1954-09-15 第19回国会 衆議院 外務委員会 第59号
○岡崎国務大臣 これはしばしば言う通り、経済とイデオロギーとはわれわれは別だと考えておつて、イデオロギーは違つても、経済の交流ということはでき得るものだと考えております。従つて、原則的に言えばそれはできることであります。
○岡崎国務大臣 これはしばしば言う通り、経済とイデオロギーとはわれわれは別だと考えておつて、イデオロギーは違つても、経済の交流ということはでき得るものだと考えております。従つて、原則的に言えばそれはできることであります。
先ず両国が日本を敵国関係に置かないというところから友好関係は生ずべきであつて、イデオロギーが違うからその国とは交際しないというような、けちな考えは持つておりません。
イデオロギーの戰いはイデオロギーの論爭によつてのみ解決せらるべきものであるが、力によつてイデオロギーの爭いを解決することは、國際的にも國内的にも所詮不可能な問題である。
諸君だつて、イデオロギーはもつておる。資本家的イデオロギーをもつておるのだ。從つてわれわれは、イデオロギーを攻撃するのではなくして、どのイデオロギーがこの國難を救い得るかを、われわれは考えなければならぬのである。すなわち、國営人民管理をもつて初めてこれは成功するのである。すなわちこれは、國営を前提とするところの國営人民管理をやらなければならぬ。