1954-02-09 第19回国会 参議院 労働委員会 第3号
こういう意味で、決して労力問題だけに、賃金にしわ寄せして、インフレの原因を賃金に持つて行つて、労働階級を苦しめ、或いはその生活内容の向上を無理やりに抑え付けるというけちな考え方は毛頭持つておりません。
こういう意味で、決して労力問題だけに、賃金にしわ寄せして、インフレの原因を賃金に持つて行つて、労働階級を苦しめ、或いはその生活内容の向上を無理やりに抑え付けるというけちな考え方は毛頭持つておりません。
皆がその気になつて、労働階級というものがあり、資本家階級というものが又あつて、この二つの階級が対立して行くというような考えを捨てて、お互に日本経済全体というものを睨み合せ、協調してこの危機を切抜けるというような気分になければ、これは悔を千載に残すのじやないかというふうな考えを持つておるのでございますが、まあ余り長くなるといけませんから。
(拍手)一体、政府は、このような反動立法を憲法と民主主義の名誉にかけて、撤回するか、或いは当該産業の社会化乃至経営民主化のため具体的措置をとることにより、労働組合の協力を得る努力を忘れて、ひたすら労働者弾圧に汲々とし、一片の通牒を発することによつて労働階級の納得と協力が期待できるものと考えて、本通牒を発したのであるかどうか。
このときに、全労働階級の協力なくして、法律によつて労働階級を拘束して行くのだというような従来の感覚によつて、経営者だけによるところの産業の発達というものは、断じてあり得ないということを私は申上げなければならないと思うのでちります。(拍手)こういう点に対して、このように追い込まれた段階に立つて、総理大臣並びに労働大臣はどのような考え方を持つておられるのか。
そうしてこうした政策は却つて労働階級、従つて産業界にストライキ、そのほか非常な不安を誘発することとなるのではないか。そして憲法を改正し、高等法院を乗り越えるような方法が実現されるためには、強大な力を以て国民の支持を強制せねばならないことになるが、こうした強制は却つて国民の間に深い溝を掘ることにならないか。
労働法規の改悪その他によつて、労働階級が多くの点で拘束せられるようになつて参りました。 今回の労働関係法規の改正も、ただいま私が述べました国際的、国内的情勢の中から、強烈に大きな力に刺激せられて、必然的に計画的にこれが産物となつて、われわれの前に本案の形で出て参つたのであります。(拍手)私は、こういう観点に立つて、本修正案の趣旨説明をする社会党の基本的態度を簡單に御説明申し上げました。
労働法規の改悪その他によつて、労働階級が多くの点で拘束せられて行つておるのは事実でございます、私は、今回の労働関係法規の改正も、ただいま私の述べました国際的、国内的情勢の中から、好むと好まざるとにかかわらず、国外の権力が中心になつて強引に押して来るところに、必然的に、計画的に生まれて来る産物であると思う。非常に日本は危険な状態に立たされております。
従つてそのような方法によつて、労働階級を初めとする大衆が、政府に対して政治的な意思表示をする、あるいは政治的な抗議をする、そのことを整然行わしめるような施策がなぜ持たれないのか。むしろ警察官憲があごひもをつけて、いわゆる武装をして、これに立ち向うというものものしさが心要なのか心要でないのか。私はむしろ心要でないと思う。
そうして第四に、最近司令部の労働課のスタンダー女史がおやめになつてアメリカに帰られるときに、最近の日本政府の労働政策の反動化というものは実に重大な問題である、自分はアメリカに帰つて労働階級にこのことを訴えたいというように述べておられる。
○羽仁五郎君 労働大臣は曾つて新聞界にもおられて、そういう点において社会的良心のない人じやないと私は思うのですが、例えばこの部屋を眺めて見ましても、ここにかかつているこの立派な額、こういう時代の日本の労働階級がどういう待遇を受けていたか、世界のいわゆる富んでいる国が、必ずしも労働階級の生活を保障しているわけじやないし、貧しい国だからと言つて労働階級の生活を保障できないということはない。
