1954-04-13 第19回国会 参議院 農林委員会 第25号
特に私はこういう問題につきましては、曽つて内灘問題その他内地府県に往々起つておりますような見にくい運動をすべきものでないというようなことから考えまして、政府の根本的な方針はどの辺にあるかということをお聞きしたいのです。実は日高の門別地区に上陸演習のために演習場を是非設置したいという要求があつた。
特に私はこういう問題につきましては、曽つて内灘問題その他内地府県に往々起つておりますような見にくい運動をすべきものでないというようなことから考えまして、政府の根本的な方針はどの辺にあるかということをお聞きしたいのです。実は日高の門別地区に上陸演習のために演習場を是非設置したいという要求があつた。
従つて、内灘及び関根に今しぼられております二つの閣議決定を見た演習地が、二つとも大きな反対抗争がある。これを外務大臣初め伊関局長あたりも、外部からの扇動ということを非常に強調されておりまするが、この外部の扇動をいくらいたしましても、地元に用意がなければそんな反対は起つて参りません。
殊に昨今造られましたその武器が保安隊によつて内灘でぶつ放されておる現状においては、そのことは憲法に副わないのではありませんか。それをお伺いしたいと思います。
私は内灘の問題を単に例にとつただけであつて、内灘は現在国有地を接収しておる、それに付随した民有地を接収するかしないかという問題ではなしに、先ほどの答弁から行くと、国有地であるからやつたというお言葉があつたから、国有地だからやつたので、爾後その他にも起るかもしれない演習地の接収の問題については、国有地以外はおやりにならないと確認してよろしいか、こう私は申し上げた。
そういう意味において内灘を欺き、また今日保安隊だ保安隊だと言つて、やがてどかつと設備の整つたときに駐留軍を持つて来て、地元民を一方的に抑圧して、そうして地元民のこの血の叫びを無視してにわかにそういうことをやられないとは断言できないわけでありますが、政府は道義を重んじて、しかも今の理事者の声をお聞きになつて、内灘のような裏切り行為は少くもやらないというようなお気持でございますか。
他へ移転しようとしまいと、これは別でありますが、私どもの聞くところによりますと、四箇月は試験的な意味でなくて、四箇月限つた、それ以後はやらない、もしそれ以後継続して日本として必要ならば、青森なりその他の地区へ持つて行つて、内灘には決して迷惑をかけない、四箇月以上は決して使わないということを特に主張されて、地元の方がようよう了承されたと承つておるのでありますが、その事実はどうですか。
従つて多年の内灘の希望であるこの干拓によつて内灘の了解を得たいというように政府が考え出して参つたのであります。ところが政府のほうが事務当局にその点について打診をいたしましたところ、当初二、三十億と思われておつたその計画が、事務当局から出て来たものは百五十億の案が出て参つたのであります。これがために政府においても、さすがにこの百五十億を呑んでまでこれをすることができなくなりました。
勿論日本国民でありますので、いろいろな点も多少何はありますけれども、従つて内灘の態度如何によつて私の態度を私はやつておる。ただ最近私がいろいろなふうに、青山さんがどんな記事でそういうふうに考えられるかは知りませんけれども、県会等の協議会等ではつきり言つておることは、要するに共産党並びに共産党とは一線を画せ、それから赤旗ということは私は嫌いだ。
これによつて内灘村民の心から怒りを買つているにかかわらず、外務大臣は何と言つた。外部から扇動するものがあつてやつている。何を一体ほざいている。あなたに言うてもしかたがないけれども、実に憤激にたえない。事の実情を調査せざること実にきわまれり。そんな実情ではありません。
従つて内灘の補償につきましては、十分になお調査する必要があると思いますし、特に基本をなします国有地の関係が、農林省の所轄で訴訟上の問題にもなつており、特に第一審は石川県の農地委員会が勝つておるようにも承つておりますので、私はさらに農林大臣にひとつ御出席を願いましてその点を確めたい。
第一に、政府は先に使用期限は四カ月と約束したが、この約束をみずから破つて、アメリカ側の要求に従つて内灘村試射場をアメリカ軍に今後も引続き無期限に使用させるつもりであるかどうか。なお聞くところによりますれば、今日の閣議においてこの問題をきめて、六月一日から淀川再開という話も聞いておりますが、果して使用再開を強行するかどうか。この点の明確なる御答弁を願いたいのであります。