固め、その威力を示すために、平和のうちに集会及び示威行進を行うことは、当然憲法第二十一條の保障する集会や表現の自由に包摂ざれることはいうまでもないが、更に勤労の尊厳についての勤労者の自覚を促し、それに対する一般国民の尊敬を高める意味において、公共の福祉にも適するものということができる。」こう言つておるのであります。
かような国柄にあつて、勤労者が、毎年五月一日を期して勤労者の団結を固め、その威力を示すために、平和のうちに集会及び示威行進を行うことは、当然憲法第二十一條の保障する集会や表現の自由に包攝されることはいうまでもないが、更に、勤労の尊嚴についての勤労者の自覚を促し、それに対する一般国民の尊敬を高める意味において、公共の福祉にも適するものということができる。」
従つて勤労者家計の苦境をこれが雄弁に物語つているものであります。これを金額にして見ますというと約三千円の増額でありまして、又東京都の調査によれば、給料生活者において銀行会社員と官公吏との対照を見れば、昨年五月においては約三千円、六月、七月のボーナス時期においては実に八千円前後、本年一月においてもなお四千五百円という開きがあります。