○佐多忠隆君 それじやその点についてとくと一つ御研究願つて、労働階級の、勤労大衆の生活を守る要求を労働大臣として強く出して頂きたい、こういうふうに希望して置きます。 次の問題は、労働者住宅の問題でありますが、住宅問題には労働者、勤労者が非常に悩んでいることは、ここで私が縷々申上げるまでもない。
と申しますことは、1御承知のように一昨年公労法ができまして、公社が独立するというその経過、またその規定を見ましても、罷業権は持たないが、公労法という法律によつて、労働階級の主張あるいはいろいろな希望等は、法的に確認されておるわけなんです。
これは、明らかに吉田内閣の破壊改革によつて、労働階級の生活がこれ以上に窮迫し、これに対する闘争が激化する、これを予定し、これを鎮圧しようとする政治的意図に基くものであるということは明白であります。 さらに政府は、国鉄、全通等の統一派を首切つて、民間うを育成しておるのであります。これは單に鈴木労政や日経通だけの方針によつて行われているものではないと考えるのであります。
(拍手)労働運動、過激、挑発的傾向より、逐次合法手段によつて労働階級の利益の保護増進に努めんとし、穏健なる歩調をたどつております。わが政治経済の安定は、自然連合国の好意と期待とを持つて迎えられ、対日講和の機運を醸成しつつあるは、諸君のつとに感知せらるるところと信ずるのであります。
従つて労働階級があらゆる鬪争をするということは、非常に不都合ではないか。
若し今度の予算が強大なる産業計画を抱いておつて、労働階級の間に一年すれば、或いは二年すれば、或いは又三年すれば、これだけ日本の産業計画は進行し、国民生産は向上するに違いないという、さような輝かしい希望を抱かしめるならば、今日ドツジ・ラインに現われております低賃金政策というものにも労働階級は決してこれを徒らに拒否するものではありません。
從つて、労働階級の要求するような一切のことを、特に現在の吉田内閣は否定いたしまして、ただ單に、こういう法案は民主党や社会党がこしらえたと言いながら、ほんとうはそれに喜んで便乗して、強硬にこれを突破しておる。從つて、吉田内閣が、この法律案によつてその反動性を完全に暴露したということを私は特に強調いたしまして、本案に絶対反対の討論をいたす次第であります。(拍手)
從つて労働階級は労働大臣にある程度まで期待を寄せなければならないような関係に、たとえば今回のこの労働関係法にしましても、置かれておるわけでありまして、その期待を寄せなければならない関係に置かれておる労働者の立場から、労働大臣が労働者の立場から、閣議その他機の関において意見を強く持つてくださるということであれば、当然ここに労働階級としては一つの頼みを失うことになるわけでありまして、こういう点についても
○野村公述人 お答えいたします第一の点につきまして、日本の戰後における労働者の権利を取得したのは、これは與えられたものであつて、労働階級がとつたものでないというようなことでありますが、なるほど現象的具体的に見ますとそのような形になつております、しかし私が先ほど申しましたのは、こういうような労働者の基本的権利を獲得することは、日本の労働者だけで達成する問題でなくして、世界の労働運動の上で達成して來たのである
これはあたかも、政令第二百一号の発布によつて労働階級を抑圧するのと軌を同じくするものでありまして、この反動攻勢こそ、日本の民主化を阻害し、憲法を蹂躪するものにほかならないのであつて、司法当局は、何ものにも動かされることなく、公正妥当、いわゆる司法権の独立と憲法擁護の立場から、不当彈圧、不法勾留を即刻停止するとともに、適当の措置をとられんことを要求するものであります。
從つて、労働階級がその権利を行使することは異議のないことでありますが、しかし憲法第十二條には、「この憲法が國民に保障する自由及び権利は、國民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、國民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。」という規定があります。この規定の面より、ある程度の制約を受くべきだと私は認めなければならぬと思うのであります。